【レビュー】FX-AUDIO「DAC-X6J」は遊べて手頃な良いヘッドホンアンプ

オーディオ

普段、私のオーディオ環境で使用している、1万円台で購入できて中華ヘッドホンアンプ(DAC)では無難な選択肢のFX-AUDIO「DAC-X6J」を2年半使用したのでレビューします。

「DAC-X6J」

スペック・仕様

型番DAC-X6J
カラーブラック/シルバー
サイズ32mm×98mm×148mm
重さ360g
入力端子USB Type-B(USBオーディオクラス1.0)
光デジタル(角型)
同軸デジタル
出力端子6.3mmステレオ
ステレオRCA
フォーマット96000Hz 24bit(USB)
192000Hz 24bit(光/同軸)
チップICDAC:CS4398
USBレシーバー:VT1728A
オーディオレシーバー:CS8416
ヘッドホンアンプIC:TPA6120A2
オペアンプバッファー:OPA2134PA
ヘッドホンアンプ前段:OP275G
電源DC12V1A以上(外5.5mm 内2.1mmセンタープラス)

内容物

値段と元々が中華品なのでパッケージは簡素。

中身も本体と簡易的なマニュアルのみです。

外観

中華品でオーディオ機器としては安価な部類ですが、アルミのヘアライン加工がされていて安っぽくはないです。

正面は左から、電源トグル、入力切り替えトグル(光/同軸/USB)、6.3mmステレオ出力、ボリューム。

背面は左から、USB Type-B入力、光デジタル入力、同軸デジタル入力、LINE OUT、DC12V電源となっています。

電源などのアクセサリーには↓の製品を使って駆動させてます。無難オブ無難。

使ってみる

Windows 10環境のメインPCにUSBで接続し、サウンドから確認したところしっかり96000Hz 24bit形式で接続、気に入っているプレイヤー「AIMP」からも問題なく再生できました。

また、USB Type-C to Aコネクタを用いてAndroid端末と接続した場合でも使用可能でした。

ハードウェアレベルでカスタムできる音楽プレイヤー「Neutron Player」からハードウェアを確認したところ、しっかり「DACX6J」として認識されており、USB接続時の最大である96000Hzまで対応していました。

音質

WindowsはAIMP経由でWASAPI排他44100Hz16bit、Androidは64bitかつCPUでリサンプリング精度”オーディオファン”、周波数に準拠の設定で「Upconv」にて変換したMP3(44100Hz16bit 320kbps)の音源でDAC-X6Jを使用。

私が愛用している「AKG K712 Pro」のヘッドホンアンプとして使用したときに感じた音質について、素人なりにですが…感想を述べると

  • 専用機なのでやはりPCに直差しとは格が違う。(特にミドルクラスに多いALC892などでは顕著)
  • 音の情報量が増えるのはDAC ICが違うから当然だが、しっかり62ΩのK712 Proを駆動できていて電源がバスパワーではなくDC供給故に不足感がない。
  • 音の特性に癖がなくフラットに近いおかげで、K712 Proのキャラクターを邪魔しない。
  • フラットに近い音なのでヘッドホンの特性が分かりやすい。
  • ハイレゾ云々を抜きにしてもクリアで音場も狭くなく、恐らく1万円台の中華アンプの中では上位の音質。

入門機としても勿論、そんなに拘らなければDAC-X6Jをずっとメインにしても悪くないんじゃないですかね…。

オペアンプをOPA627AUへ換装してみる

正面の固定部品を六角レンチで外し、固定部品が取り外せたらそのままスライドしてカバーとオサラバ。

基板上のボリュームの近くにある、足の生えたオペアンプをコネクター抜きやペンチなどで引き抜き。上方向かつ左右に持ち上げれば簡単に取り外せます。

準備したOPA627AUに換装し、逆の手順で本体を元に戻せば作業完了。

OPA627AUに換装した感想ですが、正直効果としては微妙なところです。

ボーカルがやや引っ込み、キレとスピード感が増した程度の差なので期待していたほど音は変わりませんでした。

DACとしてLINE Out出力に利用するならハッキリ違いが分かるかもしれませんが、元々OPA2134も悪いものではないので…わざわざ交換する程でもないかもしれません。オペアンプ自体は通販で普通に買えます。

あとがき

私がオーディオに関して無知でよくわからなかった頃、価格だけを見てお試しで「AGPTEK HA1」とかいうよく分からんアンプと「August EP640」の中華品同士の組み合わせをよく分からんのに良い音とか思っていました。

そこから「1万円くらいのヘッドホンってどんな音なんだ…?」と思い、まともなヘッドホン「audio-technica ATH-AD500X」を購入し、AD-500Xを駆動させるために色々ググってDAC-X6Jを2019年の8月に購入しました。

あれから2年半が経過しており、その間に”もっと良いヘッドホンが欲しい”とか”これ試したい”…と、完全に沼ってころころ変わっていますが…不満らしい不満がなく、オペアンプを交換して遊んだり色々している内に何だかんだで今だにメインのヘッドホンアンプとしてK712 Proと共に愛用してしまってました。

流石にしばらく使ったのもあって、今はTOPPINGのL30+E30に落ち着いてます。