【レビュー】検証用にイオシスBランク品の「Pixel 3」を購入したので色々試す

Android

スマホ版、原神の公式推奨スペックであるSnapdragon 845で実際に原神が遊べるのか気になったことと、root化やROM焼きなどのソフトウェアカスタム方面にも手を出してみたかったので、イオシスで中古の「Pixel 3」を購入しました。

今更レビューするような端末ではないですが、使ってみて色々記事にしたい部分があったのでレビューします。

スペック・仕様

機種名Pixel 3
カラーJust Black
Clearly White
Not Pink
サイズ145.6×68.2×7.9mm
重さ148g
ディスプレイ5.5インチ OLED
1080×2160(18:9)
60Hz
OSAndroid 9(12まで更新可能)
SoCSnapdragon 845(10nm FinFET)
CPUKryo 385

A75(2.8GHz)
A55(1.8GHz)
GPUAdreno 630(710MHz)
RAM4GB(LPDDR4X)
ストレージ64/128GB(UFS 2.1)
カメラ12.2MP 広角(f/1.8)

8MP フロント広角(f/2.2)
8MP 標準視野(f/1.8)
バッテリー2915mAh(18W USB-PD 2.0:Qi10W対応)
インターフェースUSB Type-C(3.1Gen1)
nanoSIM(海外版のみeSIMにも対応)
オーディオデュアルフロントスピーカー
接続規格Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)
Bluetooth 5.0+LE
NFC(FeliCa対応)
防水・防塵IP68
セキュリティTitan M
背面指紋認証

開封と状態の確認

Snapdragon 845の中古端末だと、最安クラスはXperia XZ2のCランクが1万円くらいですが…Cはちょっと嫌。

Xperia XZ2だとキャリアモデルが殆どで、ブートローダーアンロックしてroot化したかったのでパス。

LG style3も検討してましたが…XZ2より酷いドコモ専売モデルだし、XZ2より高いので除外。

また、845世代だとトップクラスのパフォーマンスが出る初代OPPO Find XやGalaxy Note9はCランクですら、2万円台後半からと、今から検証目的だけで845を買うにしては高いのでこれもパス。

ということで、SIMフリーならブートローダーアンロックが容易でRAMとストレージが心許ない代わりに手が出しやすいPixel 3を選択。

本体のみBランクで送料込み、17,440円でした。

遠目では綺麗

スマホを購入するのにイオシスはそこそこ利用しますが、Bランク品を購入したことはなかったので半分ギャンブル感覚でしたが…

取り敢えず、パッと見ではバックパネル、ディスプレイ側共に傷はなし。

ネット上だと「Bランクでも割と状態が良い」と評判なので、これは当たりを引いたと思いました。

Bランク品はやっぱり”それなり”だった

まぁ…そんなことないんですけど。

傾けてみると背面は結構傷あり。本体がブラックなので普通に目立ちます。

打痕はないけど本体上部に経年劣化で付くのか?と思う削れたような傷、Type-Cコネクタ周りもそこそこハゲてます。

「こBマ?」って思いましたが…文句があるならAランク買えって話なので、まぁ良くはないけどもういいです。(どっちだよ)

どう見ても目立つ傷だと思うんですがね…。

やっぱりイオシスで買うならAランクか、安く済ませるだけならCランクの二択で、中途半端なBランクは避けるべきなのかも。

まぁイオシスは好きなので今後もスマホとか買いますケド…。

ちなみに公称値通り、重さは148gでした。めちゃ軽い。

5.5インチかつこの軽さなんで取り回しが良いし、サイズ感的には理想的。

保護は最低限で済ませる

Bランクなりの状態かどうかは納得してないですが、新品に等しい状態の良さだったAランクと違ってわざわざしっかり保護する気は失せたので、最低限の安物で保護は済ませました。

