【レビュー】Snapdragon 480ってどうなのよ、UQ版の「OPPO A54 5G」を試す

Android

久しぶりに新しいスマホを触ってレビュー記事を書きたかったので、今更ですがUQ版のOPPO A54 5Gを買いました。

最近は情報のアウトプットよりインプットの方が多く、前よりスマホレビュー記事の内容向上が少しは見込めそうなので、個人的なテストも含めてOPPO A54 5Gをレビューします。

いつも通りSEOで上位に来るのに参考にならない企業系のレビューや、検索汚物のTwitter口コミ引用エアプレビューなどが掘り下げない部分も含めて+αで頑張ります。

スペック・仕様

機種名OPPO A54 5G(CPH2303)
カラーファンタスティックパープル
シルバーブラック
サイズ162.9×74.7×8.4mm
重さ190g
ディスプレイ6.5インチ TFT-LCD
1080×2400(20:9)
60~90Hz
OSColorOS 11(Android 11ベース)
SoCSnapdragon 480 5G(Samsung 8nm LPP)
CPUKryo 460(8コア)

A76(2.0GHz×2)
A55(1.8GHz×6)
GPUAdreno 619(650MHz)
RAM4GB(LPDDR4X)
ストレージ64GB(UFS 2.1)
アウトカメラ48MP 広角(f/1.7)
8MP 超広角(f/2.2)
2MP マクロ(f/2.4)
2MP モノクロ(f/2.4)
フロントカメラ16MP(f/2.0)
バッテリー5000mAh(9V/2A:QuickCharge 2.0/USB PD18W対応)
インターフェースUSB Type-C(2.0)
nanoSIM+microSD(256GB)

※公開市場版はnanoSIM(×2)+microSD(最大1TB)
オーディオシングルスピーカー
3.5mm Line-Out出力
ハイレゾオーディオ(~384000Hz)
SBC/AAC/apt-X(HD)/LDACに対応
バンド5G:n3/n28/n77/n78
4G FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28
4G TD-LTE:B38/39/40/41/42
3G WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
2G GSM:850/900/1800/1900MHz
接続規格IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)
Bluetooth 5.1
NFC
セキュリティ側面指紋認証
顔認証
その他ベースモデルは恐らくOPPO A93 5G
A54 5GはA93 5GからRAM・ストレージ容量が半減
その代わりなのかトリプルカメラからクアッドカメラに変更

開封・内容物

以前契約して最悪な思いをしたmineoのソフトバンク回線を弾にして、UQオンラインショップで一括550円で買いました。

パッケージはこんな感じで、以前のOPPO系のパッケージから結構変わりました。

白基調の箱も悪くないですが、水色(空色?)ベースでアクセントが黒なのは「これも良い」と感じます。

どちらにしろOPPOはシンプルでゴテゴテしてなくて好感が持てます。UQ版でも特別キャリアロゴとか無駄な装飾は無かったです。

最近はどのメーカーも環境配慮などを謳って、ACアダプターとUSBケーブルをオミットしてますが、例に漏れずエントリーモデルでもその傾向です。

  • TUPクリアケース
  • TPU保護フィルム(貼付け済み)
  • SIMピン
  • クイックスタートガイドなどのマニュアル類

外観

他の方のレビューだとシルバーブラックが多いので、敢えてファンタスティックパープルを選んでみました。

確かに紫色っぽい感じですが、光の当たり具合で水色っぽかったり緑色っぽかったりします。

グラデーションかつ鏡面処理がされていて好きな人にはぶっ刺さるデザインだと思います。嫌いじゃないですが…私は派手なのが苦手なので、好みってワケでもないです。

角や側面がやや丸っこいラウンドした形状なので、大きさの割に持ち心地は良いです。

背面はガラスっぽい質感ですが、背面パネルの材質をググったらアクリル樹脂(プラスチックの一種)でした。

アクリル樹脂とはいえ、UV塗装や仕上げがしっかりされているのでプラスチッキーなチープ感が少なく、安っぽく感じないです。言われなければガラスと見間違えるレベルだと思います。

