正直…慣れてない奴は事前に知識マシマシにしてないと、こんなの無理ですの。
Xiaomi Mi 11iのROM焼きに失敗
168時間(1週間)とかいう意味不明な制限を乗り越えて、Mi 11iのブートローダーアンロックには成功しました。
何故、スマホのブートローダーアンロック如きで168時間も待機しなければならないのか…。(シャオミが悪いんだよ)



アンロックも済んだのでMIUIとおさらばするために、計画通り「Pixel Experience」を焼くことに。
で、PixelExperienceのwikiとかを参考に焼き始めたワケですが…a/bにboot.imgを焼いて、カスタムリカバリを導入するまでは問題なく可能で「Pixel Experience」と「Pixel Extended」両方、リカバリ起動までは辿り着けました。
リカバリーからファクトリーリセットして、MIUIの不具合回避にファームウェアを焼き、adb sidloadでzipファイルからインストール。ここまでは大丈夫でした。
が…いざROM本体をサイドロードしようとコマンドを入れても、cannot read(ファイルを読み込めない)って出ます。

「Pixel Experience」でも、ダメ元で入れようとした「Pixel Extended」でもファームウェア書き込みまではサイドロード可能でしたが、何故かROM本体を入れようとするとサイドロード不可能に。
ROMファイルとリカバリが同じ名前故か?ってのもあるので、リネームしたり、コマンドプロンプトを管理者権限にしたり、PC・Mi 11iの再起動、ファイルをCドライブ直下に移動、エクスプローラーからターミナルを開いたり個人的に考えられる原因を潰し、フォーラムも覗いてみたりと4~5時間格闘しましたが…無理。

何をやってもROM本体をadb sidloadで読み込めず、リカバリーでファクトリーリセットをしているので…
- リカバリーがPixel Experienceに書き換わっている
- TWRPはインストール不可&フラッシュすらできない
- 取り敢えずPixel Experienceを書き込もうにも、adb sidloadで読み込めない
- システム(MIUI)はファクトリーリセットで吹き飛んでいる
と…いう状態になり、ROM焼きに失敗しました。FastBootと上書きしたRecovery以外は起動しない文鎮の出来上がりです。
adb sidloadでファームウェアは書き込めるのに、何でROM本体は無理なんですかね。両方書き込めないなら私のやり方が悪いだけなんですが…ちょっとよくわからん。
「MiFlash」で直す
まぁ、FastBootモードで起動できるならナントカ戻せるのは事前に把握済みだったので「MiFlash」で直すことにしました。
すんなりとは直せなかったんですがね。
配布先は色々あってどれでも良いとは思いますが…公式から~と言いつつ、2018年のバージョンで止まってるリンクが多かったので、いつも参考にしてる「ROM焼き試験場さん」のリンクから2020.3の比較的新しめの「MiFlash」をダウンロードしました。

「MI Unlock」もそうですが…配布先の統一だったり、UIはまとめてくれないんですかね、Xiaomiは。
マジで適当だしソフトの使い勝手が微妙でバラバラなんで、しっかりしてくれって思います。
CheckPointエラー回避のためにMiflash Configration内「CheckPoint:」の内容を削除し、悪名高い「clean all and lock」を「clean all」に。

ブートローダーアンロック前に最悪を想定して「MiFlash」のことを事前にググってましたが、色々な個人ブログでも言われてる通り、まぁクソというか「clean all and lock」のままだと、純正ROMをflashした後にブートローダーをロックしやがるとかいうゴミみたいな項目。うっかりリロックして面倒なことになった人は少なくないです。
で、Mi 11i(Redmi K40 Pro+)用の”FastBoot対応”のtgzファイルをダウンロードし、7zipで解凍。
解凍して出てくる「~.tar」のファイルを更に解凍して、中の「images」のフォルダを「MiFlash」から指定し、FastBootモードでデバイスと接続、「refresh」で端末を認識させ、純正ROMをflash(焼く)。

…のですが、すんなり行かずというか、result(リザルト)部分はsuccessにはなってますが…

elapse(経過)が0sなのはどう考えても可笑しい。
ですが、前工程でミスがあればエラーを吐くので実行はされているっぽい。
が、デバイス側はFastBootモードのままですし、何回かflashしても0sでsuccess表示に。
うーん、この動作はやはり可笑しい。
ググってもやっぱりファイルの解凍方法とか、imagesフォルダを指定しろとしか書いてないので…「MiFlash」でも書き込めないくらいに文鎮化したのかと焦りました。
で、半分諦めムードで頭を空っぽにしながら、ググったりゴニョゴニョしてたら…ようやく解決しました。
2重解凍して出てきたフォルダをデスクトップに配置するだけっていう単純なもの。

デスクトップに移動後に指定し直したらしっかり書き込みが開始されました。
カスタムリカバリーからファクトリーリセットして、システムを上書き&ふっ飛ばしてるので539sも掛かりました。(まーそりゃそうだ)

焦って色々考えるより、頭空っぽにして単純になった方が意外と何とかなるもんですね。
ちゃんと書き込めた後は自動的にデバイスが再起動、MIUIがしっかり起動してくれました。

リカバリーも元通りになり、何とか初期状態に戻せました。

あとがき
自分のミスを棚に上げる訳じゃないですが、やはりXiaomiは色々面倒くさくて好きになれません。
MIUIが嫌なのでROM焼こうとしたら失敗して、直そうとしたらすんなりいかなくて…余計嫌いになりました。
今は一時的に、Googleが出してるAndroid 13(β)のGSIを焼いて使ってます。


AOSPそのまんまなのでUI自体は悪くないですが…ドライバ周りがガバガバなので常用は無理。
他のGSIとかも色々試しつつ、再度ROM焼きにチャレンジしたりしてMi 11iをサブ機にするため、システム探しの試行錯誤をするしかないですね。
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