【レビュー】他社SIMも使える「Rakuten WiFi Pocket 2B」は1円の玩具ならアリ

レビュー

メイン機を「Pixel 6」に乗り換えたので、今まで「P30 Pro」では相性が悪く諦めていた「楽天モバイル」にメインの電話番号をpovo2.0からMNPしました。

povoから楽天にMNPするときに、回線セットだと1人1台までなら1円で買えるようだったので、オマケで「Rakuten WiFi Pocket 2B」もセットで頼んでみました。

楽天SIMを入れて使う気がなかったので開封せず売り飛ばす予定でしたが、他社SIMで使えると聞いて「クォレハァ…オモチャニ,チョウドエエナ」と思い遊んでみることに。

他社SIMを入れて遊んでみたのでレビューします。

(楽天での使用感や本体の詳しいレビューは他の方がしているので、あくまで玩具としてのレビューです)

スペック・仕様

製品名Rakuten WiFi Pocket 2B
カラーホワイト/ブラック
サイズ63.8×107.3×15mm
重さ106g
バッテリー2,520mAh
インターフェースmicroSIM×1
USB Type-B(micro B)
Wi-Fi規格IEEE 802.11b/g/n(2.4GHzのみ)
最大通信速度下り150Mbps
上り50Mbps
最大接続台数16台
対応周波数LTE (FD):B1/B3/B7/B18/B19/B26
TD-LTE:B38/B41
WCDMA:B1/B2/B19
(4Gのみ)
その他ベースモデルは「ZTE Cute Wi-Fi(‎MF920C)」
楽天向けカスタマイズとソフトバンクの周波数が削られた以外、仕様は同じ。
SIMロックはされておらず、設定すればドコモ・au回線でも通信可能。

開封・内容物

パッケージはこんな感じで、前にレビューした「Rakuten Hand」の様にシンプルなデザイン。

ゴチャゴチャしてなくて良いので、楽天には今後の製品でもシンプル路線を貫いて欲しいところ。

付属品も最低限です。(ベースモデルの‎MF920Cも同じ)

  • micro USB Type-Bケーブル
  • クイックスタートガイド

外観

「ホワイトはどうせ汚れるだろうし、オマケで買う程度の物だから気にしない」という、テキトーな判断でブラックをチョイスしました。

プラスチック製ですが、マットなブラックで想像していたより安っぽくなく、指紋も付きにくいので悪くない印象です。

本体前面にはバッテリーや通信状況を簡易的に確認できる小型液晶、背面にはIMEI番号のシールと楽天のマスコット(トントンだかシャンシャンだかグォパー)がプリントされてます。(クッソダサい)

ZTEやTencentなど、中華圏にどっぷりな楽天がパンダをマスコットにしているのはそういうことなんですかね。

本体上部は、電源ボタン・ステータス切り替えボタン(QRやSSIDの表示)・SIMスロットとなっており、下部にはコストカットで未だに採用されるmicro USB端子があります。

最初から解った上で購入しているのとベースモデルの「MF920C」もmicro USBなんで特別気にはしてませんが、やっぱりType-Cだと嬉しかったというのが本音。

セットアップ

nanoSIMをmicroSIMに変換

「Rakuten WiFi Pocket 2B」は、microSIMじゃないとSIMカードを挿せないのでnanoSIMの場合は変換が必要です。

アダプタとか売ってますが、楽天モバイル契約者であれば要りません。

SIMの再発行もしなくて良いです。

物理SIMをnanoSIMで切り取るときにmicroSIMの部分が余ると思いますが、それを切り取ってSIMに噛まして変換すればOK。

楽天的には変換は推奨していないようですが、問題なく使えます。

RakutenSIMを入れて起動(初期は他社SIM通信不可)

