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Core i5 13600K(F)とRTX 3080でミドルハイクラスな新メインPCを組む

PC

今使っているRyzen 7 5700X+RX 6600 XTのメインPCで性能が足りなくなり、魔が差して新メインPCを建造してしまったので備忘録的に残します。

Ryzen 7 5700X+RX 6600 XTの不満点

半年しか使ってないRyzen 7 5700Xは正直…そんなに不満無いです。非常にワッパが良くて扱いやすい。

3年近く前のZen 3アーキテクチャとはいえ、私の用途で遅いと感じたことは無いし8C16Tも普段は上限まで使うことはなく、動画のエンコード時にちょっとコア数足りないかも…ぐらいで多少は我慢できる速度なので、急ぎで変える程ではないのは確か。RTX 3070までならボトルネックにもならない名CPUでもあります。

問題はRX 6600 XT…と言っても、これは私の使用用途が悪い部分もあるので、むしろRX 6600 XTは無茶な要求に応えてくれていた方だと思います。が、やっぱり単純に性能不足。

最近始めた崩壊:スターレイルが思いの外面白く、せっかくならスマホと同じ21:9な3440×1440(UWQHD)で最高画質+レンダリング精度1.4~1.6くらいで遊びたいところでしたが、RX 6600 XT(PCIe 3.0×8)だと軽いベロブルグでも1.6以上だと結構50fpsを下回り、平均46fps前後くらいです。

宇宙ステーションや羅浮は30~40fps付近まで落ちますし、レンダリング精度を1.0くらいまで落とさないとUWQHDのスターレイルが60fpsで快適に動作せず、FHD~軽めのWQHD向けなRX 6600 XTの限界にぶち当たりました。

PCIe 3.0×8で性能低下してるのもありますが、どちらにしろRX 6600 XTはUWQHD用途で使うためのGPUではないです。

まぁ…性能以外でもRX 6600 XTを1年使って色々あり、ゲーム中にAMDの自動更新が何故か走ってWindowsごと固まりRadeonソフトウェア自体が壊れて何回かDDUで1からドライバー関係を入れ直す自体もあったり。

結局、安定運用するにはソフトウェア無しのドライバーOnlyにせざるをえない状況になったので、Radeonのソフトウェア的な恩恵も無く、ドライバー周りでやっぱり微妙な部分もあったので、赤から緑に戻るか検討段階ではありました。

買った当初からWindows Updateで延々とドライバー拾ってきやがる謎事象もありましたが、一応はRadeon(RDNA)も悪くはないんですよ…ソフトウェアの安定性はPolaris(RX 400/500)のがマシだった気もしますが。

ついでに今は何故か解決してますが、5700X(Zen 3)に換装する前の3700X(Zen 2)だと、Androidのカスタム関連で問題があり、adb sidloadでカスタムROMをsidloadできずに、cannot read(ファイルを読み込めない)とされる問題が発生してました。

Zen 3の5700Xに換装後は具体的な原因は分かってないですが、何故かadb sidloadの問題は発生しなくなり、Zen 3でCCX辺り8コアのintel CPUに近い構造になったことと、拡張命令関係の改善が起因してるのかなーと思ってますが真偽は不明。

こっち系はよくintel環境が推奨されている通り、AMD比でintelの方が問題は起きなさそうな気がしてます。

兎にも角にもAMDで組んでるメインPCが色々とやりたいことに対して微妙に足りなくなったことに加え、原型が4年近く前に組んだRyzen 5 2600+GTX 1660SからB450SL以外をとっかえひっかえなテセウスのPC状態&久しぶりにしっかり組みたい気持ちが一気に高まってしまって、気が付いたら新しいPCが生えてきました。

B450SLだと電源回路的に8コア以上載せれないし、PCIe 3.0止まりで今後ミドル帯のGPUは4.0×8が多くなるっぽいのでどっちにしろ足回りから強化する時期にも来てましたし、PCも買いたい時が買い時と言いますから。

新メインPCのパーツ構成と選定理由

新メインPCのパーツ構成です。コンセプトは”質実剛健・光ら(せ)ない・シンプルで黒を基調”に選定しました。

パーツリスト
CPUCore i5 13600KF(intel Raptor Lake-S/14C20T)
CPUクーラーThermalright Peerless Assassin 120 SE
マザーボードMSI PRO B660-A DDR4
メモリPatriot Viper Steel(DDR4-3200/16-18-18-36 1.35V 8GB×4)
GPUZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 AMP Holo(10GB)
SSDメイン:Samsung 980 PRO 2TB(PCIe 4.0×4)
サブ:Samsung 980 1TB(PCIe 3.0×4)
電源ユニットCorsair RM850e
(最終的にFractal Design ION Gold 750W)
ケースFractal Design Define 7 Compact
OSWindows 11 Pro
その他Thermalright LGA1700-BCF
オウルテック グラフィックボードホルダー(OWL-GSASAE01)
アイネックス M.2 SSD用ヒートシンク(HM-24)