側面やボタン類はアルミ製で、少しは放熱に貢献してそうです。

ボタン類はOPPO系(RealmeやOnePlus)スマホ特有の、右側に電源キー、左側にボリュームキーとなっています。

電源は側面指紋認証を兼ねています。


本体下部にスピーカー、USB Type-Cポート(2.0)、イヤホンジャック、マイクがあります。

上部には何もありません。

SIMスロットは左側のボリュームキー上にあり、nanoSIM+microSDカードに対応します。

UQ版故、あからさまに2枚目の物理SIMスロットを潰されています。SIMフリーモデルはトリプルスロットです。

重さは概ね公称値の190gに近い192.3gでした。

付属のクリアケースを装着した場合は212.8gでした。200gオーバーで少し重めです。

ソフトウェア

Android 12ベースのColorOS 12に対応

A54 5Gは出荷時はAndroid 11ベースのColorOS 11をプリインストールしていますが、アップデートにより最新のAndroid 12ベースのColorOS 12に対応しました。(何がとは言いませんが、MIUIに少し似ましたね)

ColorOS独自の機能もブラッシュアップされ、使い勝手と機能性が向上しています。

スマートサイドバーなんかは、アプリ表示が縦2列かつUIが見やすくなったので使う頻度が増えました。

タスクキルしたがるので「ウザい」と評判のColorOSなのは相変わらずなので、最適化関係は調整が必要です。

UQ版ですが、ColorOS側にはあまり手を加えられていない様子で、無駄なスクリーンショットやタッチ操作の音はグローバルやSIMフリーモデル同様に無効化可能でした。

ウイルスみたいなクソアプリを詰め込んだり、システムそのものを改悪するドコモなんかとは格が違いますね。まだauやソフトバンクはマシです。

A54 5GでもColorOSがAndroid 12ベースになったことで、AOSPのMaterial Youに相当する機能がパーソナルカスタマイズから使えるようになりました。

壁紙に合わせて端末内の通知シェードや設定、ウィジェットなどに色を反映できます。

独自UI(OS)のColorOSなので、AOSPベースであるPixelなどのAndroid 12と違い、ステータスバーの使い勝手は改悪されておらず、港で不評のWI-Fi切り替えスイッチもワンタッチでON/OFF可能です。

プリインアプリはUQ版でもSIMフリーと遜色ない

UQ版なのでauのキャリアアプリてんこ盛りだと身構えていましたが、実際は取扱説明書とかいうアプリとメッセージがau版の+メッセージに置き換わっていただけで、殆どSIMフリーと遜色ない内容でした。

ただ…不要なOPPOの自社アプリやGoogle系サービスが多いとは思います。

初期状態では64GB中、18.9GBが使用済みでした。メディアファイルを大量に入れるならmicroSDカードはあった方が良いです。

邪魔なので不要なシステムアプリはいつも通り「ADB App Control」で強制的にアンインストールしました。

より使いやすくなったゲーム機能

ColorOS 12では、今までColorOSで採用されていたゲームスペースがマイゲームへと更新されています。

ツールキットは、従来のゲームスペースのようにアプリや機能を追加してカスタマイズ可能です。

ゲーム中に呼び出せるのも変わりません。

従来のゲームスペースだと、fpsやCPU、GPU使用率の表示はできてもオーバーレイ表示はできず、ゲーム中に確認するには場面ごとに一々スワイプして呼び出す必要がありました。

ただ、数値を確認”は”できてもゲーム操作を行えない or ゲームに戻ると表示が消えるというクソみたいな使いにくさがあり、オマケ機能でしかありませんでした。

ColorOS 12のマイゲームでは、温度やバッテリー表示に置き換えられ、ゲーム中のfps、CPUやGPU使用率はシステムステータスの項目に変更されました。

このシステムステータスは一度呼び出せばオーバーレイ表示が可能で、ゲーム中でもステータス表示が可能、今までのオマケ機能とは雲泥の差です。

表示位置も自由に移動できるので、CPUのクロック周波数やRAM使用率を表示可能な「System Monitor Float」なんかと組み合わせても良いかもしれません。

ハードウェア

UQ版はSIMロックフリー、但し他社回線の利用には設定が必要

UQやpovo2.0などのau(KDDI)を利用した回線であればそのまま使えます。他社のバンド潰しもないです。

とりあえず、サブ回線兼090保持用のpovo2.0の物理SIMを入れたところ、APNに項目がなかったので手動で追加し、無トッピング状態の128kbps低速にて通信できました。

ColorOSなので、AOSPと違い対応さえしていれば自動的にVoLTEが有効でした。

UQ版はauキャリアモデルと違い、SIMロックフリーみたいです。なのでキャリアに解除申請する必要はないですが、他社回線を使う場合の手順がSIMフリー版と違い、少し面倒くさいです。

