オーディオデバイスの性能を手軽に評価できるソフト「Right Mark Audio Analyzer」

PC

「RMAA(Right Mark Audio Analyzer)」を試してみました。

「RMAA」について

「RMAA(Right Mark Audio Analyzer)」は、オーディオデバイスのアナログ・デジタル品質をテスト、評価できるソフトです。

データに基いて客観的に評価、性能を可視化できるので、主観だけを述べるだけの内容よりも質を上げるのに一役買いそうです。

ド・シンプルに性能を評価するだけのソフトなので、特別他に書くことはないです。

ダウンロードリンク

導入

Audio.Rightmark.Orgから「RMAA 6.4.5」のインストーラーをダウンロードし、管理者として実行。(※管理者権限で実行しないと、インストールが失敗します)

セットアップに従いインストール。

インストール後、デスクトップ上のアイコンかスタートにある「Right Mark Audio Analyzer」フォルダから起動すれば「RMAA」が立ち上がります。

使用項目

「RMAA」の測定で使う項目は、以下の画像の通りです。

  1. 出力(Playback)、入力(Recording)デバイスの選択(Wave mapperは規定のデバイス)
  2. テストするオーディオのサンプリングレート、量子化bit数の設定
  3. オーディオのテスト

測定手順

予め測定するオーディオデバイスをループバック接続し、「RMAA」で入出力デバイス、サンプリングレート・bit数を設定します。

PCのオンボードの場合はこんな感じで、フロント(リア)のライン出力からマイク入力に音声をオウム返しする形です。

ステレオミニケーブルはAmazonBasicとかエレコムの安いケーブルだと、ノイズや音の評価で品質を妨げる要因になるのでそれなりのケーブルを用意した方が良いです。

私はモガミ 2534の1mを使ってます。短すぎず、長すぎないし安定のモガミなので無難に良いです。

ループバック接続、デバイス設定ができたら「Run tests」の一番左のアイコンをクリック。

スペクトラムウィンドウと音量調整ウィンドウが表示されるので、入出力の音量を調整します。

L/Rチャンネルそれぞれ-1.0dB前後を目安に調整して下さい。

SUMMARYが緑、「The levels are OK.(レベルはOKです)」と表示されれば問題ないです。

「Start test」を押せばテストが開始されます。大体1分弱で終わります。

テストが終了するとSelect slotが出るのでOKを押して閉じます。

Test resultsウィンドウが表示され、結果を確認できます。(この辺はスルーでOK)

左下の右から2番目のアイコン「Make HTML report」をクリックし、webなどで確認できるHTML(HTM/SHTML)形式のファイルを出力します。

任意の場所に保存し、出力したファイルをダブルクリックすればweb上で結果を確認できます。

評価をしてみる

Realtek ALC892(B450 Steel Legend)

PCのオーディオコーデックとして主流のRealtek ALC892の評価(パフォーマンス)は”とても良い”判定でした。

周波数応答がめちゃくちゃ綺麗。(ググったり、そこそこオーディオ噛ってる人なら解るはず)

普通に音楽を聴けるレベルのチップなので概ね妥当な評価だと思います。

B450 Steel Legendは、一応ニチコンのファインゴールドコンデンサ+ALC892なのでそのおかげもあるかも。

ミヨシ PAA-U4P

前にプチレビューして、ALC892より音が悪いと書いたUSBポートを3.5mm(4極)に変換するアダプタ「PAA-U4P」は、”良い”判定でした。

判定は良いとなってますが、大体平均的でとても良い(Very Good)評価の項目は1つも無し。

周波数応答もなんか5~10khz辺りが不自然な形をしてます。なんで少し上がってるんですかね、しかも10~20khzのグラフ降下具合も変だし。

あのとき感じた違和感というか、明らか音が良くないと感じたのはあながち間違ってなかったみたいです。

Google USB-C 3.5mm アダプター(2nd Gen)

Synaptics CX21986を搭載した、GoogleのUSB Type-C to 3.5mmアダプターは”とても良い”判定でした。

個人的にはALC892と同じで、普通に悪くないと思ってますがとても良い音質だとは感じません。

スマホなど外部機器を評価してみる

ループバックによるスピーカー・マイクテストの他に、マイク入力のみテストすることもできます。

精度云々は一旦置いておいて、一応これを使えば外部機器の評価もでき”は”します。

「The levels are OK.」に合わせた後、Info「Press OK to start the recording of test signal.」と表示されるので、OKを押した後に評価するデバイスからテスト音源を流します。

テスト音源には「RMAA」が自動生成するwav音源を用います。

即席でテストしたので、100~200hz辺りがポコってなってます。精度は微妙かもしれません。

ただ、周波数応答やおおまかなパフォーマンスを見るのには使えると思います。

即席じゃなくて、テスト音源をうまいこと調整できればしっかり評価できるかも…です。

あとがき

オーディオの性能を手軽に評価・可視化できるので便利です。

専門用語じゃなくて、ExcellentとかGoodで評価してくれるので分かりやすいですし。

今後、PCのオーディオデバイスやマザーボードをレビューする機会があったら、サウンドの性能テストとして有効活用できそうです。

外部機器の評価に関してはしっかり計測できるように改善する必要がありますね。