スマホ版「原神」の画質設定や動作、必要スペックについて解説・検証

ゲーム

スマホ版「原神」の画質設定や動作、必要スペックなどついてざっくり解説・検証します。

尚、凡人が身の程を弁えずに書いた記事なのであくまで参考程度に。

※思っていたより内容が長くなってしまったので、必要な部分だけ読んで要らない内容は飛ばして下さい。

設定の変更方法

スマホ版、原神の画質設定はメニューオプションの「画面」から「低」「高」などのプリセットと、各項目を好みに調整できるカスタムから変更が可能です。

スペックについて

Android

対応可能推奨
SoCArm v8a 64bit(CPU名)

※古い物だとCortex-A35などのCPUが該当。
但し、GPUの対応詳細については記載なし。
Snapdragon 845
Kirin 810…及び同等以上のSoC
RAM3GB4GB以上
ストレージ8GB8GB以上の空き容量
OSAndroid 7.0Android 8.1以降

ios

対応可能(一例)
iPhoneiPhone8 Plus
iPhone XR
iPhone 11
iPhone SE (2nd)
iPadiPad Air(第3世代)
iPad mini(第5世代)
iPad Pro(第2世代)
ストレージ8GB以上の空き容量
OSiOS 9.0以降

公式の推奨スペック情報は…

上の表は「miHoYo」公式の、推奨及び対応可能デバイスから引用して作りました。

が…ネット上でも色々言われている通り、公式の推奨スペックについての情報は古いし、今後を見据えると正直無理がありそうなスペックです。

1年が経過しても情報が更新されず、推奨どころか必要最低限だと個人的に思いますし、挙句の果てに「SoC」を「CPU」と書いている始末で、正直これを当てにするのは…やめた方が良いと思います。

また、日本でモバイル版の原神について”しっかり動作検証やfpsの計測をしている情報”はしっかり探さないと見つかりません。

殆どの動画や記事は、原神をインストールしてプリセットを弄って、モンド城を初期面子で軽くうろうろして、星落ちの谷~風唸りの丘でヒルチャールやスライムを軽く殴る程度。

酷い人だと何も設定変更せずにデフォルトの画質設定と30fpsのまま、フレームレートすら計測せずに「快適!」「プレイ余裕です」とか「Antutuのスコアが高いから動作がウンタラカンタラ…」なんてのがザラです。

端末選びで参考にするなら、海外の端末レビューと日本なら「GameBench」などでフレームレートをしっかり計測している方、あとは「HoYoLAB」辺りで、スマホ勢の旅人さんのプレイしている環境を参考にした方が有意義です。

Android・iOSどちらにも言えますが「Antutuベンチマーク」などのスコアやメーカーのカタログスペックは、原神には全然通用しません。

必要スペックの目安(予想を含む)

私個人でSoCなどのスペックごとに動作などを色々調べたりした上での、必要なスペックの目安はこんな感じです。

必要最低限(30fpsで安定)普通(設定次第で60fps)快適(高画質以上60fps)
SoCSnapdragon 845
Kirin 810
A11 Bionic
Snapdragon 855+(≒860)
Kirin980・990
Dimensity 1200
A12 Bionic
Snapdragon 865+(≒870)
Kirin 9000
A13・14 Bionic
RAMAndroid:4GB
iOS:2~3GB
Android:6~8GB
iOS:3GB以上
Android:8GB以上
iOS:4~6GB
ストレージ64GB128GB128GB以上
OSAndroid 8.1~
iOS 9.0~

iOSは触ったことがないので、私程度では詳しくは語れませんが…Androidよりアプリの最適化が進んでいて、ハードとシステム両方をAppleが設計しており、コントローラー対応など原神のプレイに関してはAndroidより優遇されてます。

特に「iPad」の原神適正は高く、無印を含めたA12 Bionic以降搭載の「iPadシリーズ」であれば、 設定次第で60fpsでもデバイス負荷スムーズでのプレイ可能…と強力です。

お金があるなら化け物スペックのiPad Pro(M1)やiPad mini6を選べば大体OKです。

iPhoneでも悪くないですが、放熱面積が狭く60fpsでパフォーマンスを維持するにはクーラーが必要になります。

Androidに関しては…SoCやOSの最適化&メーカーのUI次第で性能や出せるパフォーマンスがバラバラなので一概には語れません。

原神ではQualcommの「Snapdragon」とHiSiliconの「Kirin」辺りのSoCが比較的パフォーマンスが出やすいです。

Samsungの「Exynos」とMediaTekの「Dimensity(Helioを含む)」は、原神だと最適化の関係でfpsが伸び悩み、日本だと搭載端末がほとんど出回らないので、50fps程度で動作するらしいDimensity 1200だけ一応、表に名前を出しました。