使う予定の回線のSIMを入れて再起動し、WiFiに接続、設定の「デバイスについて」から「その他の情報」へ移動し「SIMカードのロックステータス」を更新するとSIMを利用可能になります。

楽天モバイルのSIMを入れたところ、自動でAPNが読み込まれ通信が可能でした。

VoLTEは自動的に有効、但し項目自体はグレーアウトしていてON/OFFは切り替え不能のようです。

ちなみにキャリア版ながら、国産スマホではないからなのか電源ON時にSIMカードを外しても強制的に再起動したりしませんでした。この辺りもSIMフリー版と同じですね。

90Hzに対応したLCDディスプレイ

OPPO A54 5Gは、最大90Hzのリフレッシュレートに対応した6.5インチのTFT-LCDディスプレイを搭載しています。インカメラは左上パンチホールタイプでサイズ感は普通です。

有機ELではないですが、液晶ディスプレイながら輝度も発色も気になるほど悪くなく、むしろ良いくらいです。

色合い的には、少し赤系統が強い印象ですが、不自然な程ではないです。

明るさも過去にレビューしたRedmi 9Tのように輝度が気になることはなく、通常時は480nits、ピーク時でも550 nitsと必要十分な明るさです。

両機種50%状態で噛ませ犬にPixel 3を置いてみましたが、正直…輝度の低いPixel 3より見やすく、エントリー向けや数年前の有機ELディスプレイと品質的には遜色ないレベルに感じました。

色モードや設定は特に書くことはないです。この辺りはThe・普通。

エントリーモデルながら90Hzのリフレッシュレートにも対応しています。

旧ミドルレンジに匹敵する性能のSoC、Snapdragon 480も相まってスクロールは比較的滑らかに動作します。

WidevineはL1でした。

快適な指紋認証

OPPO A54 5Gは側面に指紋認証センサーを搭載しています。

速度は高速かつ精度もかなり良く、指に指紋が少ない寝起きや手洗い直後でもあまりミスりません。

エントリーモデルの中ではトップクラスで快適に感じます。

ただ、顔認証はエントリーモデル相応の動作でした。あるだけマシという感じで指紋認証の方が使い勝手は上です。

Quick Charge 2.0と18WのUSB PDに対応

OPPO A54 5Gは高速充電規格、Quick Charge 2.0と18WのUSB PDに対応しています。

USB PD20W出力に対応したAnker PowerCore Fusion 10000で、OPPO A54 5Gを充電したところRT-TC5VABK読みで8.9V1.7A…と、9V2Aに近い値が出力されていました。

大容量5000mAhでありながら急速充電非対応だったA5 2020など、過去のAシリーズと違いしっかり急速充電に対応していて、A73のようにQCのみではなく汎用のUSB PDでも18Wに対応しているのは良い点です。

オーディオは平均的な性能、一応ハイレゾも聴ける

OPPO A54 5Gはモノラルスピーカーと3.5mm Line-Out出力を搭載しています。

Dolby Atmosなどには対応しませんが、OPPO端末共通のリアルサウンドテクノロジー機能は使えました。

モノラルスピーカーなので音は良くないですが、音量はかなり大きいです。不自然な程に。

あまりにも気になるレベルだったので「MacroDroid」で、音量を固定するだけの単純なマクロを作成してメディア音量を30%に固定化し、簡易的ながら騒音を計測してみました。

メイン機として愛用中のPixel 6はステレオスピーカーですが、音量30%の場合は計測アプリ読みで37.7db”囁き声”判定ですが…

A54 5Gはモノラルかつ音量30%にも関わらず、51.0db”静かな事務室”判定でした…。3割程度で50db超えってマジか…って思いました。

片側だけのスピーカーからデカい音が出てくるので、聴いていてあまり良い気分ではないです。

恐らくは強制的に有効化されるリアルサウンドテクノロジーが余計な影響を及ぼしているかもしれません。

ハードウェアレベルでカスタムできる音楽プレイヤー「Neutron Player」からOPPO A54 5Gのハードウェアを確認したところ

スピーカー出力は48000Hz16bit(デフォルト)で固定

3.5mm Line-Out出力では、44100Hz~384000Hzに対応していました。

見掛けだけのスペックでは無いことを確認するため、ネイティブ384KHz24bitの音源を用いて再生テストをしたところ、問題なく再生可能でした。

オーディオデバイスのアナログ・デジタル品質をテスト、評価できるソフト「RMAA(Right Mark Audio Analyzer)」で、OPPO A54 5GとPCをモガミ 2534を用いて接続しテストしたところ、OPPO A54 5Gの3.5mm Line-Out出力の評価は”平均的”でした。

