AndroidでCPU使用率などを個別にオーバーレイ表示できる「System Monitor Float」

Android

Android OSで全画面表示時やアプリテスト時に、CPU使用率などを表示できるアプリを探していました。

一応「Antutuベンチマーク」なんかを通知バーに常駐させれば大まかに表示できますし、似たようなアプリはストアに幾つか存在しているのですが、”なんか求めているモノと違う”アプリばかりでした。

探しに探した結果、ようやく自分の用途にあったアプリ「System Monitor Float Free」を発見しました。

「System Monitor Float Free」について

「System Monitor Float Free」は、Androidデバイスの動作を確認できる監視ツールアプリです。

「CPU」「RAM」「ネットワーク」「バッテリー」を個別に、フローティングウィンドウ形式でオーバーレイ表示(他アプリの上に重ねて表示)できます。

アプリサイズ約1~2MBでAndroid要件が4.0.3以降…と、軽量かつ殆どのAndroidデバイス上で動作できます。

尚、Freeとある通り無料版と有料版があり、無料版は一部機能がロックされています。

有料版は100円~…ですが、多くは無料版で事足ります。

ダウンロードリンク

「System Monitor Float Free」を起動

初回のアプリ起動時に「他のアプリの上に重ねて表示」を許可することで、「System Monitor Float Free」を使用可能になります。

各表示項目

各項目をタップすることで、個別にそれぞれ表示できます。

「Settings」は設定、「Bugs?」はアプリ提供元にメッセージを送信。

「Open All」で全ての項目を開き、「Close All」で全ての表示を閉じます。

CPU

SoCのCPUのクロック周波数を、Ghz単位で表示できます。

今回の記事に用いたSoC「Snapdragon 855+」の場合だと、「big.LITTLE」4+3+1のオクタコア構成のため、表示が

・【0~3】リトルコア 1.8GHz-Cortex-A55(Kryo 485 Silver)

・【4~6】ミドルコア 2.42GHz-Cortex-A76 (Kryo 485 Gold)

・【7】ビッグコア 2.96GHz-Cortex-A76 (Kryo 485 Gold)

となっています。

Network

文字通り、ネットワークの表示です。

「Recceive」が直訳で受け取る…つまりダウンロード、「Transmit」が送信なのでアップロードのことだと思います。

ただ、表示している値とスピードテストなどとの値が別物なので、大まかな接続値として見ておくのが良いと思います。

Memory

メモリ(RAM)の表示です。

トータルのRAM容量がシステムでは8GB、CPU-Zは約7.5GB、Antutuは約7.9GB、System Monitor Floatは約7.3GB…と、アプリ次第で計算方法が違うので完全な値ではありませんが、他アプリと値に大差がないのでざっくりとした数値を見るには問題ないかと。

Battery

バッテリーの表示です。

  • 「Total」…総バッテリー容量。
  • 「Avail」…利用可能な容量。(充電時はCharging)
  • 「Level」…バッテリー残量の%表示。
  • 「Temp」…バッテリー温度。
  • 「Current」…現在の消費量。
  • 「Voltage」…バッテリー電圧。

Settings(設定)

Monitor

モニタリング(監視)の項目。

・「CPU Update Time」は、CPUクロック更新間隔の時間。(1000/1 Second=1秒)

間隔を短くする場合は1000より低くし、逆に伸ばす場合は1000より数値を増やします。

・「Battery Temperature in °F」は”℃(セルシウス度)”表示を”°F(華氏)”に変える設定。

デフォルトのままでおkです。

Window

フローティングウィンドウの設定。

・「Compact Design」は文字通り、デザインのコンパクト化。

差分は画像の通り。

・「Text sizi」はフローティングウィンドウ内のテキストサイズを、Samll(小)・Medium(中)に変更する設定。

あんまり変わりません。

Notiflcations

「System Monitor Float Free」ではロックされた機能。

恐らく通知に関する設定。

Other

その他の項目。

・「Dark Theme」は、設定画面のダークテーマとライトテーマ(ホワイト?)の切り替え。

・「Reset Settings」…設定のリセット。

・「Buy Full Version」…フルバージョンの購入、つまり課金。

・「Rate System Monitor Float Free」…System Monitor Floatのストアページに何故か移動。

使ってみる

軽く設定したので「System Monitor Float Free」を使ってみます。

目的が全画面表示時やアプリテスト時ということで、やっぱりゲーム中やベンチマーク時に具体的なCPUクロックやRAM使用率を見れるのは便利です。

Androidのレビューなどでは、表示されているのをあまり見ませんが「scrcpy」+「msiアフターバーナー」+「System Monitor Float Free」で、FPS・CPU・RAM・バッテリーの動作を完全に把握可能に。

客観的な数値を参照できるので、体感などと言った曖昧さを回避できます。

GPU使用率を確認できないのが残念ですが…。

似たようなことをROGやRedMagicなどのゲーミングスマホ、OPPO(Realme)やXiaomiなどの一部端末では、ゲームスペース(ブースト)の機能で各使用率をチェック出来るんですが…オーバーレイ表示に対応したモノは少ないんですよね…。

オーバーレイじゃないと、確認に少し手間がかかります。

アプリ機能なので、カスタムAndroidでないピュアAndroidでも使えるのも◎。

負荷テストで動画再生&ゲームプレイ時でもオーバレイ表示なので、使用率を確認可能。

バッテリーの減りを含めたストレスチェックにも、もってこいです。

使用感的には、Android版のタスクマネージャーもどきに良いかも?…と言った感じ。

Androidエミュレーター感覚でPC上で操作するときなんかでも、一々通知バーから開かなくてもバッテリーの%やRAM使用率を確認できるので、周回ゲーにも◎。

まとめ

「System Monitor Float Free」良い点

  • 「CPU」「RAM」「ネットワーク」「バッテリー」を個別に、フローティングウィンドウ形式でオーバーレイ表示可能。
  • 個別表示なので、必要なモノだけ表示できる。
  • オーバーレイ表示なので、ベンチマークやゲームプレイ時でも問題なし。
  • アプリサイズ約1~2MBで軽量。
  • Android要件 4.0.3以降なので、殆どのAndroidデバイス上で動作。
  • CPUクロック更新間隔の時間を、任意の値に変更可能。
  • バッテリーの計測内容が、かなり詳細で実用的。
  • フルバージョン(課金)しなくてもかなり実用的に利用可能。

「System Monitor Float Free」欠点

  • 「CPU」はモニタリングできるが、「GPU」は確認できない。
  • CPU使用率の確認は%でなく、クロック周波数。
  • 「ネットワーク」の値が何処を指しているのか説明がない。
  • 最終更新日が2019/6/3のため、今後Androidのサポートが不透明。(アプリのサポートは既に終了)
  • 利用者が極端に少なく、情報がない&日本語対応なし。