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RDNA以降のRadeonでAMDディスプレイドライバーがWindows Updateで上書きされる現象を解決する

PC

RX 6600 XTを買ってから1週間程度ですが、かなり気に入っていてやる気も出てきたので、色々記事を書いたりしたいのですが、早速不具合に悩まされています。解決…というか、一先ず大人しくなったので、他のRadeonユーザーに同じ不具合が出たときの為に記事に残します。

どうやらこの不具合(現象)はRDNA以降のRadeonGPU、特にRDNA 2アーキテクチャのRX6000シリーズで起こるようです。

使用している構成・環境

私のRX 6600 XTを積んだメインPCの構成・環境は以下の通りです。

CPURyzen 7 3700X@4.2GHz(1.3V)

ブースト系機能無効化、クロック固定
CPUクーラーAMD純正 Wraith PRISM
マザーボードB450 STEELE LEGEND(P4.20)
メモリ8GB×4(DDR4-3,200MHz)
PATRIOT VIPERSTEELE
GPUASRock Radeon RX 6600 XT Challenger D 8GB OC
SSDSamsung 980 1TB(PCIe 3.0×4)
Samsung 860 EVO 1TB(SATA 3)
電源ユニット650W(80+Bronze)
玄人志向 KRPW-BK650W/85+
OSWindows 11 Pro(21H2)

AMD Software(ドライバー)のバージョンは、最近出たばかりのRSR(Radeon Super Resolution)に対応する22.3.1です。

ドライバーが上書きされる現象が発生

文字通り、Windows UpdateでAMDのディスプレイドライバーが上書きされる謎の現象が発生しました。ダウンロードして上書きされるドライバーは「advanced micro devices, inc. – display – 27.20.22016.2」。

2021/7/6のAMDドライバーで、RX 6600 XTのリリースが2021の8月頃なので恐らく初期辺りのドライバーですかね…、安定版として拾ってくるのかもしれません。

最初は、たまたまWindows Updateがハードの構成変更から拾ってきたのが適用されただけで、もう一度AMDから直接落としてきてドライバーを入れ直せば直るだろうと考えていましたが…

その後もバックグラウンドで勝手にWindows Update経由で拾ってくるので、22.3.1を入れ直し→数時間後、22016.2に上書き→また22.3.1を入れ直し→また上書き…と、クソみたいなムーブをかましてくるので、流石にどうにかしないとRadeonを嫌いになりそうなレベルでした。(あと何故かRX 6600 XT換装前のGTX 1660sのドライバーも拾って来る始末…)

ドライバーが上書きされる度に「ハードウェアが変更されたから再起動して」と表示され、AMD Softwareも開けなく(破壊)されるので、勝手に更新して勝手に不具合を起こすという、迷惑すぎる謎現象です。

ドライバーを共存させることで解決?

で、似たような不具合が起きた事象はないか「advanced micro devices, inc. – display – 27.20.22016.2」でググりました。

RX 6800 XTユーザーさんのブログに、似たような事象が起きた場合の解決策がヒットしたので参考にしました。結果として、Windows Updateが拾ってくるドライバーと最新のAMDドライバーを共存させることで問題は解決。

「advanced micro devices, inc. – display – 27.20.22016.2」を拾ってきてインストールされた段階で、PCを再起動せずにRX 6600 XTのプロパティを確認。

「ドライバーを元に戻す」で22/3/9リリースのバージョン22.3.1に戻します。

そのままデバイスマネージャーを開き直し、もう一度ディスプレイアダプター→RX 6600 XTのプロパティからドライバーの更新を選択。

「コンピューター上の利用可能な~」を選択し、互換性のあるハードウェア一覧を確認。Windows Updateが拾ってくる”2021/07/06”の古いドライバーと、最新の”2022/03/09”両方があることが肝です。

2022/3/9の方を一応選択して、更新(適用)しておきます。

「元に戻す」で戻しているのでAMD Softwareもクラッシュせず、設定も元通り。

この「ドライバー共存状態」であれば、Windows Updateで更新しても「advanced micro devices, inc. – display – 27.20.22016.2」が既にあるので拾って来なくなります。

恐らく「advanced micro devices, inc. – display – 27.20.22016.2」がインストールされていないと、Windows Updateで延々と勝手に拾ってきて上書きするんだと思います。

逆説的に「ドライバー共存状態」で「advanced micro devices, inc. – display – 27.20.22016.2」が認識されていれば、上書きは止まるので、最新のAMDドライバー環境でもこの謎現象に悩まされなくなる…と思います。

心配…というか、万が一また古いドライバーを拾って勝手に適用されても迷惑なので、DDUの拡張オプションから「Windows Updateからドライバーをダウンロードしない」を有効化しておきました。

あとがき

AMDとMicrosoftが把握しているのか不明ですが、この現象に遭遇するとひたすらWindows側が「advanced micro devices, inc. – display – 27.20.22016.2」を認識するまで延々と同じことを繰り返すので、いい加減なんとかして欲しいです。

Radeonのドライバーやソフトウェア関係でトラブったのはこれが初めてで、以前使っていたGCN世代のRX 470では特別不具合もなく安定していたので、AMD側が原因というよりは、Windows側のドライバー認識に問題があるような動作なのでRadeonがポンコツな訳ではない…ハズです。

RX 6600 XTは、ワッパが良くてRSRを使えば1440pでも結構快適にゲームできて気に入ったので、下手な所で不具合とか面倒事は萎えるからやめて頂きたい…。

コメント

  1. Wat より:

    この記事にたどり着かなければ、同じ現象を永遠とループしてました。本当にありがとうございました。

  2. Rman より:

    Ryzen 4700u 搭載のideapad にM.2からpcieに変換し、radeon 5700XTを搭載している少し特殊な環境ですが、同様の不具合が出ていました。
    こちらの記事の通り進めたところ、解決まで辿り着けました。本当に助かりました。ありがとうございます。

    • hiro より:

      ideapad(Ryzen)モデルだとThunderbolt搭載機をあまり見ないので、その弊害でM.2からeGPU化ですかね?
      変態的ですが、浪漫ある面白い環境だと思います。お役に立てて幸いです。

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