音質はThe・普通って感じです。

個人的な評価を言えばPC直挿しにも劣る音質で、低域が貧弱で出し切れていない印象でした。

まだメインPCのオンボード、ニチコン+ALC892に直挿しして排他接続で聴いた方がマシです。

ちなみに、3.5mmプラグが細めであればしっかり奥まで挿し込んだ”カチ”って音と感触が返って来るのですが…

モガミ 2534などのオーディオ向けのケーブルのプラグだと、本体側面が少しラウンド形状で丸みを帯びているので、カッチリ奥まで入ってくれません。

音自体は拾えるのですが…少し動かしただけでケーブルが勝手に抜けるので検証時に苦労しました。

ベンチマークテスト

Geekbench 5

クロスプラットフォーム対応のCPU性能とグラフィック性能をOpenCL・VulkanAPIから計測できるGeekbench 5では、シングルコア521・マルチコア1676、OpenCLスコア1070・Vulkanスコア956でした。

3DMark Wild Life Stress Test

クロスプラットフォーム対応のグラフィック性能とパフォーマンスの持続性を測るベンチマーク、Wild Life Stress Testでは最大スコア977・最低スコア969、バッテリー消費量は80%→76%(4%消費)、温度上昇は30℃→32℃(2℃上昇)、フレームレートは4~9fpsでした。

先代Snapdragon 460の製造プロセス11nmから8nmに微細化(シュリンク)した恩恵もあり、ローエンド向けのSoCなのも相まって発熱と消費電力は大人しいです。

Stability(安定性)は99.2%で、パフォーマンスは安定していますが…そもそもの最大性能が低いのであまり3Dゲームには向かないです。

CPDT Benchmark

ストレージ速度を計測するベンチマーク、CPDT Benchmarkではシーケンシャルライト(書き込み)203.44MB/s・リード(読み込み)315.2MB/sでした。

UFS 2.1規格のストレージとしては可もなく不可もない速度です。

PCMARK for Android

普段使いのパフォーマンスを計測するベンチマーク、PCMARK for Androidではスコア7282でした。

AnTuTu Benchmark V8.5.7

総合的なパフォーマンスを計測するベンチマーク、AnTuTu Benchmark V8.5.7ではスコア271316でした。

概ね、Snapdragon 690やSnapdragon 730などに近い数値で、400番台でありながら旧型とはいえミドルレンジ向けのSnapdragonに匹敵するスコアです。

温度はむしろ降下しており、ベースモデルと思われるA93 5Gはグラファイトヒートシンクなど、冷却システムを搭載していたためA54 5Gも最低限、発熱を抑制する機構が搭載されているのかもしれません。

ゲーム性能

アズールレーン

今となっては軽めとはいえ、ある程度のスペックがないと動作がカクつく軽量級タイトルのアズールレーンでは、魔耶掘りこと8-4ハードで平均59fps、PvPに当たる演習で平均57fpsでした。

一昔前は安いスマホだと遊ぶのがキツイ印象で、動作的にはパズドラ以上荒野行動以下って印象ですが…流石にローエンドクラスとはいえSnapdragon 480では余裕のある動作です。

最早何をしたら良いのか不明なゲームと化してますが、ツムツムやパズドラ程軽量という訳でもないので、そこそこの知名度故に軽量動作のタイトルには適任かもしれません。新規でやる人が居るのかは謎ですが。

プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク

推奨スペックがSnapdragon 835+RAM4GBと、比較的軽めな中量級タイトルのプロセカでは、ローエンド向けSoCながら旧ミドルレンジに匹敵する性能をSnapdragon 480が有しているので、MV設定が3DMV+標準までであれば平均60fps近い値でのプレイ可能でした。

私は普段音ゲーをしないので、無責任に「快適に遊べる」と保証はできませんが…動作的には快適の目安となる60fpsに届いており、ゲームの動作面で不満は少ないと思います。

どちらかと言えば不満が出るのはタッチ反応やカメラバンプが原因でガタつく方です。

尚、3DMV+標準まではフレームレートに問題がなかったのですが、3DMV+高品質はscrsndcpyでのミラーリングで端末側のfpsとミラーリング側のfpsが、30fps近くも乖離する事象が発生したので計測していません。

scrsndcpy側が原因かも知れないので、Snapdragon 865のサブ機Axon 10 Pro 5Gで3DMV+高品質にてプロセカの動作を確認したところ、ほぼ60fpsに張り付きfpsも実動作と乖離しなかったので…恐らく原因はAndroid 12ベースのColorOSとの相性か、Snapdragon 480のGPU使用率が99%のため、ミラーリング画面をadb経由で出力するだけの余力がないのかもしれません。

