「P30 Pro」vs.「Pixel 6」カメラ性能を比較

Android

1年半メイン機として愛用した「P30 Pro」。

去年(2020)に米中貿易摩擦の影響でドコモ版の価格が改定され「P20 Pro」と共に投げ売り状態になり、ブリージングクリスタルは早めになくなるだろうと考え、イオシスで約6万円で去年の6月頃に買いました。

「P30 Pro」に触れるまでハイエンドスマホを使ったことの無い私にとって「P30 Pro」の全てが衝撃的な体験でした。

特にカメラ性能は凄まじく、ブログ内の写真もほぼ「P30 Pro」で撮影しましたが”人に見せても大丈夫な”写真ばかりです。

とはいえ、2019年の機種かつSoCは2018年の「Kirin980」ということで色々と不満も出始め、乗り換えを検討していました。

今年のハイエンドは軒並み「Snapdragon 888」が原因で不作機が多く、また「P30 Pro」を超えるカメラスマホともなると候補はかなり絞られ、私の中で乗り換えても良さそうに思えたのが「Find X3 Pro」とスナドラではない「Pixel 6」の2つだけに。(Pixel 6 Proは色々と無理)

で、価格とスペック、求めるものを絞りに絞って最終的に「Pixel 6」を買いました。

ので、あくまで個人的な成分多めですが「P30 Pro」と「Pixel 6」カメラ性能を比較します。

カメラスペック

P30 ProPixel 6
広角・40MP(Sony製)
・1/1.7型
・F1.6
・RYYB配列
・50MP(Samsung製 ISOCELL GN1)
・1/1.3型
・F1.85
超広角・20MP(Sony製)
・1/2.7型
・F2.2
・RYYB配列
・12MP(Sony製 IMX386)
・???
・F2.2
望遠・8MP(Sony製)
・1/4型
・F3.4
その他・ToFセンサー(Sony製)

前置き

一応今回は外での写真も含めて、いつものスマホレビューより多めに撮影してきました。

私自身はカメラについて知識は皆無に等しいドシロートで、撮影の技量もないのでその辺りはお察しレベルです。

設定等は特に変更せずに、AIオンの全てオートで撮影しています。

ほぼ、それぞれのカメラハードとソフト処理任せです。

風景撮影

ロケーション①

超広角カメラで撮影しました。

「P30 Pro」の超広角カメラは、まだスマホ向けとしては黎明期に近い物であくまでオマケと言った感じの写真です。

画質は勿論、絵の具で塗ったようなあまり綺麗ではない写真で比較するまでもなく「Pixel 6」が「P30 Pro」を全てにおいて圧倒しています。

次は広角カメラ。

「P30 Pro」は寒色かつ大人しめ、「Pixel 6」は明るく彩度が豊かで好みの差です。

どちらもレベルが高く綺麗と思える写真です。

続けて同じ位置から「Pixel 6」に合わせて2倍ズームで撮影。

広角カメラのズームなので傾向は先程と同じですが、「P30 Pro」は色が薄くよく見ると細部が飛んでる部分があります。

ただ、2~4.9倍までのデジタルズームでは「Pixel 6」がやや優位ですが、5倍以降は光学式の望遠レンズの為「P30 Pro」が「Pixel 6」より鮮明な写真を撮影できます。

