【レビュー】500円程度で買える、JVC グミホン「HP-F140」

オーディオ

「Android One S1」で、壊れてもどうなっても良い用途で使うために、2009年に出て以来、安価で一定の評価がある、JVC(ケンウッド)のグミホン「HP-F140」のピオーネブラックを買いました。

ので、レビューします。

「JVC HP-F140」

スペック・仕様

型名「HP-F140」
カラー・A(ペパーミントブルー)
・B(ピオーネブラック)
・D(バレンシアオレンジ)
・G(キウイグリーン)
・P(ピーチピンク)
・R(ストロベリーレッド)
・V(グレープバイオレット)
・W(ライチホワイト)
形状インナーイヤー型(オープン)
ドライバーサイズ13.5mm(ネオジウムドライバーユニット)
周波数特性16Hz~20000Hz
インピーダンス16Ω
感度108db/1mW
コード長1.2m(Y字型)
プラグ3.5mm 金メッキステレオミニプラグ
その他・2009年に「HP-F120」のリニューアルモデルとして発売されたイヤホン。
・大体500円前後で購入可能。

・当時から”ファッション”や”若い女性”をターゲット”に、カラバリが無駄に豊富。

開封・内容物

ネット上の評判通り、コンビニやスーパーで置いてそうなパッケージですねクォレハ…。

パッケージからして安物ですが、キャッチーなデザインだったり1年の保証書が付いている辺り、伊達にケンウッドの製品してますね。(安い中華ではこんなユニークなパッケージではない)

【内容物】

  • 「HP-F140」本体
  • 保証書

外観

左右が分かりやすいように、L/Rの表記がされています。

ドライバーユニット側は昔ながらのインナーイヤー型といった感じです。

穴からチラりと見える13.5mmのネオジウムドライバーがいい味してます。

コードが1.2mと比較的短く、Y字型なので使いやすい部類です。

ただ、ケーブル自体は昔ながらのモノでクセもあるので、注意しないと絡まります。

使ってみる

「Chord & Major」でエージングしてから、使ってみました。

音質は、前にレビューした「JBL TUNE215BT」なんかと比較しながら評価します。

視聴環境はDolby Atmos対応のAndroidスマホ「Realme x2 pro」と、マザボがALC892の「B450 Steel Legend」な自作PC直差し。

Android&Windows 10どちらも音楽プレイヤーは「AIMP」。

Android側はデュアルモードオーディオ&Dolby Atmos(イコライザーはoff)、Windows10側は「WASAPI排他」にて接続。

使用感について

可もなく不可もなく普通に使えます。

が…装着感が一般的なインナーイヤータイプのイヤホンと若干違い、耳に乗せてるだけです。

何を言っているのかサッパリかもですが…普通、インナーイヤータイプでもハウジング部分を”耳に少しは入れる”のですが、グミホンは乗せてるだけです。

「落ちやすい」とか「耳に合わず、すぐ外れる」という意見が多いのは、これが原因だと思います。

女性や子供が使う分には軽い装着感で良いかもしれませんが、男性だと合わない人が多そうです。

あと、安いから雑に扱えますが…ケーブルが細い&安っぽいので、扱いが雑だと多分直ぐ断線すると思います。

音質について

端から音質なんぞコレに求めてはいませんが、一応同じインナーイヤーの「JBL TUNE215BT」と比較した上で書きます。

【HP-F140】

  • まず音場が狭く左右の広がりや奥行きは感じられず、音の分離感はなく混ざって聞こえる。(100均イヤホンなどに近い)
  • 低音はドライバーサイズを考慮しても、出ていなくはないがインナーイヤー形状故、弱い。
  • 中域(ボーカル)は、500円クラスの割にはクリアでクッキリしていて聴きとりやすい。
  • 高音は”シャリ”が耳に突き刺さり、痛い。
  • 全体的に、TUNE215BTと比較すると、カーテン越しのように「もごもご…」籠もって聴こえる。
  • ドンシャリから、ドン(低音)の主張がない安いイヤホン特有のシャリシャリ音で音が薄っぺらい。

【JBL TUNE215BT】

  • HP-F140と比較すると、明らかに低音が鳴っていて気持ちが良い。
  • 中域(ボーカル)は曇りがなく、透明感があり聴きやすい。
  • 音の分離がしっかりと感じられ、それぞれ音の位置が判別しやすい。
  • 全体で音がクリア、シャリ感などもなく聴きやすく万人受けするバランスの良い音。

…といった印象に。

個人的な総評

他の方のレビューで「3000円の無線イアホンより音が良いよ」なんてものを見かけたので、3000円くらいの「JBL TUNE215BT」を比較対象にしてみましたが…。

…これと比べるのは、流石にJBLに失礼でした。

ハッキリ言って「JVC HP-F140」は、音楽を聴く用途”では”使い物にならないです。

こんなモノで音楽聴いていたら耳が腐ります。

「100均のイヤホンよりはマシ」とか「600円ならアリ」とか言われている時点で、グミホンの底は知れています。

グミホンは、その安価な価格を売りにして”消耗品”として割り切って使うのに適したイヤホンです。

「雑に扱うから音質は別にいいので安いイヤホンが欲しい」そういうニーズを満たしてくれますが、値段の割に音が良いなどのレビューを見たからといってコスパの良いイヤホンだとは思わない方が良いです。

グミホンはコスト(値段)辺りのパフォーマンス(性能)は、普通以下で値段が安いだけです。

個人的には「壊れてもどうなっても良い用途」で、端から音質なんぞ求めていなかったので音質は然程気にしてません。

むしろ500円ちょっとで「JVCケンウッドの製品が買えるのか…」と驚いてはいます。

似たようなモノだと、エレコムが660円(多分中華品)でオーテクが600円前後、ソニーがモノラルで1,180円程度…と、安価な製品でもグミホン程安いのは中々ありません。

魅力はそれくらいですかね。

一応、500円ちょっとで買えたことには満足してます。

まとめ

「JVC HP-F140」良い点

  • 1に値段、2に値段、3.4.5全部値段。
  • L/Rの表記が大きく、パット見でも左右が分かりやすい。
  • カラバリが8種類でどれも悪くない。
  • 1.2mでY字型のため、コードが長すぎず割と使いやすい。
  • 装着感が軽く、長時間使用も◎。
  • 人の声はハッキリ聴きやすい。
  • 一応、JVCケンウッドの製品かつ1年保証。

「JVC HP-F140」欠点

  • 音質が音楽を聴く用途”では”使い物にならない。
  • ケーブルが細く、安っぽいので耐久面が不安。
  • インピーダンスが16Ωで、ノイズが乗りやすく音割れしやすい。
  • ”解ってる人”向けのイヤホン。
  • 賛否の分かれる装着感。