掛かったら仕方ないけどセールやら一部パーツは流用・中古可やらで25万円以下で抑えつつも使いたいパーツを使って、3年くらいは快適で不満が出なさそうなスペックにまとめました。

Core i5 13600K(F)

CPUには14C20TのCore i5 13600K(F)を選択。内蔵グラフィックは要らないのでKとどっちでも良かったです。

13600K(F)でもシングルコア&ゲーム系の性能は12世代最上位のCore i9 12900K並、マルチコア性能はみんな大好きCore i7 12700KやRyzen 9 5900Xをやや上回り、13世代のi5シリーズで唯一”Raptor Coveとキャッシュ増量”の恩恵を受けたちゃんとRaptor LakeなミドルハイクラスのCPUです。

中身はAlder Lakeそのままでキャッシュもねぇ、シングルも大差ねぇ下位のi5達とは格が違います。

一応、i7 13700(F)や13700Kとも悩みましたが…13700Kの16C24Tは多分オーバースペック過ぎる&ほぼ簡易水冷前提、13700(F)はPL65Wだと13600Kや12700以下、PLを200W以上にしないと性能の下がり幅が酷く、電力効率などあらゆる面で13700K(F)の劣化品でしかないのでやめました。実質的にintel第13世代だと13600Kか13700Kの2択。

Zen 4だと12コアでTDP65WのRyzen 9 7900が性能と電力効率的に欲しいところでしたが…導入するコストがintelプラットフォームより高すぎるし、実質5nm版のZen 3なので5700Xから乗り換えるには微妙&Androidのカスタム関係で動作が安定的なintel環境に乗り換えるつもりでいたのでAMDから鞍替えです。

CPUは壊れにくい部品なので新品を買う必要もなく、中古が落ちていればそれを拾うつもりでしたが…思ったより13600K(F)の中古が無かったので、じゃんぱらの未使用品を諸々込の41650円で購入。

新品より1200円程度、内蔵グラフィックありと比べて3000円くらい安く、差額分でSolder Lake対策のLGA1700-BCFを購入してます。

Thermalright Peerless Assassin 120 SE

国内では人気なサイズのCPUクーラーは性能が良いのに釜のデザインが死ぬほどダサいし、DeepCoolのAK400はド定番&最近こればっかりでつまらないので、ThermalrightのPeerless Assassin 120 SEを選びました。

4000円で買える120mmのツインタワーなサイドフロー空冷クーラーで、値段の割にそこそこの冷却性能があるらしく、デザイン的にトップカバーもファンもブラックで”まぁ…普通”なのでこれに。

PL150W以下の電力効率重視で運用する予定の為、Peerless Assassin 120 SEでも問題ないはず…。簡易水冷は配線がゴチャるのが嫌で空冷派。流行りで安易に選ばれがちな水冷は検討すらしてないです。

他にはID-COOLING SE-226-XT-BLACKとか、クラマスのHyper 212 RGB Black Editionも候補でしたが、最終的にツインタワーで4000円の魅力に負けました。

MSI PRO B660-A DDR4

intel第12/13世代でPCを組むなら、マザボはZ690/B660/H670>H610≫越えられない壁≫700シリーズです。

機能的にチップセットレーンとUSB 3.2 Gen2×2の最大数くらいしか違いがない癖に、無駄に値上げした700シリーズを選ぶ理由は基本的にないです。もちろんRaptor Lakeを最初からサポートしているメリットはありますけど。

ボードベンダーは好きなの選べば良いと思います。K付きCPUですが、OCしないで定格(から電力制限)運用するのでB660です。

MSI PRO B660-A DDR4は”DDR4対応のB660で2万円以下”という条件下では、個人的に最高クラスのマザーボードだと思ってます。2万円以下で12フェーズのマザボは殆どありません。

他の2万円以下のB660マザーがどれも電源回路に8~9フェーズの中、PRO B660-A DDR4(とB660M-A)は12+1+1フェーズかつDuet Rail Power System(DRPS)の2万円にしてはつよつよな電源回路を搭載していて、i9 12900Kやi7 12700Kも定格で安定運用可能なマザボ。必然的にi5 13600K(F)なら十分な電源回路です。

装備も中々で、M.2スロットは2スロットどちらもPCIe 4.0×4かつネジ不要なEZ M.2 Clip対応、ド定番なRealtekの2.5Gb LAN、そこそこ嬉しいUSB 2.0ポート×4、10Gbpsで速いUSB 3.2 Gen 2がType-A×2、Type-Cで1ポートついてます。地味にデバッグLEDとか光デジタル端子も付いてます。