ここはカタログスペック通りです。

ロケーション②

また所変わって超広角。

やっぱり「Pixel 6」と比べると「P30 Pro」の超広角は暗いです。

同じ位置から広角カメラ。

広角カメラは甲乙つけ難い写真に仕上げる辺り、流石「P30 Pro」です。

ただ、2倍ズームでは鮮明差など「Pixel 6」にやや見劣りする印象。

葉や柱の凹凸具合なんかは「Pixel 6」がハッキリしてます。

ロケーション③

所変わって超広角。

「Pixel 6」は夕日の部分も分かる写真になってますが、「P30 Pro」は処理が甘いのか完全に飛んでます。

続いて広角。

今回は「P30 Pro」の方が流れる水の質感や全体的な色味が良いと思います。

「Pixel 6」はちょっと色が濃く、ここまで植物の色を出さない方が良かったかと。

同じ位置から2倍ズーム。

RYYB配列のセンサーが影響したのか、なんか「P30 Pro」が赤っぽい。

対して「Pixel 6」は石の表面など細部しっかり、色も今回は自然で好印象。

ポートレートで撮ってみても「Pixel 6」の仕上がりは凄く精度が良く、ボケ感や堺が自然。

ロケーション④

また所変わって超広角。

結構「P30 Pro」が頑張ったと思います。

ただ相手が悪い…というかセンサーや2年分のハンデもあり明らかに「Pixel 6」が良い写真に仕上がってます。

今回は広角でも同じ傾向の写真となり「Pixel 6」は全体の色、雲の陰影など「P30 Pro」を超えたと思えるものに。

夜間撮影

レンズフレア比較

広角カメラでのレンズフレアの比較。

他の方のレビューでも言われているように、カメラバーが原因で光源を撮った場合のフレアが酷いです。

「P30 Pro」もフレアは発生してますが「Pixel 6」ほど酷くないです。

広角&5倍ズーム

逆に光源がメインじゃないとか、光量が少ないシチュエーションでは「P30 Pro」同等かそれ以上の写真に仕上がります。

夜景撮影で多くのレビュアーが”バケモノ(≒優秀)”と評した「P30 Pro」に負けないどころか、それ以上の出来で個人的には悲しいような嬉しいような…。

7.5万円出したから「Pixel 6」には「P30 Pro」を超えて欲しい反面、愛機だった故に「P30 Pro」にはまだ劣って欲しくなかったのですが、得意の夜景でこの具合は…もう…。

ちなみに夜間だと5倍望遠性能も「Pixel 6」の超解像ズームが勝ります。

光学式の望遠に夜景限定とはいえ超えるって…Googleカメラの処理がヤバいのか1/1.3GNセンサーが凄いのか、その両方か…。

夜空

雲が出ていたので綺麗な夜空の写真にはなりませんでしたが、両機種とも”夜空”が撮れます。

雲の形や質は若干「Pixel 6」が綺麗…かも。

室内撮影

広角

一転して今度は室内での比較。

「Pixel 6」は少し暖色が強すぎていて、色は「P30 Pro」が見たままに近いです。

色以外は解像感など「Pixel 6」がやや上で、PCの透けて見える内部も「P30 Pro」ではぼんやりしてますが「Pixel 6」は何がどうか認識できるレベル。

超広角

風景写真ではまだ善戦する場面もありましたが、室内撮影だと「P30 Pro」の超広角はゴミです。

こればかりは一目瞭然の差で、特にモニターの明るさが酷いことになっていてモニター内のイラストが飛んじゃってます。

「Pixel 6」は全体のバランスも取りつつ、しっかりイラストを認識できます。

望遠(7倍)

「Pixel 6」の最大ズームに合わせて両機種共に7倍で撮影。

明らかにデジタルズームした感はありますけど、何故か「Pixel 6」の方が良く撮れてます。

ポートレート

ポートレートはやはりソフトウェアが優秀な「Pixel 6」が自然なボケ感です。

ToFセンサーで被写体深度を計測しても、センサーサイズの違いもあり「P30 Pro」は並べて比べるとやや見劣りします。

キーボードとヘッドホンアンプの堺の処理は、差が如実です。

物撮り

一番カメラとして利用するであろう物撮りで比較した場合でも、少し差が出ました。

「Pixel 6」ではパッドの部分の質感や、プラグ・コネクタの凹凸部分が捉えられていますが、「P30 Pro」は潰れてしまっています。

比較してみて

まぁ…2年の差があり「Pixel 6」の方が良く見える写真が多いです。

特に超広角は「P30 Pro」がオマケレベルで使い物にならなかったことを考えると感動的な進化。

ソフトウェアのHDR処理も優秀で、室内撮影は今後のブログ記事でも大いに活躍しそう。

色々ゴニョゴニョ語るより、ハッキリと「Pixel 6は、5倍以上の望遠撮影以外の全てにおいてP30 Proと同等以上」と言えます。

そこは期待通り、というかようやく「P30 Pro」から乗り換えられます。

逆に期待以下だったら困るんですが…比較してみて「Pixel 6スゲー!最高!」というより、むしろ改めて「P30 Pro」が如何にバケモノなカメラだったか思うのが正直なところです。

2年の後出しじゃんけん&ソフト・ハードの進化でようやく倒した感があり、出たばかりの「Pixel 6」相手にここまで善戦する「P30 Pro」が良い意味でおかしいのでしょうけど。