余力のあるSnapdragon 865ではフレームレートのグラフが大きくブレずに安定しているので、その辺りが起因しているように見えます。

原神

低画質+RAM拡張の録画ファイルから、恒常からくり陣形戦の部分を抜粋

推奨ではSnapdragon 845+RAM4GBが要求されるモバイル向け最重量級タイトルの原神では、低画質+30fpsですら平均23fpsで、最低限の30fpsにすら届きません。

一応、RAMを2GB拡張してみたところ、性能は足りていませんが…カツカツ具合が少しだけマシになったのか、低画質では23→25、中画質でも20→23fpsと…2~3fps程度フレームレートの増加が確認できました。

どちらにせよ、低画質ですら平均30fpsに届かないので…マトモにプレイできる水準ではないです。

処理落ちして音声にノイズが混じるレベルですし。

GPU性能も足りてませんが…それ以上に原神に対してはCPU性能が足りていないようで、恐らくパフォーマンスコアがA76(2.0GHz×2)しかなく、残り6コアが効率重視のA55(1.8GHz×6)故に負荷が上手に捌けていないのかもしれません。

GPUはクロックが低いとはいえ通常のAdreno 619で、腐った619”L”版ではなく、GPU単体で見ればSnapdragon 750Gの800MHz版Adreno 619との性能差は10%程度です。が…ググった限り、低画質でも750Gの方がマシなfpsです。

カメラ

センサーを調べてみる

「Device Info」からOPPO A54 5Gのセンサーを確認したところ、以下のセンサーが使われているみたいです。

カメラセンサー
48MP 広角(f/1.7)Omnivision ov48b
(OV48B:1/2インチ)
8MP 超広角(f/2.2)Hynix hi846
Omnivision ov8856
Samsung s5k4h7(ISOCELL 4H7)

共通して8MP、1/4インチ
2MP マクロ(f/2.4)Omnivision ov02b10
(OV02B:1/5インチ)
2MP モノクロ(f/2.4)GalaxyCore gc02m1b
(GC02M1B:1/5インチ)
16MP フロント(f/2.0)Samsung s5k3p9(ISOCELL 3P9)
Sony imx471

共通して16MP、1/3インチ

16MPのフロント、8MPの超広角センサーは、各社該当する類似センサーがあるので厳密に”これだ”ってモノは確認できませんでした。ごめんなさい。

GalaxyCore gc02m1bなんてセンサーあったかなと思ったら、ベトナム向けに出てるOPPO A93で採用されてるモノクロセンサーっぽいです。

超広角もHynix hi846が出てくる辺り、全体的にA93と似たような構成で、もしかしたら48MPのセンサーもオムニビジョンではなく、同じく1/2インチのSamsung ISOCELL GM1の可能性もあります。

撮影テストのまえがき

カメラアプリはいつものOPPOです。

Xiaomiやモトローラなどと違い、OPPOの日本向けモデルは大体がシャッター音を無効化できません。

OPPOのサブブランド、Realme(や同系のOnePlus)スマホを触ったことがあるとクソに感じます。

カメラについては毎度の如く、私は知識も技量もないドシロートなので察して下さい。

今回の噛ませ犬はA54 5G自身で、比較対象は私のメイン機Pixel 6です。

(ローエンドモデルとハイエンドモデルの圧倒的な差を見て気持ちよくなりたかったので)

撮影は、全て手持ちかつ設定はAI・HDRありのオートです。

広角

超広角

望遠(6倍)

ポートレート

暗所撮影

フォトスタジオで物撮り

カメラ性能:思っていたよりは記録用に使える

エントリーモデルらしい写り具合のカメラです。

”クアッドカメラ搭載”と言いつつ、内2つは撮影する気も起きない汚いマクロ、謎のモノクロ用カメラで、エントリーモデル特有のなんちゃってクアッドカメラです。

コストカットで最初から無駄なカメラは付けないか、まだ深度測位用のカメラを載せた方がマシです。

前にレビューしたRedmi 9TやAxon 10 Pro 5G同様にカタログスペックが良いだけの48MPセンサーで、A54 5Gもセンサーサイズは1/2なので撮る前から期待なんぞはしてませんでした。

