メインPCのGTX 1660SをRX 6600 XT Challenger Dに換装&メモリ増設

PC

GTX 1660Sから換装するために、RX 6600 XTと追加でDDR4メモリ16GBを買いました。

ので、交換作業と軽くGTX 1660SとRX 6600 XTを比較します。

時期が悪いどころではない

https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1215539.html

今から2年半前、Pascal世代のミドルハイGTX 1070に匹敵する性能があるGTX 1660S(Ti)が3万円程度で買えた時代がありました。

上位のRTX 2070などでも5万円台程度で購入でき、Zen 2アーキテクチャ採用第3世代Ryzenの登場やCore iシリーズの多コア多スレッド化、メモリ価格の安定など、自作界隈はそれなりに賑わっていました。

当時、投げ売りだったRyzen 5 2600とマイニングで弾けたバルクのRX470を使っていた私も、ラインナップ的にはクッソ中途半端なモデルと思っていたGTX 1660Sが、GTX 1660無印より15~20%高速でありながら価格はそんなに変わらないというお買得モデルだということを知り、みんな大好きDスパラで送料込みでも3万円でお釣りが返ってくる金額で購入したのを覚えています。

あれから2年半経って、当時は1080p環境だったのでGTX 1660Sに満足してましたが、最近は性能不足や将来を考えるといい加減、換装したいと考えてました。

が…

皆まで言うなって状況なのは周知の通りです。

ミドルクラスのRTX 3060などですら、安くても6万円台、下手に2連ファンモデルを選べば7万円が飛んでいきます。

しれっとGTX 1660SなどTuring世代の16系もアホみたいな値段になっていて、GPU市場は世紀末状態です。

拍車を掛けるように不安定な国際情勢、円安&賃金は上がらない日本、逝ったはずなのに蘇るマイニング…と、マトモな価格になる要因以上に、更に価格高騰などになりかねない原因が多すぎて時期が悪いどころの話ではなくなってます。

ただ、その一方でGPU含め半導体不足からなのか、旧世代でも買取価格も普通の状態じゃないです。

一例としてGTX 1660Sが2.5万円で買取となっていて、発売当時に買った金額から少し落ちた程度です。

換装して手放す分の差額で、まぁ…納得できなくもない価格でGPUのアップグレードができなくもないということではあります。

加えて、RTX系は国内外でゲーマーやマイナー問わず引っ張りだこ状態&Samsung 8nmの歩留まりが微妙なのも相まって需要が多すぎる反面、Radeon系のGPUはRTX系と比べると相対的に価格が安く、一応入手しやすいように見えます。

なので、自作erやゲーマーはあまり選択肢に挙げない「RX 6600 XT」かつ同チップの中では安めのASRockのボードを買いました。

一括61,000円で。

RX 6600 XT CLDとメモリが着弾

代理店はみんな大嫌いアスクじゃなくて、Amazonの販売通りメルコホール系のまだ常識的なCFD販売でした。

選んだボードはASRock製のRX 6600 XT Challengerの2連ファンモデル。

箱の感じはマザーのProシリーズとかM-ITXみたいな感じで、太一や鋼伝説より簡易グレードっぽい梱包。

シンプルでデザインは好み。新品のPCパーツってたまらんですよね。

上位にファントムゲーミングブランドの3連があったりとChallengerは下位グレード的な側面がありますが、バックプレートは金属製でファンも低負荷時は回転しなかったり、最安クラスのボードながら結構良さげです。

GPU換装&メモリ増設

メインPCからGTX 1660Sを摘出。

GTX 1660S比ですが、RX 6600 XTの方が基盤は小さいっぽいです。

補助電源はどちらも8pin。RX 6600 XTの性能的には1660sから20~30%増し程度で、Pascal世代の1070と1080tiくらいの差。

GTX 1660S(≒1070)などから乗り換えるなら、ゲーマーや自作erだったらRTX 3060 TiかRX 6700 XT選ぶのが定石だと思います。

私は4Kや144Hzを求めていないので、RX 5700 XTやRTX 2070、GTX 1080 Tiと同等性能で扱いやすくなったRX 6600 XTでも乗り換えには悪くないかなーとは思います。RTX 3060よりボード次第で1万円以上安いし。

「JONSBO U4」は、VGAサポートが310mmまでなのをすっかり忘れて購入しましたが、ギリギリ入りました。

2スロットかつ8pin1つの電力で済むRX 6600 XTなので何とかなりましたが、最近はミドルでも3スロかつ3連ファンのクソデカグラボかつゲーミングギラギラが当たり前なので…他のGPUチップやボードだと入らなかったかもです。

メモリもDDR4-3200Mhzを8×2から4に増量。PATRIOTのVIPERSTEELEシリーズで統一。

4スロットあったら埋めたくなるのが自作erの性。母板がB450鋼伝説なので、STEELE×STEELE4枚ぎちぎちはたまらんですね。

無駄にグラボが光ったりしないのでシンプルで良きです。

各種設定

Windows 10と同じ手順でWindows 11をセーフモードで起動。

DDUでNVIDIAドライバを安全に削除後、名前がコロコロ変わるRadeonのドライバーとソフトをインストール。

BIOSからXMPを読み込んでDDR4-3200Mhzへ変更、RDNA 2アーキとZen 2の組み合わせなのでSAM(Re-size BAR)を有効化し、Ryzen 7 3700Xを固定クロック化。