オンボがALC897なのが低価格向けって感じですが、PC直挿しで音楽を聴くつもりはないのでどうでも良いです。お ま け に、PROシリーズのマザボなのでデザインも黒基調でシンプルかつMSIのクソダサいドラゴンもいません。

intel第12/13世代向けの低価格なB660マザーという条件下では真面目に最高クラスです。ツクモで18980円でした。

Patriot Viper Steel

メモリは元メインPCからPatriot Viper Steelの8GB×4(32GB)を流用します。B660-A DDR4なので当然ですが…。

3200MHzのCL16、32GBで特に困っていないので抑えるとこで抑えます。intelだとDDR5比でフルロード時の消費電力も下がるみたいですし

DDR5も前よりかなり安くなりましたが、大多数が狙っている本命のDDR5-6000MHz以上のメモリは依然としてまだ高いし、安いDDR5-4800だとDDR4-3200から移行して買い変える程の性能差が帯域以外ほぼないのでDDR4。

DDR5が主流になるとしたらDDR4-3200みたく、6400くらいで過渡期のDDR4-2400(2133)と似たような状況にあるDDR5-4800を買ったところで、後々次世代をフルスペックで活かすならZen 2とかCometの時みたいにメモリの買い替えは多分、必須になります。

ちなみにDDR4はメーカーごちゃ混ぜ、ロットやランクもあまり気にしなくて良いくらい成熟してますが、安定志向の場合XMPや4枚刺しはオススメしません。JEDEC準拠のネイティブメモリを2枚運用した方が良いです。

ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 AMP Holo

肝心のグラボにはUWQHD~4K解像度でそれなりに安定して大半のゲームで60fpsを狙える、RTX 3080の状態良好”らしい”中古品を選びました。金額は少し高い68450円。

今更RTX 3080(10GB)を選んだのには色々理由がありますが…最大の要因として「RTX 4070が欲しかったが4070に9万円の価値を見出だせない」ので、消費電力はかなり多いですが、性能はRTX 3080≒4070なので3080にしました。

ワットパフォーマンスやDLSS 3、扱いやすさを加味するならRTX 4070が圧倒的で、可能なら4070が欲しいところです。しかし基本的にはRTX 3080相当な4070に9~10万円の価値はないです。せめて8万円程度なら即買ってました。

多分、私の用途的にはRTX 3070辺りで満たせると思いますが…RX 6600 XTから乗り換えだと実質的にGTX 1080 TiからRTX 2080 Tiに1世代更新しただけになるので、2世代跨ぎに近い3080が数年は使えるグラボかな…と。

DLSS込みで性能が倍、前世代の〇〇に匹敵と豪語する革ジャン商法があんま好きではなく、VRAMの多いRadeonを気持ち的に選ぶ余地もありますが…ソフトウェアの安定性は緑が上なのでGTX 1660S以来のNVIDIA。

あとRTX 3000シリーズの中古品を買う上では、マイニング落ちに当たる可能性など色々と気を付けなければ行けない部分も多く、基本的に中古は避けるのが無難ですが…じゃんぱらとかのそれなりに大手買取再販が取り扱い”状態良好”と明記されているものは価格次第で検討しても良いと思います。

GPU偽造の可能性もほぼ無いですし、マイニング落ちGPUは白錆やオイルブリード、ファンや外装シールの剥げなど”状態良好”にはまずならないので、メルカリやヤフオクよりは比較的マシな個体に当たりやすいと思います。

Samsung 980 PRO 2TB

Cドライブ兼ソフト・ゲーム保存用のメインSSDには、Samsung 980 PROの2TBを選びました。

CドライブはGen 4対応で4Kランダムリード性能が90MB/sクラスのSSDをどうしても使いたかったので、自社で部品を製造可能なメーカーだとWDのSN850(X)かSN770、SK HyniXのPlatinum P41、Samsungの980(990)PRO辺りが候補に。一応はどれも7000MB/sクラスですが、シーケンシャル性能は正直どうでも良いです。

たまたまツクモのGWセールで2TBが2万円切りの19979円で、SN770の2TBより安かったのでこれにしました。

Samsungは色々とやらかしたりもしてますが…980 PROは腐ってもGen 4でハイエンドクラスのSSDには変わりないので、2TBが2万円以下は話題のYMTC系爆速中華SSDを除けば悪くないです。もちろん980 PROより上には上がいますが…U.2のエンプラ向けなんて無理。

Samsung 980 1TB

データ一時保存場所兼作業用のサブストレージには、元メインPCでCドライブにしていたSamsung 980 1TBを流用。SSDメーカーもSamsungで統一できますし。

