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GCamこと「Google Camer」を導入してAxon 10 Pro 5Gのカメラを改善する

Android

サブ機として気に入ったAxon 10 Pro 5Gですが…Snapdragon 865機にしては、やっぱりカメラ性能が残念過ぎるので、カメラ改善では定番のGCamこと「Google Camer」を導入してみました。

「Google Camer」について

「Google Camer」は、Pixelシリーズのカメラアプリを海外の開発者達が移植したアプリです。Pixelカメラの優秀なAI処理や機能を、他のスマホでも使えるようにしたアプリで様々なバリエーションが存在しています。

導入は、apkを拾ってきてインストールするだけなので簡単ですが、動作条件があり以下の条件を満たす環境が必要です。

  1. Android 8.0(7などの古いユーザー向けもありますが、8.0以前を使用するメリットは薄いです)
  2. Camera2 API(Android 5.0~)もしくはRoot化
  3. SoCがSnapdragonかつOSが64bit

メーカーがAPIに制限を掛けていたり、形式をサポートしてないと動作しなかったり、特定の形式で保存できないとか色々あるみたいなので、条件を満たしていても必ず動作する訳ではないです。

とはいえ、SoCがSnapdragonでAndroid 8.0以降なら大体の端末で動くとは思います。

GCamを起動

Axon 10 Pro 5GはAndroid 10なので「MGC_8.1.101_A9_GV1zfix」のsnap.apkをインストールしました。GCamのアイコンはPixelシリーズのものと全く一緒なので、見分けやすいと思います。

カメラのUIや内容、設定もPixelカメラと同じ。

設定項目は機能が追加されていて、カメラ音のON/OFFやデフォルトのギャラリーをGoogle Photosから変更できるようになってます。

カメラアプリが重複するとトラブったり、クラッシュする原因に成りかねないので、MiFavor UI10のカメラアプリは「ADB App Control」から無効化しました。

デフォルトのカメラと撮影比較する

Axon 10 Pro 5Gをレビューした記事で使った写真とGCamで撮った写真を比べてみます。

上の写真がデフォルトのカメラ、下がGCamで撮影した写真です。ちなみにAxon 10 Pro 5Gには以下のセンサーが使われてます。

カメラセンサー
48MP 広角Samsung s5kgm1sp
(ISOCELL GM1:1/2型)
20MP 超広角Samsung s5k3t1sp
(ISOCELL 3T1:1/3型)
8MP 望遠OmniVision ov08a10
(OV08A10-GA5A:1/4.4型)
20MP フロントSamsung s5k3t1sp
(ISOCELL 3T1:1/3型)

広角

ポートレート(背景ぼかし)

暗所撮影

フォトスタジオでの物撮り

別物レベルで改善

GCamの導入で同じスマホのカメラで撮影したのか疑うレベルで改善しました。色味もそうですが、明るさ(HDR)の調整具合が全然違いますし、デフォルトのカメラアプリは何だったのか状態です。

ミドル向けの1/2型センサー、ISOCELL GM1でもソフトウェアの違いでここまで差が出るのか…と驚愕してます。

暗所撮影も、夜景モード(天体撮影)がGCamのおかげで可能になったことにより、ノイズはどうしても出るものの明るくハッキリ撮影できるように。これくらいの写真が撮影できるなら、サブカメラとして十分使えます。

ちなみに保存ファイル名もPXL、サイズも40×30MPと…Pixelと同じになってます。

あとがき

残念なカメラ性能のスマホでも、結構性能改善できる点も魅力ですが…無音化できるのが一番デカいと思いました。

無音化アプリでゴニョゴニョするより、処理が優秀で機能も豊富かつカメラ音をON/OFFできるGCamのが手っ取り早いです。

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