起動すると楽天モバイルの「Rロゴ」が表示され「説明書とかを確認してくれ」と言われるので、一応確認。

SIMを挿入するときauMVNOのSIMをぶちこんでますが、初期設定だと楽天のプロファイルしか設定されていないのでいつまで経っても圏外のまま通信できません。

仕方ないので楽天のSIMを「Pixel 6」から抜き取って起動し直したら、ちゃんと「Rakuten」と表示され通信可能に。

楽天回線で端末に接続したまま、管理画面にアクセスして設定を変更します。

「http://192.168.0.1/」でもアクセスできますが、面倒であれば下のリンクページにあるリンクからでもアクセスできます。

他社SIMで使えるように設定

管理画面にアクセスしたら、2ルーターからLTEの設定を変更します。

LTEがONだとプロファイルをデフォルトにできないので、予めOFFにしておきます。

プロファイル設定からモードを手動に変更し、使う通信事業者のAPNプロファイルを入力。

私は前に契約したiijmio「ギガプラン」のau回線を使うので、iijmioのプロファイルを設定しました。

LTEがOFFの状態だと「デフォルトとして設定」の項目があるので、デフォルトとして設定し「Rakuten WiFi Pocket 2B」を再起動。

再起動後、もう一度管理画面にアクセスしアクセスポイント名や詳細設定を済ませます。

802.11b/g/nのままで良いですが、気分的に対応規格の中では一番高速な11 nにしました。

しっかりプロファイルの設定が完了していれば、挿入した他社SIMの回線表示になり接続できるようになります。

使ってみる

iijmioのau回線を「Rakuten WiFi Pocket 2B」に入れて、802.11 nで接続したときの速度をテストしてみました。

左が「Realme X2 Pro」で朝方の結果、右が「Pixel 6」で深夜の結果です。

あくまでiijmioのau回線での結果とはいえ、下りは20Mbps・上りは12Mbps程度の速度は出ていました。

速いか遅いかで言ったら「Rakuten WiFi Pocket 2B」では遅くなりました。

iijmioのauSIMを「P30 Pro」に入れてテストしたところ、下りの速度が倍以上出ました。

「P30 Pro」単体での速度だけでなく、テザリングした場合でも下り35Mbps程度とそこそこ速い結果に。

上りは一応「Rakuten WiFi Pocket 2B」の方が良いですが、モバイルWi-Fi専用機なのでむしろ完全に下位互換だと存在意義がなくなります。

とはいえ、下り・上り共に10Mbps程度の速度が出ていれば、スマホなどでYouTubeを1080pで視聴したりネットサーフィンくらいは快適なので実用上は問題ないです。

使ってみて

契約が2回線目だったり、端末キャンペーンを適用していた場合でも回線セットかつMNPであれば1台目までは楽天モバイル利用者でも1円で買えます。(キャンペーン併用の場合は対象外)

キャンペーン1円かつ初回契約であれば4999円分のポイントを貰えるので、アフィカスサイト含めて色々なところが「実質0円」ばかりを宣伝してますが、ベースモデル「‎MF920C」が1万円前後のルーターであることを考慮すると実売価格7,980円でも、実は安いのでは…?。

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ソフトバンク回線が使えない代わりに少し安い「‎MF920C」と考えても良いですし、ほぼ「‎MF920C」なんで他社でも使えるモバイルルーターが1円(0円)なら、回線と抱合せのオマケとしては十分。

特に私と同じで、よくMNPのキャンペーンを目当てに複数回線所有していたり、楽天のキャンペーンを骨の髄までしゃぶり尽くしている人にはおすすめかも。

スマホに入れて使っていないMNP用の余剰回線がドコモ・auであれば、指してWi-Fiとして使うことで月のデータ通信量を余らせなくて済みます。

あくまで1円(0円)で買える「‎MF920C」として、私のように玩具にしたり、回線のオマケとして売り飛ばす目的であれば、他社SIMも使えるので「Rakuten WiFi Pocket 2B」はアリだと思います。

逆に、わざわざ新規で楽天回線をモバイルWi-Fiとして使う目的だったり、それ用のモバイルルーターが欲しいという目的で買うのはあんまりおすすめしません。

スマホに挿してテザリングした方が速度は速いですし、クレードルで固定回線化できる他のモバイルルーターの方が幸せになれます。

安いとはいえ、端子がイマドキmicro USBですし。

元々は、楽天SIMを入れて使う気がなかったので開封せず売り飛ばす予定でしたが、OCNやiijmioのMNP用余剰回線のデータを使い切る目的では十分に役割を果たしてくれそうで、薄型軽量かつデザインもマットなブラックで背面の (トントンだかシャンシャンだかグォパー)クソダサパンダを気にしなければ結構良い。

想定外に特定用途の玩具として気に入ったので、飽きるまでは手放さずに所有しておこうと思います。

まとめ

良い点

  • 前面はシンプルかつマットなデザイン
  • 薄型かつ軽量でモバイル用途に適した本体
  • 標準SIMではなく、nanoSIMと切り替えが容易なmicroSIM
  • 設定が楽
  • 楽天のバンド3固定が可能
  • プロファイルを適切に設定することで他社SIM(ドコモ・au)で使用可能
  • データ残量や接続台数、バッテリーを簡易的ではあるが確認できるディスプレイ
  • QR読み込みでの接続に対応
  • Wi-Fiテザリング機能のみ故、スマホのテザリングと違いバッテリー駆動時間がやや長い
  • キャンペーン適用で1円(0円)、実売価格もベースモデルを考慮すると安い
  • 楽天オリジナルと言いつつ、殆ど「ZTE MF920C」
  • 2回線目以降や端末キャンペーンを適用の場合でも、回線セットかつMNPであればキャンペーン価格で購入できる
  • 他社SIMやサブで使う楽天回線用など、1円の玩具としてそこそこ遊べる
  • 使用する回線次第ではあるが、最低でも下り・上り10Mbps程度の速度が出る

欠点

  • 殆ど「MF920C」でSIMフリーにも関わらず、わざわざソフトバンクの周波数だけ削る謎(不仲?)
  • 802.11 b/g/nかつ2.4GHz帯のみ
  • 解ってはいたことではあるが、スマホのテザリングで良い(玩具にするか売る以外要らない)
  • 2021/7リリースにも関わらずmicro USB
  • 楽天のカスタマイズにより、初期設定では楽天SIMでしか通信できない
  • 折角シンプルなデザインなのに背面に「お買い物パンダ+mobile.rakuten.co.jp」はちょっと…