「Windows 10」標準のフォトから「Honeyview」に乗り換えて、プレビューや動作は快適になったのですが、編集機能が貧弱です。
PCではあまりトリミングを使わなかったので、暫くは問題なかったのですが、軽くトリミングしたい画像が出てきたため困りました。
ググると色々おすすめ画像ツール的なモノが多数ヒットしますが、個人的に、直感的で使いやすい「pictcutter」が「ドンピシャだぜ!」って思いました。
「pictcutter」について
「pictcutter(ピクトカッター)」は、画像の一部を切り出し(トリミング)して、指定したサイズに縮小し、保存することができるツールです。
縦横比を維持したまま、画像の切り出し→縮小→保存までの作業が行え、複数の画像を連結する機能を備えておりパノラマ画像や簡易的な比較画像が作成可能。
また、切り出すサイズを最大20まで登録可能で、マウス操作と相まって直感的かつ手早く加工が可能。
「切り出し・加工・連結」×「サイズ・形式・画質指定」で単純ながら、多機能なのでフリーウェアではかなり良い線行ってるソフトです。
ダウンロードリンク
インストール
ダウンロードした「pictcutter200」を解凍するだけでOKです。フォルダの中にある「pictcutter」をダブルクリックすると起動します。


「pictcutter」を起動
「pictcutter」を起動するとこんな感じです。切り出しサイズや形式、保存時の画質を変更するだけなので、別で設定項目などがなく直感的に操作できます。
編集中は一時保存エリアに3つまで、編集した画像を仮置きできます。

使ってみる
切り出し(トリミング)
試しで「System Monitor Float」の記事に使ったアイキャッチ画像をトリミングしてみます。

画像左側のスマホ縦表示の部分だけ切り取ってみます。切り出しサイズを180×400に変更し、マウスで切り出し枠を移動しプレビュー。

加工から切り出しもしくは、画像のようにプレビューから保存(別名保存)を選択。400pxと小さいので粗くなってしまいましたが、問題なくトリミングできました。

加工
加工では、上下・左右の反転、左右の回転・180°&自由回転と、余白部分の背景色の編集が行えます。
「連結モード」→「加工」も可能。

右に回転させて、通常とは違う角度から部分的に切り出したり…

反転させ、縦サイズに切り出したり…と、使い方次第で多様に使えます。

連結モード
連結モードでは、画像を連結させてパノラマ画像や簡易的な比較画像なんかを作れます。
部分的に切り出し(トリミング)→連結や、連結→一部分を切り出し…といったこともできます。


3枚以上連結させる場合は、揃える場所を事前に指定しておきます。指定していない場合、左に寄せたいのに中央になったりします。「元に戻す」や「取り消し」みたいな操作がないので、失敗した場合かなり手間です。

面倒な場合は、先に2枚連結させた画像を作っておいて3枚目は後から連結すると良いです。作ろうと思えば、こんな感じでタイルギャラリー風な画像も綺麗に並べて作れたりします。

使ってみて
スマホやWindowsフォトと異なるトリミング方法で、使用直後は拒否反応が出ますが、慣れてしまえば直感的で使いやすいです。切り出し・加工・連結×サイズ・形式・画質指定で単純な機能ながら、応用の幅が広いです。
連結の仕様が少し手間ですが、こんな感じの連結もできたり…

と、最初は連結機能を不要に思っていましたが、思っていたより気に入りました。
まとめ | |
良い | 悪い |
・マウス操作と相まって直感的かつ手早く加工が可能で、使いやすい ・「切り出し・加工・連結」×「サイズ・形式・画質指定」で単純ながら、多機能 ・適切に調整すれば、画質の劣化がほぼない ・切り出すサイズを最大20まで登録可能 ・インストールの不要なポータブル形式 ・アイディア次第で多様に使えるツール | ・複数枚連結する場合、事前指定が必要で仕様が少し手間 ・「元に戻す」や「取り消し」のような操作がない ・出力画像形式がjpegとbmpのみ ・スマホやWindowsフォトと異なるトリミング方法で、ある程度慣れが必要 |
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