画面保護は液体ガラスのスマホまもる君で抗菌と間に合わせ、ケースはエレコムの495円で売ってたケースを購入。

ただ、あまりにもエレコムのケースが握ったときにグニュグニュ遊びがあって、本体に全然フィットしてなくてイライラするレベルだったので速攻で返品。

PRODELIとかいうメーカーのクリアケースを999円で買い直しました。

999円のクリアケースにしたら、中華スマホに付いてくる純正のTPUケースかと思うくらいピッタリフィット。

デザインもシンプルでくり抜きも悪くないし、傷も少しは目立ちにくくなったので、最初からこれにすれば良かったと思うくらいには気に入りました。

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ソフトウェア

Android 12に更新&root化

取り敢えず電源を入れてみたら、最後のフル充電が221日前と半年以上放置された個体でした。

メイン機をPixel 6にしたことでAndroid 12には慣れたので、セキュリティ更新も兼ねて11から12にアップデート。

アプデ後直ぐにブートローダーをアンロックして、目的通りroot化しました。

使用感はPixel 6とほぼ同じ

2018年の端末ですが、Googleが出してるPixelシリーズなので3年はOS更新が保証されており、Pixel 3もその恩恵でAndroid 12が使えます。

Android 9~12まで使えるSnapdragon 845の端末はかなり少ないので、割とメリット。

ブートローダーアンロックしてればファクトリーイメージでOSのダウングレードできるので、特定のAndroidバージョンで環境を構築したい場合にも最適。

SoCや足回りは違えど、基本となるOSが同じなんで操作感はメイン機のPixel 6と殆ど同じで快適です。

AOSPにPixel固有のアプリを追加しただけのGoogle純正Android OSなので、動作がとても軽く、RAM4GBでUFS2.1とは思えないくらいサクサクです。

旧型とはいえハイエンドだったSnapdragon 845も良い仕事してます。

「Novaランチャー」と合わせて、ColorOSとかMIUIみたいにダブルタップで画面をON/OFFできるのも便利。

Pixel 3系固有の「Active Edge」もちゃんと使えました。わざわざ握らんけど…

指紋認証の反応の悪さも一緒

操作感が近いのはとても良いんですが、物理指紋センサーの割にAndroid 12が原因なのか反応がめちゃくちゃ悪いです。

中古端末であることを加味しても、左右の人差し指で4つも指紋を登録してるのに殆ど認証してくれません。

動作に問題がないBランク個体のハズなので、中古だからセンサー不良とは考えにくく、もしかしたらAndroid 12が原因かも。(それかBランク詐欺の個体だったとか)

Pixel 6もソフトウェアアップデートで改善してましたし、その辺が上手く行ってないのかもしれません。

これがPixel 6ちゃんですか…

ハードウェア

今では普通な有機ELディスプレイ

最早ミドルレンジ以下でも、当たり前となりつつある有機ELディスプレイですが、2018年当時だとハイエンドの特権だったみたいです。

60Hzですが、動作が軽快なAOSPベースのAndroid OSとSnapdragon 845のおかげでスクロールもストレスはないです。

Pixel 3も当時のハイエンドなので有機ELを採用していて発色などはPixel 6並に綺麗で、視野角も良好。

まぁ有機ELディスプレイなら大体綺麗なので今更ゴニョゴニョ言うつもりはないです。

一応、root化前にWidevine Levelを確認したところL1でした。

オーディオ周りも悪くない

Pixel 3はフロント側にスピーカーを2つ搭載してます。

多分片方は通話時と兼用のユニットだと思いますが、側面でなくフロント側でベゼル部分にあるので、横持ちでも手で塞がりにくいです。

スピーカーの周波数を確認してみたところ、48000Hz16bit固定でした。

Line-outはアナログ出力に対応してないので、イヤホンとかを使用する場合はDAC内蔵のアダプターなどが必要です。

DACチップにSynaptics CX21986を採用したGoogle USB-C 3.5mm アダプター(2nd Gen)を使って、Pixel 3で外部出力が問題なく機能することを確認。

