Vancedの後継「YouTube ReVanced」をManager経由で手軽に導入してみる

Android

Pixel 6にぶちこんでいるYouTube Vancedでオフトゥンと同化して動画視聴中に、前より表示される広告の量が増えてきたのとVanced自体は既にお亡くなりになっていて、そろそろ頃合いだと感じたので「YouTube ReVanced」を導入することにしました。

「YouTube ReVanced」について

YouTube ReVancedは、限りなく黒に近いグレーアプリで結局お亡くなりになったYouTube Vancedの後継(後釜)として開発されたオープンソースアプリです。

雑に言えば「個人利用であれば”自分で”アプリを改造する行為は問題ない」という理論武装を引っ提げて、逝ったVancedが蘇ったような具合。

ReVanced Manager登場前はapk配布が無く自分でビルドしないと導入できなかったみたいですが、Managerがリリースされたためスマホ単体でお手軽に完結できるようになりました。

拡張版的な位置づけのフォークアプリ、ReVanced Extendedもありますが…YouTube Vancedから乗り換えて従来通りの使い方をするだけならReVanced(無印)で良いと思われ…です。

【要件】

  • Android 8.0以降
  • ARM v7(Snapdragon 805辺り)以上のSoC(4~5年以内のSoCなら多分ほぼ気にしなくて良い)
  • 非root権限デバイスではVanced MicroGが必須

【参考元】

ダウンロードリンク

【ReVanced Manager】

【YouTube apk(Google LLC)】

【Vanced MicroG】

導入

ReVanced ManagerとMicroGのインストール

GitHubから、直近でリリースされているReVanced ManagerとMicroGのapkをダウンロードし、デバイスにインストール。

尚、YouTube Vancedから乗り換える場合はアカウントのログイン等の手順を省略可能なため、余程Verが古くない限りインストール済みのMicroGはそのままで問題ないです。

ReVanced Managerでパッチを当てる

ReVanced Managerを起動し、更新がある場合は更新して下さい。

”Patcher”へ移動し、”Select an application”を選択。

公式のYouTubeアプリのapkを配布サイトからダウンロードし、ストレージから選択。パッチするapkのバージョンはReVanced Manager側に合わせた方が無難です。

apkを選択後”Select patches”をタップし、サーチバーの右側にあるアイコンをタップして全てのパッチを選択。選択後”Done”→”Patch”をタップしてパッチを当てます。

個別に当てることも可能ですが、正直当てない理由も無ければ特別外した方が良さそうってパッチも(わから)ないので全選択にしてます。

開始するとReVanced Managerが何やかんやしてくれるので”Finished!”と表示されるまで待ちます。

”Finished!”後、Installが表示されるのでタップ。

パッチしたYouTube ReVancedがインストールされます。Managerとアイコンが共通なので紛らわしかったら変えた方が良いです。

パッチ後のYouTube ReVancedのapkは”︙”をタップし”Share APK”や”Export APK”を選択後、共有や内部ストレージへの保存が可能です。

使ってみる

ほぼYouTube Vanced

手順省略にVancedで使用していたMicroGそのままでReVancedを入れたので、最初からログイン状態になってます。(まぁ当然と言えば当然ですが…)

設定とか操作感はほぼYouTube Vancedって感じで、公式アプリベースなのでVanced同様違和感ないです。

開発終了したのでしょうがないとはいえ…YouTube Vancedだと最近はホームとか関連リストの上ら辺にクソデカ広告が出てましたが、ReVancedなら貫通されないで済みます。

パッチ全当てだと、個人的にあまり好きではないショートの項目が非表示なのもGood。

PiPやバックグラウンド、ループ再生、端末の上限を無視した解像度指定も勿論健在。昔のYouTubeの様に低評価も表示可能。

ほんの少しだけ変更した部分

殆どはパッチ全当てのほぼデフォルト状態で使ってますが、少しだけ設定を変えたので一応…記述しときます。

  • ”全般”内のフィードで再生をOFF
  • ”データの節約”内のWi-Fi時のみフィードのミュート再生をOFF
  • “Interaction”内のSwipe controlsから「Enable brightness gesture」をOFF(動画再生時の画面左スワイプでの輝度変更を無効化)

ごろ寝で使うとき以外は基本スマホでYouTubeを見ないのでこのくらい…というより、特に(広告を無効化できたら)拘りのない人間からすると、v17.49.37のパッチ全当てビルドでそんなに不便してないからって感じです。

あとはほぼ使わない機能ですが…Kiwiブラウザとかでブラウジング中にうっかりリンクを踏んでタブを開かれても邪魔なので、リンクを踏んだらYouTube ReVancedで開くようにリンクの追加と、デフォルトのYouTubeへの許可をOFFにした程度。

あとがき

Managerを使って自分でパッチする以外にも導入方法がいくつかありますが、とりあえず非rootユーザー向けには従来のYouTube Vancedと同じような導入形式でMicroGのログインをそのままに乗り換えられるManager経由も悪くない気はします。

個人的にはやっぱり、Manager+ReVanced(本体)+MicroGの3点セットとapkをパッチするのが面倒に思えたので、モジュール版のReVancedに移行しました。

【2/4追記】「なんJ AdGuard部 Wiki」のコメ欄やスレの方を軽く見た感じ、MicroGでGoogleアカにログインするとBANされて再生できなくなる対策がされたんじゃないかと噂されています。

私の方でもマネージャー経由でのパッチなどは可能で新規インストールまでは問題ないのですが、POCO F4 GTで動作確認したところ垢BANはされてませんがReVanced本体ごと落ちるようになりました。

ただ、Mi 11iやPixel 6に入れたMagiskモジュール版ではシステム自体に追加されているので、問題なく再生・YouTubeとして振る舞ってます。もしManager経由で動作に問題がある場合はモジュール版を試してみて下さい。