DRAMレスかつキャッシュ(下駄)がないと素の性能はあんまりですが、切れるまで書き込む程の負荷は私の用途だとほぼ無く、1TBだと160GBのSLCキャッシュ(Intelligent TurboWrite 2.0)を展開可能で、実質的にSamsung 970 EVO クラスの性能なのでサブには十分です。

Magicianで10%分のスワップ領域を生成&Full Power Modeで運用します。

Corsair RM850e

電源はDスパラのGW価格で850Wの割に安かったCorsair RM850eを13980円で購入。RTX 3080の推奨容量750W以上で80PLUS GOLDのモジュラー式なら特に拘りなかったのでこれに。

フルモジュラー式で170Wまではファンが回転しないセミファンレス(Zero RPM)対応で、140mmのそこそこスペックかつ小柄な電源です。

cybeneticsでRM850eのデータを見てみると、OEM元はHEC、変換効率は115~230VどっちもGOLDで静音性はA-評価っぽいです。立ち位置としてはRM850Xの廉価版のRM850(無印)の更に廉価モデルがRM850e。

コンデンサーは全部台湾製の105℃品、保証は7年で製造元も削った如何にも廉価版な電源ですが…まぁ普通に使うなら腐ってもRMシリーズとして無難なハズです。初期不良とか無ければ。

Fractal Design Define 7 Compact

ケースはFractal Design Define 7 Compact(Solid)を選びました。お値段16490円。

理由は”ずっと使ってみかった”それ以上でも以下でもないです。一応、流行りのPC=白でゲーミングなLEDレインボーギラギラは大嫌いかつある程度の静音性重視で、普通のDefine 7だとデカすぎるからってのはありますが。

標準装備のDynamic X2シリーズの3PINファンも単体で2000円程度するため静音性の評価が良く、無駄に増やしたり静音化のために交換しなくて良さそうなのもポイント高いです。

その他

OSはヘテロジニアス構成な13600K(F)に合わせ、手持ちのWindows 11 Pro(流用)をクリーンインストール。

CPUを新品より安く買えた差額分でSolder Lake対策のLGA1700-BCFの黒を用意。1400円で熱伝導率12.8W/m.kのTF7(2g)もおまけで付いてくるので、その辺のよくわからんCPUグリス単品で買うよりかなりお買い得です。

愛用していたTF8がそろそろ切れかけてグリスを追加で買う予定だったので、丁度良いタイミングでした。

LGA1700反り問題について特に何か言う気はなく、改造扱いでマザボの保証とか切れるため推奨はしませんが…長期的にLGA1700でCPUを使う場合、物理的な構造が問題で確実にCPUは反るので私は対策します。

PRO B660-A DDR4のM.2の2スロット目はヒートシンクが無いので、コントローラーがあちあちになるSamsung 980用に薄型なアイネックスのHM-24(黒)を用意。600円前後です。

他の製品だとブラックモデルはないし、ゴムが千切れるだの値段が800円超えてるだの…消去法でこれに。

RTX 3080という名のゲーミング筆箱が垂れ下がる対策として、オウルテックのグラフィックボードホルダー(OWL-GSASAE01)も1400円で買いました。

組み立て

PCの自作なんて見どころも無く見慣れた人も多い(?)と思うので、ざっくり半ダイジェスト形式。

建造作業

PRO B660-A DDR4を開封して、中の静電気防止袋ごとマザボを箱の上にセット。CPUソケットレバーのロックを解除。

LGA1700-BCFの交換用ドライバーでソケットカバーを外しました。

CPUソケットにi5 13600K(F)を取り付け、その上からLGA1700-BCFをソケットに付いてたトルクスネジで固定。

動作確認用にメモリを16GB分取り付け、CPUレーン側のM.2スロットにSamsung 980 PROを装着。

ネジ不要なEZ M.2 Clipが素晴らしく、ここ数年のマザボで一番進化した部分だと思います。全部これになれ…。

マザボの付属品に2スロット目用のEZ M.2 Clipがあるので、元々の部品をマイナスドライバーで外して交換、1スロット目のヒートシンクを装着。

Peerless Assassin 120 SEを開封。こっちにもおまけでTF7が付いてきます。

質感で見て分かる通り、バックプレートは樹脂製でした。ヒートパイプは6本でヒートシンクのフィンは結構高密度でツインタワーなので重みがありました。トップカバーはマットなブラック。

LGA1700のバックプレートを裏から装着し、青いマウントパーツをセット。

CPUクーラー取り付け部の金属パーツをネジ固定して、CPUをマスキングテープで囲い、熱伝導率12.8W/m.kのTF7を塗布。塗り伸ばしてマスキングテープを外します。