ワイヤレス充電&USB PD対応

Pixel 3はワイヤレスでの10WとUSB PD 2.0での急速充電に対応しているらしいです。

実際に9Vでの出力を確認しましたが、バッテリーが40%くらいでも大体10W前後になる程度の電圧しか出てないです。

Pixel Stand(2nd Gen)でワイヤレス10W出力(9V側、電圧にて調整)しても1時間掛からずに、8~9割近く充電されるので…2915mAhとバッテリー容量が少ないのが関係してそうです。

充電が終わるのが速い反面、割と減っていく電力の方が多いのでPixel 3は中古云々関係なく、電池持ちが悪いです。

さっさと電池が無くなって、充電してまた直ぐ無くなる…を繰り返すので、中古端末であることも相まってバッテリーの劣化速度が心配になります。

ベンチマークテスト

Geekbench 5.4.3

3DMark(Sling Shot&Wild Life)

Antutu V8.5.7

Andro Bench

パフォーマンス:3年以上前のスマホとは思えない程良いが…

Antutuは、V8じゃなくてV9で計測したかったのですが、RAM4GBが原因なのか低スペ判定で3DベンチがLite版になってスキップされるのでV8で計測しました。

同じ845でもOnePlus 6とかだと35万点超えるっぽいですが、私がテストした限り約33万点が限界でSnapdragon 845搭載端末の中では中間くらいの性能でした。

辛うじてGPU部分が10万点を超えているので、Snapdragon 695や750Gとかよりは上ですがSnapdragon 765G(V8:約38万点)と同等かそれ以下の性能で、2022年だとSnapdragon 845搭載のPixel 3はミドルレンジド真ん中か少し下です。

RAM4GBが原因で、GPU以外はPixel 4a(5G)とかPixel 5に劣ってます。

さらに元ハイエンドなのが祟って消費電力が多く、バッテリーの減りが懸念通りヤベーことになっていて1回の測定で13%減ってます。

詳しく調べたら845は、TSMCじゃなくてSamsungの10nm LPPプロセスで製造されてるっぽいです。

最新世代程ではないにしろSamsungプロセスだと、爆熱&電力食いのイメージがあるので…何となくPixel 3の電池持ちが悪い原因も察しました。(2915mAhの低用量+排熱設計が貧弱+SamsungファブのSoC…)

ただ…そうは言っても765G搭載機と同等の性能はあるので、普段遣いは余裕のよっちゃんです。

Pixel 6がメイン機ですが、私はスマホでゲームを基本はしないので「Pixel 3がメインでも行けるかも」とは思いました。

ストレージもリード約760MB/s・ライト約190MB/s…と、UFS 2.1規格なのでファイルの読み書きは適度にサクサク、AOSP寄りで軽量なAndroid OSも相まって3年以上前の端末とは思えない程には基本動作が良いです。

バッテリー持ちさえ悪くなければ、今からでも全然メイン機にアリかも?と思わせてくれます。

ゲーム性能

ゲーム性能も少し試してみました。

パフォーマンスの持続性を確認する為にWild Lifeのストレステストを実行したところ、Stability(安定性)は96.8%でした。

まぁ…当然ストレステストかつ3D Markなので61%から計測を始めて、36%までバッテリーが減ってますが…内部温度は6℃程度の上昇でした。

ベンチマークの項目でもAntutuにて3.9℃の上昇なので、Pixel 3のスロットリング制御は割としっかり機能してそうです。(逆に最大スコアとパフォーマンスはやや控えめ)

放熱設計はネットでもボロカスに言われている通りなので、どっちにしろSnapdragon 845だけどゲームには向いてなさそうな気はしますが…。

最大の目的であったスマホ版、原神の公式推奨スペックであるSnapdragon 845で実際に原神が遊べるのか…を軽く試してみました。

root化した端末で比較的正確なfpsを表示できる「GLTools」と、私がよく使用する「scrcpy+msiアフターバーナー」でfps表示の乖離を調べる目的もありましたので、Ver 2.4で追加されたフィールド「淵下宮」で最高画質・30fpsにて5分間動作させたときのfpsを計測。