全体的にのっぺり・もやもやした鮮明さに欠けた写真で、やや暖色寄り(というか薄黄色)っぽいです。

ただ、最初から期待していなかった分、思っていたよりは記録用になら多少は使えると感じました。

Redmi 9TやA73は1万円台だったのでもう少しオブラートに包んだ評価にできますが、A54 5GはMNP特価でもない限り大して安くはないので、定価2~3万円のカメラにしては正直微妙な印象です。

メモとか軽くSNSに写真をアップロードする程度なら、まぁ…moto e7 powerよりはマシですがね。

まとめ:普段使いなら快適と言えるレベルに到達したエントリー機

私のスマホレビューで安めのローエンド(エントリー)クラスに分類されるスマホは、大体がSoCが非力で動作に難があり「サブ機ならあり」とか「MNPで安いなら」程度が関の山でした。

が、珍しくOPPO A54 5Gは「普段使いなら快適と言えるレベルに到達した」と言えるモノでした。

これはローエンドながら8nmで製造され、旧ミドルレンジに匹敵するSnapdragon 480のおかげもありますが、eMMCではなくUFS 2.1規格のストレージ、下手な有機ELに劣らない&90Hz対応の液晶ディスプレイ、側面指紋認証の精度や反応の良さ、比較的動作が軽量かつアップデートでより使いやすくなったColorOS…と言った総合的な良さが要因です。

コストカットはカメラ性能やスピーカー、液晶の採用、ACアダプターのオミットなど細かい部分で見受けられますが、スマホの体感に影響する部分はケチられておらず、カットするところはカットするけど、下手な部分まで削らない中国大手のOPPOらしい出来です。

550円で買ったエントリーモデル故に、ここまで使い物になるとは思っていなかったのと、比較的中華スマホではOPPOが好きなので褒めすぎた感は否めませんが、個人的にこの内容でまとめられるだけのポテンシャルを秘めた子でした。

まぁ…この子は、私のメイン機にもサブ機にもなる予定はないんですがね。予備の玩具程度の認識です。

私自身が、定価やクソ高いSIMフリーモデルを買うか聞かれたら”No”と答えますし、買った理由も記事ネタと550円でSnapdragon 480を試せるから飛びついただけなので。

良い点

  • アクリル樹脂製ながらガラスに見える程に質感の高い背面処理で、エントリーモデルでも安っぽくない
  • Android 12ベースのColorOS12に正式対応
  • ColorOS12が比較的軽量かつ色々使いやすい
  • UQ版でもかなりSIMフリーモデルに仕様が近い
  • リフレッシュレート90Hzに対応し、液晶ながら発色の良いディスプレイを採用
  • FeliCaと防塵・防水はないけど、NFCは一応使える
  • 指紋は高速で精度も良く、ストレスになりにくい
  • スクショ音は消せる
  • 過去のAシリーズと違い、しっかりUSB PDを含めた急速充電に対応
  • 一応、384KHzまでのハイレゾ再生が可能
  • 400番台とはいえ、旧型のミドルレンジに相当するパフォーマンスを有するSnapdragon 480搭載
  • ローエンド向けSoCかつ8nmにシュリンクしたおかげで、Samsung製でも発熱・消費電力が大人しい
  • eMMCではなく、しっかりUFS 2.1規格のストレージを採用
  • 原神程の重量級タイトルでなければ、案外ゲームもプレイ可能
  • UQ版はauキャリアモデルと違い、SIMロック解除は不要
  • UQへMNPなら550円、白ロムでも1.5万円台の割に総合的には良い

欠点

  • ColorOSの最適化系は相変わらずなので、調整が必要
  • スピーカーがモノラルかつ、音が不自然にデカい
  • 顔認証は少し遅い
  • ラウンド形状が原因で3.5mmプラグが入り切らない場合がある
  • 6.5インチかつ5000mAhのため、少し分厚くて重い
  • エントリーモデルだから仕方ないとはいえUSB 2.0
  • OPPO製スマホなのにカメラ音が消せない
  • エントリーモデル特有の”なんちゃってクアッドカメラ”
  • 他社回線を利用する場合、再起動とSIMステータスの更新が必要

UQ(au)版なら白ロムが大体1.5万円くらいで買えます。良品がイオシスとかでも似たような価格で売ってます。

SIMフリー版もありますが…新品だと2万超えです。2万円台だとおすすめはしないです。

¥16,000 (2022/05/24 06:40時点 | Amazon調べ)