グリスがちと足りなさそうな気がしたので、米粒程度乗っけてからヒートシンクを装着。Peerless Assassin 120 SEの受熱部はベースプレートタイプで加工も綺麗です。ダイレクトタッチじゃないと謎の安心感があります。

ファンを取り付ける前に一工夫としてケーブルをマザボのファンコネクタに届く範囲の外周で1周させ、マスキングテープでケーブルを固定(テープが黒だとなお良し)。ファン2基分行いました。

ファン装着時に分岐ケーブル含めて余り部分がガバガバになるのが軽減されます。マスキングテープで物理的に固定してるので余程のことが無ければ勝手に取れないし、下側にすれば見えないです。

札幌のじゃんぱらからRTX 3080がまだ届いてなかったのでRX 6600 XTを元メインPCから拝借。RM850eの必要なケーブルを差して配線し、ドライバーで電源ピンをショートさせて動作確認。

PRO B660-A DDR4もしっかりRaptor Lake対応のBIOS(UEFI)でした。流石はツクモ。

一旦先に、Windows 11 Proのインストールとライセンス認証だけ済ませました。ググれば腐るほど出て来ますが…コマンドプロンプトから”BypassNRO.cmd”を使い、Microsoftアカウント半強制に改悪されたセットアップに反抗。

いつぞやは苦しめられたWindows 11のライセンス認証も、クリーンインストール後に入れたらあっさりパス。

色々してたらRTX 3080 AMP Holoが到着したので状態の確認。

パッと見は普通でファンシールの剥がれかけやら外装に難がありそうな感じは無し。PCIe近くの部分でヒートシンク側から多少オイルの滲みがありますが、どのくらい使われたか不明ながらグラボって2年くらい普通にゲーム用途で使ってても多少は熱でこんな感じになる場合もあるので…爆熱なGDDR6Xの3080で中古なら普通ですかね。

側面や接続周りも目立った傷は無く、じゃんぱらが状態良好と表記していたように、比較的綺麗でマシな中古のRTX 3080っぽいです。よーく近づいて見れば多少は使用後って感じもありますが…どうせケースに入れれば見えません。

役者も揃ったので、Define 7 Compactにこれらパーツ達を組み込んで行きます。Define 7 Compactはトップ/サイド/フロントのパネル全部が取り外せて、固定部もボールキャッチ式でツールレスかつ簡単に外せるので非常に組みやすかったです。

PRO B660-A DDR4の欠点として、昔から変わらぬI/Oパネルが分離式なのでパネルをはめ込み、マザボをケースにセット。ATX用9箇所の内、真ん中の1箇所はオフセット用になっているので位置合わせも楽です。

軽く配線してRM850eの組み込み。電源固定部もブラケットで外側から取り付け可能で、流石定評のあるDefine 7の系譜です…。

いつぞやの様にならぬよう、元メインPCから移行するデータを外付け化したSamsung 860 EVOに移動して物理的に切断し、安全確認を済ませてからSamsung 980を元メインPCでSanitizeして取り外し。

薄型で黒いアイネックスのHM-24を装着し、動作用に付けた残りの16GB分のメモリも持ってきて新メインPCに増設。

20分くらい配線をゴニョゴニョして整えました。裏と表それぞれこんな感じです。やはりDefine 7 Compactの組みやすさは定評通り良かった…。ただCompactでも私の想定より結構大きかったですが…ともかく”ほぼ”完成です。

やはり黒いPCも良い…。RTX 3080 AMP Holoもまぁ…これはこれでアクセントとして悪くないです。

電源の初期不良に当ってしまう

Dスパラで購入したCorsair RM850eですが、動作させるとファン回転時にHDDの電源を入れたような低い音で”クォォォン…”と音がします。

Define 7 Compactのサイドパネルを閉めた状態でも明らかに謎の音がして、一番騒音を出すRTX 3080とはまた違ったうるささなので外側に出して動作を観察してみると、170W以下の低負荷状態でもファンが回転したりしなかったりでファンレス機能が上手く働いてないっぽいです。120W前後の状態でもぶん回ってます。

箱の仕様見直してもやっぱり170W以下はファン停止で0dBって書いてあるんですが…。

電源の向きを逆にしたり、ケーブルの付け直しとか出来そうなことはしましたがお手上げなのでDスパラに連絡したら初期不良かも…とのことなので返送の手配して頂き、結局RM850eは初期不良で返金対応になりました。

ちなみにDスパラから何が初期不良の原因で、どういう対応になるのか詳細な連絡は専門店なのに無く、Amazon Pay経由での決済だったのでそっちから返金されたというメールが来ただけでした。対応してくれるだけマシですが、DスパラでPCパーツは多分もう買わない。