60fpsでは端からマトモに動作しないと分かりきっているので30fpsのみです。

結果として平均27fps程度フレームレートが出ており、意外と遊べました。

画質設定の記事を作成する際に、色々とググったわけですが「Snapdragon 845じゃ、最低設定にしてもマトモに動かねーよ」っていう意見を多数ネット上で見かけたので、当初から845での動作が気になってました。

Pixel 3じゃなくてOnePlus 6とかFind Xがベンチマークするには適任でしょうが、少なくとも公式が言うようにSnapdragon 845ならまぁ…それなりに原神を遊べます。(もちろん中画質30fps固定で30分程度ならの話ですが…)

ただ、最高画質では30fps固定ですら”常には”30fpsを維持できず、戦闘中は20~24、最悪10~15くらいまで低下してカックカクになるので”快適”ではないです。(あくまでそれなりに動く程度)

まぁ…動くと言えど今更これを原神のために選ぶのはナシですが。そろそろ限界が近いですし。

カメラ

そういえば元々Pixel 3はカメラが売りの端末だったはず…ってことでメイン機のPixel 6と比較というか、どれくらいPixel 3(IMX363)からPixel 6(ISOCELL GN1)で違うのか、少しだけ試しました。

カメラについては毎度の如く、私は知識も技量もないドシロートなので察して下さい。

比較写真の並びは左がPixel 3、右がPixel 6です。

室内撮影

光量のある室内だと、劇的に差がある訳じゃないみたいです。

センサーサイズが1/2.55のPixel 3と1/1.3のPixel 6なので、取り込める光量が上がってHDR処理も相まって全体的に明るく、モニターとかの画面の光が暗くならずに撮影できるくらいの変化。

Pixel 3でも軽い物撮りくらいなら十分使えそうなくらいには、綺麗に撮れると思いました。

室内(低照度)

低照度だと流石にPixel 6が物理ハードの進化でゴリ押してきます。

撮影前から既に露骨な差が出てます。

実際に撮影してみると、色味は近いような気がしますが明らかにノイズの量が違います。

ただ、結構Pixel 3も頑張ってます。

上の比較だとPixel 6ですけど、下の写真だとこれはこれで悪くない写りしてると思います。

使ってみて:検証用の玩具に丁度良い

今更ですがPixel 3を使ってみて、バッテリー持ちが悪い&10nmの割にSnapdragon 845がやや燃費が悪いこと以外は凄く良い端末でした。

「どうせ検証用の玩具だから、Bランクで安く済ませればいいや」なんて思わずに、Aランクの128GB買えば良かったかもです。

実際に使ってみると結構「ええやん」ってなるので少しだけ後悔してます…。

SIMフリー版ならブートローダーアンロックが比較的容易で、root化の手順が確立されているのでゴニョゴニョする用途に適してます。

Android 12までアップデートが配信されてるのも良きです。

9止まりで手元に残しておくのを諦めたP30 Proと違って色々できます。

ちなみに「Kirin980だと馬力不足≒Snapdragon 845なら尚更」と思ってましたが、冷静に考えてゲーム以外は必要十分に動作するので、ブログ内でアプリ検証したりするのには過不足なく、むしろ丁度良いくらいだと思いました。

なんなら噛ませ犬にも適してます。

性能的にはミドルレンジド真ん中ですけど、元ハイエンドなのでワイヤレス充電とデュアルスピーカーなのも◎。

それでいて5.5インチかつこの軽さなんで取り回しが良くて、昔レビューしたRakutenHandと同じくらい手にフィットする感じが良きです。

あとがき

気に入りすぎてメイン機のPixel 6並にカスタムしたり、ゲームアプリ以外はサブ機としていたRealme x2 proの環境を移して、完全にサブ機兼玩具の立ち位置がPixel 3になりました。

飽きるか壊れるまで、しばらく検証用の玩具として愛用しようと思います。