【レビュー】低価格ながら要点は抑えた良品電源「玄人志向 KRPW-BK650W/85+」

レビュー

最近、メインPCの調子がどうにも悪いです。

起動後に、明確な経過時間は不明ですが、動画を視聴したり、作業をして、数時間が経過すると突然画面が固まる様になってしまいました。

セーフモードでの起動やドライバの更新、Windows10のクリーンインストールに、コネクタ類の指し直し含めて色々試しましたが、やっぱり症状は改善せず。

こういう、原因は不明でソフト側で出来ることをしてもPCの調子が悪い時の原因は明確で、ハード側にトラブルがあります。

で、メインPCの主要パーツでどうにも怪しいのは、1年半前にツクモのセールで購入した「Thermaltake製」の「TOUGHPOWER 750W GOLD V2」。

というのも購入自体は2019年頃ですが、製品の販売自体は2017年であり、ツクモ限定での取り扱いで日本ではほぼほぼレビューや情報がない電源です。

現在は、ツクモでの取り扱いと販売が終了しているので、恐らく私は、投げ売りというか…ディスコンで曰く付きのありそうな品を購入したんだと思います。

一応、使えることは使えるのですが、気分的に交換したいのでPCの電源を交換してみます。

用意した電源

交換用に用意した電源は「玄人志向」の「KRPW-BKシリーズ」から「650W」を選択しました。

実は「KRPW-BKシリーズ」はリピート購入だったりします。

以前「Ryzen 5 2600」と「B450 GAMING PLUS」「RX 470」で自作した時に、550Wを使用して組んだことがありそのシステムでは安定していたことから、650Wをリピート購入する材料になりました。

値段はAmazonで6,000円前後。

時期によっては6,000円を下回り、5,000円台でも購入可能。(財布に優しいお値段)

最初は「80Plus Gold」で、550W以上の8,000円程度のAmazonにて購入可能な電源で探していました。

候補は幾つかあって…

  • FSP「 HGS-650M」
  • 玄人志向「KRPW-GK550W」
  • Antec「NE550 GOLD」
  • Silverstone「SST-ET550-HG-Rev」

辺りで検討していたのですが、正直私のシステムだと、ある程度の電源なら「安くて、セミプラグインでBronze認証があれば何でも良いから出来れば安くしたい」という結論に至り、以前使用した「KRPW-BKシリーズ」をリピート。

あと、無骨で黒一色なデザインが、逆にシンプルで好きだっていうのもあります。

「えぇ…クロシコかぁ…」ってなりそうですが、価格ドットコムなどでも売れ筋として紹介されているだけはあり、余程ハイエンドなシステムに使用しない限り、6~7割くらいのPCユーザーさんは満足出来るんじゃぁないかと思うくらいには「可もなく不可も無い、普通の電源」だったりします。

「玄人志向 KRPW-BK650W/85+」

スペック・仕様

型番KRPW-BK650W/85+
規格ATX12V Ver2.4 及び EPS12V Ver2.92準拠
電源容量650W(80PLUS Bronze)
入力100V(90~132V) 50/60Hz 10A
ファン120mmファン(ファンコントロール機能あり)
電源サイズ150×140×86mm
PFC回路ActivePFC搭載
保護回路・過負荷保護(OPP)
・過電流保護(OCP)
・過電圧保護(OVP)
・低電圧保護(UVP)
・短絡保護(SCP)
・過温度保護(OTP)
・無負荷運転保護(NLO)
サポート・RoHS:◯
・PSE:対象外
・電波法:対象外
製品保証3年
本体直付ケーブル・ATX用 24/20(60cm)
・CPU用 4+4(60cm)
プラグインケーブル・PCIe 6+2×2(55/15cm)
・SATA 3×2本(50/15/15cm)
・PATA 4(55/15/15/15cm)
販売CFD販売株式会社:メルコ(バッファロー)の子会社。
国内のPCパーツの取り扱いでは最大手。
「玄人志向」は、自作向けブランドの1つ。
製造他社製造のOEM品。
OEM元は不明。

調べた限りでは「HEC」の模様。

開封・内容物

「玄人志向」なので、梱包は簡易的。

プラグインケーブルはビニール、針金で一纏め…と、一度それなりの電源を使ったことがあると「…オゥ」ってなります。

内容物は、よくある普通の電源という感じ。

  • 電源本体
  • プラグインケーブル(PCIe SATA ペリフェラル)
  • 電源コード(極太)
  • 固定用ネジ×4

外観

「TOUGHPOWER 750W GOLD V2」と見比べながら、「KRPW-BK650W/85+」の外観を見ていきます。

ケーブル側
ファン側
直付ケーブル
CPU用「4+4」とATX24ピン

外観については、上で少し触れた通り「黒一色」で「The PC電源」って感じです。

下手に「Thermaltake」の電源や「SCYTHE」の「剛短」みたいに変に所々色が付いていて、無駄な主張があるよりシンプルに黒統一の方が好みなので、個人的には「悪くない外観」だと思っています。

あと奥行き14cmなのも良いです。

直付ケーブルのメッシュスリーブは、価格なりです。(カラフルじゃないだけマシ)

使ってみる

交換するPCのスペック

誰も他人のPCスペックなんて興味無いと思いますが、一応書いておきます。

CPURyzen 7 3700X
GPUGTX 1660s (Palit製)
マザーボードASRook B450 Steel Legend (P3.70)
メモリPatriot Viper Steel 16GB 3200MHz CL16
SSD・Samsung 970 EVO 500GB
・Samsung 860 EVO 1TB
・Samsung 860 QVO 1TB
電源Thermaltake「TOUGHPOWER 750W GOLD V2」
ケースNZXT H510i
CPUクーラーNZXT KRAKEN X52

電源交換

取り敢えず、最小構成にて起動確認。

特に問題は…ナシ。

ファンも目立った騒音は無く、一安心です。

ケースへ組み込み

動作に問題ないことが分かったので、ケースにシステム含めて組み込みました。

ついでに「NZXT H510i」と簡易水冷のシステムから「JONSBO U4」へケース交換と、クーラーをリテール品への変更も実行。

必要最低限のシステムなのと「KRPW-BK650W/85+」が、結構配線しやすい電源なので、そこそこ洒落たPCになりました。

…下手にスリーブケーブルを付けるより、きしめんフラットなケーブルそのまま方が結構良いですね。

まとめ

良い点

  • 6,000円前後では少ない名の知れたメーカーのセミプラグイン電源
  • 安価ながら「80PLUS Bronze」取得
  • +12V重視の合計54.1Aシングルレーン出力
  • 奥行き14cmで比較的コンパクト
  • 静音ファンとファンコン搭載
  • フラットで配線しやすい
  • プラグインケーブルの数が最大4と丁度良い(SATA6つ以上必要なケースはかなり稀)
  • 1次側 日立105℃、2次は不明だが日本製105℃のコンデンサを使用
  • 3年のメーカー保証
  • 今回は「650W」を購入したが、用途に合わせて出力バリエーションも豊富
  • Antecの「NeoECO Gold」ばかり推されがちだが、売れ筋上位は伊達ではなく価格以上に「普通でマトモ」なPC電源

欠点

  • 付属の電源コードが太くて、硬い
  • コストカットの為に梱包は簡易的
  • 個体差が結構激しい…らしく、12cmファンの為「うるさい」との声も
  • 出力ワット数に対してCPU用が4+4の8PINであり、最近増えた8+4のマザーで使用する場合に気になる