PCが使えないと困るので仕方なく、元メインPCで使用していたクロシコの電源KRPW-BK650Wで当日は間に合せ、Define 7 Compactに合わせ140mmファンで1000RPM程度のION Gold 750WをAmazonで買い直しました。

ION Gold 750W+Define 7 Compactだと理想的な騒音値に収まっていて、電源部分から音は全く発生しなくなり、この構成で1番音が発生するのはRTX 3080(ファン60%以上)だけになりました。

高負荷時でも32db以下で負荷50%くらいなら600RPM前後に留まるらしく、実際に静かで不満は無く、最初からION Gold 750Wすれば良かったです…Corsairと違い電源投入時のカチッってリレー音も無いし。

動作検証

認識の確認

HWiNFOでシステム概要を確認、ちゃんとそれぞれ正常認識してます。メモリも4枚差しXMPで3200MHz動作。

CPU-ZとGPU-Zでも一応確認。変な部分は無くじゃんぱらで買っているとはいえ、一安心です。

何故かi5 13600K(F)のBus SpeedがCPU-Zだと100MHzではなく99.76MHzなのがモヤりますが…。

Samsung 980 PROと980(無印)。PROの方が先に投入されたので1.3、無印は1.4。

ベンチマークテスト

新メインPCを簡易的にベンチ。PLはPRO B660-A DDR4(Ver.7D59v1B)初期値の”255W”、Windows 11 Pro 22H2(VBSオン)、電源プランは”パフォーマンス”、ドライバー関係はネットから2023/5時点で最新のモノを入れてます。

まずはクアッドコア世代がターゲットの3Dレンダリングベンチマークソフト、CINEBENCH R15でCore i5 13600K(F)をテスト。

マルチスレッド3580cb、シングルスレッド284cbでネット上のi5 13600Kの結果が大体3500~3600/280~90cb前後なので、概ね同じくらいの結果でした。評判通りシングル・マルチ共にi7 12700Kと同等以上の性能です。

メニーコアCPUやクロスプラットフォームに対応したCINEBENCH R23ではマルチスレッド23696pts、シングルスレッド1966ptsでした。R23も大体ネット上の結果と同じ。

R23で元メインの5700X(13606/1528pts)と比べるとシングルで約30%、マルチで約74%と、世代も違うし8C16Tと14C20Tを比べるべきでは無いですが…13600K(F)が5700Xをぶっちぎってます。

中身はAlder Lakeのままなi5 13400~13600(無印)だとR23でシングル1900超えにはならず、Zen 3より少し良い程度に留まるので、やはりRaptor Coveで5.1GHz動作の13600K(F)をZen 3からの乗り換えに選んで正解でした。

Direct X11動作の軽めなFFXIV 暁月のフィナーレ(FHD/最高品質/ウィンドウ)だと、i5 13600K(F)+RTX 3080でスコア29021(平均207fps/最低83fps)でした。

上位の13700Kや13900K、Zen 4のXモデルにDDR5やDDR4の高クロックメモリ構成だと、RTX 3080でもスコア30000超えるらしいですが…ここまで来るともう意味不明です。

サブストレージのSamsung 980から読み込んでますが、スワップ生成と13600K(F)のシングル性能でロードはGen 3×4でも10秒切り。ただ980でもFF14のローディング7~8秒がザラなので少し遅いです。

M.2-2のチップセット経由が原因かもしれませんが、改善させても1秒の差を体感するのは無理です。

Direct X12動作のそこそこ重いFF XVベンチマークでは、FHD(高品質/ウィンドウ)でスコア16064の非常に快適、4Kでもスコア7654の快適評価でした。

Ryzen 7 5700X+RX 6600 XT(スコア9633)の構成から約67%上昇しました。

革ジャンGPUに有利なベンチなので、あんまり比較にはなりませんが…それを差し引いてもFF XVの高品質でスコア15000超えを体感するのは初めてで、ミドルクラスGPUを乗り替えて来た私からすると「わーお…」って感じです。もちろん、発熱と消費電力というそれなりの代償が待ってますが。

今回のストレージ構成を、定番のCrystal Disk Mark 8.0.4のNVMe SSD設定で速度テスト。シーケンシャル性能は公称値より少し劣るものの、Samsung 980 PROは期待通り4Kランダムリード約93MB/sでその辺の有象無象のGen 4対応SSDを蹴散らす結果を出してくれました。

レイテンシも45μsをギリギリ下回り約44μsでサックサクです。ランダムリード90MB/sはほぼ自己満ですが、期待通りの速度が見れてとても満足です。

Magicianで10%分のスワップ領域を生成&Full Power Modeにした、サブストレージのSamsung 980もGen 3×4としてリードは限界近い性能。ランダムリードもPCIe 4.0初期のPhison PS5016-E16採用SSDと大差なく不満無し。