モード的にはデュアルですが、32GB(8×4)の4枚刺しでも3200Mhzが問題なく通りました。B450とはいえ、流石鋼伝説。

あんまり情報がなかったので半信半疑でしたが、Zen 2+B450+RDNA 2の組み合わせでもしっかりAMD SAMが有効化できました。(RX 6600 XTでは効果は限定的)

簡易的なベンチマーク

Ryzen 7 3700X@4.2GHz(1.3V)+GTX 1660SとRX 6600 XTでベンチマークしました。

今更どちらもガチガチにベンチマークするようなGPUじゃないので、簡易的かつガバガバです。

CPURyzen 7 3700X@4.2GHz(1.3V)

ブースト系機能無効化、クロック固定
CPUクーラーAMD純正 Wraith PRISM
マザーボードB450 STEELE LEGEND(P4.20)
メモリ8GB×4(DDR4-3,200MHz)
PATRIOT VIPERSTEELE
GPUASRock Radeon RX 6600 XT Challenger D 8GB OC
PALIT Geforce GTX 1660 Super GP 6GB OC
SSDSamsung 980 1TB(PCIe 3.0×4)
Samsung 860 EVO 1TB(SATA 3)
電源ユニット650W(80+Bronze)
玄人志向 KRPW-BK650W/85+
OSWindows 11 Pro(21H2)

FF14 暁月のフィナーレ

Ryzen 7 3700XとGTX 1660Sの組み合わせでは、1920×1080(ウィンドウ)最高品質で15037でした。

GTX 1070とか1660Tiも15000前後くらいなので大体似たような性能。FHDなら必要十分です。

次にRX 6600 XTポン付け。(特別、設定等はしない文字通りポン付け)

ローディングタイムが何故か微増したのが腑に落ちないですが…17244と順当に1660S比でスコアアップ。

Zen 3アーキのRyzen+RX 6600 XTだと20000オーバー、第9~10世代のCore iシリーズとの組み合わせでも18000弱なので、Zen 2のRyzen 7 3700Xだと性能をフルに活かせてないっぽいです。(もしかしたら3.0×8接続が原因?)

次に自動オーバークロックとAMD SAMを有効化。

ローディングタイムが短くなった代わりに、オーバークロックしたのに若干スコアが落ちました。

FF14 暁月のフィナーレ実行中の温度と消費電力は以下の通り。

パフォーマンスの割に消費電力が少ないので、RX 6600 XTは最大でも58℃くらいまでしか温度が上がらなかったです。

ASRock Challengerの2連ファンモデルなら低回転でも十分に冷えそう。

ケースが窒息気味の「JONSBO U4」でこの結果なので、RDNA 2は評判通りワッパと温度が扱いやすい性能してます。

waifu2x ncnn Vulkan

実はゲーム性能なんかより、こっちが重要で交換してたりします。

この前記事にした、CUDAを用いて画像処理を行う「waifu2x-caffe」のRadeonでも使える方のwaifu2x ncnn Vulkanを使えるようにしたので、CUDA処理ができないRadeonに乗り換えても問題ないわけですが、実際に目論見通りだったのか。

1920×1080の画像100枚、185MBを2倍の3840×2160に拡大かつノイズ除去3で処理したときの実行速度をテストしました。

waifu2x ncnnでVulkanAPIを用いて、GTX 1660Sで処理した場合100枚を4Kに拡大&ノイズ処理に3分48秒掛かりました。

これがRX 6600 XTに換装したことで、1分20秒も短縮しました。

私はwaifu2xでの画像拡大&ノイズ処理を多用するので、この変化は小さいようでめちゃくちゃデカイです。

あとがき

消費電力と温度が下がったおかげでファン回転数を低速にしても十分な上、RTX 2070やRX 5700 XTと同等性能があるので取り敢えず、換装してかなり満足です。

金額も売却を含めた差額、約4万円ちょっとならRX 6600 XTを導入する金額としては納得で、ワッパと扱いやすさを考慮したら今、GTX 1660sや同等性能のGPUに少し不満があるならステップアップに良いと思います。

多用途ならRTX 3060の方が良いかもですが、ぶっちゃけどっちも大差ないので値段で選んで良いかと。

B450 STEELE LEGEND(ASRock系母板全般?)は電源投入時にGPUファンやケースファンを100%回転させて、センサー類が正常かどうか毎回確認してから起ち上がるっぽいんですが、RX 6600 XTに換装したらグラボのファンは全開で回転しなくなりました。

毎回うるさくて地味にストレスだったんですが、少し軽減されました。

あとはもう少しRX 6600 XTを使ってみて、しっかりレビュー記事書こうかなーと考えてます。

(5/6:書きました)