実ゲームでの性能

まずは今回の目的の1つだった崩壊:スターレイルから。最高画質プリセット+レンダリング精度1.6、解像度3440×1440(UWQHD)で戦闘より圧倒的に重い羅浮の人混みを10分間歩き回ってRival tuner statistic serverで計測。

結果は平均59fps/1%Low 48fpsで、プリセットのレンダリング精度1.4から1.6に上げたUWQHDでもi5 13600K(F)+RTX 3080は平均60fpsで快適に動作してくれました。

ただし、レンダリング精度2.0はヤリーロ-Ⅵ内のマップ全般なら60fpsで安定しますが、羅浮だとRTX 3080でもGPU使用率99%になり、平均45fps/1%Low 35fpsまで落ち込みました。1.6で特に不満ないのでこれで遊んでます。

VRAM使用量は4.2GBなので、単純に崩壊:スターレイルをネイティブでUWQHD以上かつレンダリング精度2.0で動かすには、RTX 3080だと足りないってことですね…。4K+2.0クラスだとAda Lovelace世代の上位は必須かも。

Ryzen 7 5700X購入時のキャンペーンで貰った、手持ちのゲームだと1440pは推奨がRTX 2070(RX 5700 XT)クラスを要求される結構重いタイトル、アンチャーテッド トレジャーハンターコレクションのPC版でテスト。

海賊王と最後の秘宝チャプター10.十二の塔をプリセット”ウルトラ”、レンダリング解像度3440×1440でFSR 2/DLSSオフのネイティブ設定で計測。

10分程度道なりにドライブして平均69fps/1%Low 62fpsで、RTX 3080(RX 6800)が推奨の4Kより要求値がやや低いUWQHDだとアップスケーリング無しでも大体60fps以上で遊べます。

PS4世代で異様に重かったNieR:Automataを画質プリセット”HIGH”、3440×1440(UWQHD)にてレジスタンスキャンプ周辺を10分間散策して計測。

平均59fps/1%Low 49fpsで、PC版強化パッチ後のニーアはAmpere世代のRTX 3070以上なら4Kでのプレイも十分視野に入るため、RTX 3080はネイティブUWQHDでも安定して60fps前後で動作。

i5 13600K(F)+RTX 3080はネイティブの3440×1440(UWQHD)解像度で、最高画質でも安定して大半の状況で60fpsを維持可能、目的通り私が今プレイしているタイトルに対してオーバースペックとも言える性能でした。

NVIDIAの発表周期的に60番台のミドルクラスGPUが3080を追い抜くのは、早ければ3~4nm世代の50xxシリーズで最短2年、長ければPascalの様に4~5年はGPUで特にあれこれ考えなくて良さそうです。

アンチャーテッドはおろかニーアでも2時間くらい遊ぶと3D酔いするので、リアル風で激重のサイパンやらホグワーツクラスをレイトレ+4Kでやるつもりもないですし。

消費電力と温度

Core i5 13600K(F)をPL255WでCINEBENCH R23のMinimum Test Durationを10分間マルチスレッドで実行して、消費電力と温度をHWiNFOでソフトウェア読みすると、最大CPU温度は99℃、最大消費電力は202Wでした。

Peerless Assassin 120 SEは2基どちらもファン回転数50%固定ですが、まぁ…200W以上を消費するPL初期値のi5 13600K(F)には敵いません。これは分かっていたことなので驚きも無いです。

FFXIV 暁月のフィナーレベンチマーク(FHD/最高品質/ウィンドウ)を実行して、RTX 3080 AMP Holoの消費電力と温度を計測。

GPUは最大で79.4℃、消費電力は341Wでした。GPUの最も温度が高い部分で93.5℃、GPUコアよりGDDR6Xの方が爆熱みたいです。それを何とか抑え込むために3連ファンが1900RPMくらいでぶん回って唸ります。

RTX 3080 AMP HoloはファクトリーOCされてるのでリファレンス仕様から更に上昇していて、グラボ単体で340W超も電力を消費してます。

i5 13600K(F)と合わせたらシステム全体のピーク時で500Wを初期値だと軽く超えます…。

Crystal Disk Mark 8実行中のSSDの温度を計測すると、Samsung 980 PROのNAND側で最大67℃、コントローラー側で82℃。Samsung 980(無印)はNAND側53℃、コントローラー側67℃でした。

Samsung 980 PROの方は多分、ヒートシンクの固定が甘かったかもしれません。もうちょっと冷えるハズなので後で直します。

Samsung 980(無印)はHM-24を付けてDefine 7 Compactの14cmファンの風が当たる位置なので、まぁまぁ冷えてる温度でした。

電力制限を掛ける

i5 13600K(F)とRTX 3080をPeerless Assassin 120 SE+Define 7 Compact内にて運用するのは、それぞれの初期値だと予想通り無理なので電力制限下で運用。電圧値の美味しい部分は面倒なので探ってないです。

i5 13600K(F)は色々いじってみてPL1=2が150W辺りだと、CINEBENCH R23でマルチスレッド23000pts前後を維持できたので150Wに制限。i5 12600K(Alder Lake)のMTP(intel公称値)と同じです。

単発でR23を実行するとマルチスレッド23144pts、シングルスレッド1974ptsになりました。PL制限の方がシングル性能が何故か上がりました。PL255とのマルチ性能差は約2.5%程度です。

PL255と同じくPeerless Assassin 120 SEのファン回転数50%固定で、Minimum Test Durationを10分間マルチスレッドで実行してスコア22927pts、最大CPU温度85℃、最大消費電力166Wに落とせました。

Peerless Assassin 120 SEを静音重視で回転数50%に固定して、Define 7 Compactに入れた状態の14コアかつ150W消費のCPU相手にフルロード10分間で85℃なら十分です。4000円の空冷クーラーですからね。

サーマルスロットリングの100℃には達していないし、個人的に不安になる領域の90℃を下回っているので、Peerless Assassin 120 SEで13600K(PL150)はケースに入れても問題無く運用できます。

”電力制限を掛けるくらいならK付きの意味がなく、無印や下位モデルを買え”とか言ってるYouTuberも見かけますが…下位のi5 13500(14C20T)だとPL150でも13600Kと同性能にはならず、制限を掛けても性能低下幅の低い上位モデルを買って調整した方が良いパフォーマンスなので、むしろ13世代とは名ばかりの13600K以下のi5を買う方が意味無いと私は思ってます。3万円以下に落ちた13400(F)は一応まだマシですが…。

RTX 3080はPL70~80辺りがバランスが良いとされているのでGeForce Experiencで最大電力を75%、目標温度を80℃に制限しました。

FFXIV 暁月のフィナーレベンチマーク(FHD/最高品質/ウィンドウ)でスコア27784(平均197fps/最低82fps)、GPU温度最大78.7℃、最大消費電力268Wで、341Wの定格から6~10%程度性能が落ちた代わりに消費電力を73W(約20%)落とせました。

平均fpsは207から197で10fps低下、最低fpsは83と82でほぼ誤差範囲。性能の低下幅より消費電力の方が減っているのでワッパ改善です。一応これでもRTX 3070(≒2080 Ti)より15~20%は性能が上で私的には十分です。

ネット上でRTX 3080のユーザーさん達が残してくれていた通り、RTX 3080は260W前後(PL70~80)が中々バランス良いです。

温度もAMP Holoの3連ファンを静かな55%(1100RPM)に固定して78.7℃なので、1900RPMでぶん回して79.4℃だった定格からかなり大人しくなりました。300W以下の状態ならまだ扱いやすく、目標温度で80℃を超えないよう勝手に制限されるので1500RPM以下にしても運用できそうです。

ブラウジングくらいの普段遣いだとどちらも良い意味で予想外にかなり大人しく、i5 13600K(F)+Peerless Assassin 120 SEは20W前後でCPU温度40℃以下、RTX 3080も30W前後で32℃台に収まっています。

あとがき

電源の初期不良に当たった以外は大きなトラブルもなく、GPUは半分妥協したようなもんですが…殆どは使いたいパーツを使ったので中々満足なPCが組めました。欠点は高負荷時の消費電力と発熱の増加くらい。

特にRX 6600 XTだとUWQHDでは、GPU使用率かつかつでファンが高回転してゲーム中も割りとノイズが気になっていましたが、RTX 3080だと電力制限を調整すれば低速でも冷えるので、Define 7 Compact(Solid)も相まってかなり動作中の静音性が向上しました。

CINEBENCH R23でシングル約2000ptsのCore i5 13600K(F)と、4Kランダムリード約93MB/sのSamsung 980 PROのおかげで大半の動作がRyzen 7 5700X+Samsung 980(無印)比で思っていたより軽快で、キビキビと反応してくれてます。

PRO B660-A DDR4はDRPS対応の12フェーズなおかげで、13600K(F)をVRMが先にサーマルスロットリングすることなく安定かつ性能を引き出して運用できてますし、フロント用にもType-CヘッダーがあるのでDefine 7 CompactのフロントUSB端子を全部使えます。

おかげでGoogleの3.5mm変換アダプターや、前に頂いたHidizs XOをUSB Type-C to Aの違反コネクター無しでそのまま使えて結構便利。総額は18.5万円ですが…費用以上の総合的な性能を手に入れました。ちなみにゲーミングPCでもなければクリエイティブPCでもありません。

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