UNISOCとかその他はドマイナー過ぎ&選ぶならまだDimensityで良いので無評価です。

基本的にはSnapdragon 855+(≒860)~865程度の性能があれば、設定次第ですが50~60fps前後でプレイ可能です。

冷却次第で865+や870の性能があれば、最高画質かつ60fps程度を維持してプレイすることも視野に入ります。

ただし、865や870よりも高性能のSnapdragon 888や8 Gen 1は”性能だけは”凄いですが、製造元のファウンドリーであるSamsungのプロセスがTSMCと比べて微妙で、ハズレ個体含めSnapdragon 888や8 Gen 1の場合、冷却機構が貧弱だと爆熱。(例:AQUOS R6、Xiaomi Mi 11)

熱を下げるために動作を抑制するのでCPU・GPUパフォーマンスが低下し、フレームレートもカックカク…と、ベイパーチャンバーや空冷ファンによる冷却などの熱処理がしっかりできる端末以外、Snapdragon 888や8 Gen 1の端末は選ばない方が良いと思います。

中には熱対策でカタログスペック上は888、8 Gen 1でもパフォーマンスが制御されていて、実際のパフォーマンスが平均以下…なんてヒルチャールみたいな端末もあったり。(例:Xiaomi 11T Pro、Galaxy S21、Xiaomi 12)

【参考】

「Genshin Impact Gaming FPS Test」

「Exynos 2100 vs Snapdragon 888 vs Kirin 9000 vs A14」

「FPSや電力消費を計測できるGameBenchとは」

動作検証環境

端末SoCRAMストレージOS(UI)
Realme x2 proSnapdragon 855 Plus8GB128GB(UFS 3.0)Android 11
(Realme UI 2.0)
P30 ProKirin 9806GB128GB(UFS 2.1)Android 9
(EMUI 9)
Pixel 3Snapdragon 8454GB64GB(UFS 2.1)Android 12
Rakuten HandSnapdragon 720G4GB64GB(eMMC)Android 10
OPPO A73Snapdragon 6624GB64GB(UFS 2.1)Android 11
(Color OS11)

画質設定

左:最低 右:最高

・デバイス負荷&影響度:設定を上げるごとに増大

・設定項目:最低最高

全体の画質をプリセットごとに設定出来ます。初期状態ではデフォルトに設定されます。

OSやスペックによって、デフォルトで設定されている画質が違います。

デバイス負荷ゲージが高くなる程、綺麗なグラフィックでプレイできますが、端末の処理負荷(発熱)とバッテリー駆動時間に大きく影響します。

基本的にはデフォルトで設定された画質でプレイした方が安定して動作し、長時間プレイできます。

またプリセットはあくまで固定された設定でしかなく、プリセットよりも最低(最高)の設定に変更する場合には、カスタムで変更する必要があります。

カスタム

レンダリング精度

左:最低 右:高
左:最低 右:高

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:最低

3D解像度を、どの程度細かく描画するかの設定です。

影響があるのは3Dグラフィックのみで、2Dグラフィックには影響しません。

「最低」~「低設定」だと解像感がなく”もやぁ…”っとしていてクッキリ感が皆無で、美麗なグラフィックの原神をプレイするにはかなり勿体ないです。

サンゴノミヤサマァ!と将軍で比較用に撮影してみましたが…拡大してようやく違いが分かるかどうか。

実機だとディスプレイの発色や解像度なども影響して分かりやすいですが、スクリーン上ではなんとなく分かる程度。

一応私が試した限り「中設定」以上であれば、スマホの画面サイズなら許容できるレベルまで描画が改善されました。

フレームレート

・デバイス負荷&影響度:60以上で甚大な負荷

・設定項目:243060120(一部のiOSのみ)

1秒間に、何回画面を切り替えるかの設定です。

「24」に設定すると、目に見えて映像がカクついていて「60」はヌルヌル動きます。

24・30fpsと60fpsでは、ゲームプレイに影響するレベルで快適度が違います。

ただ、画像のように60fpsではかなりの負荷が掛かりますし、短時間のプレイでも発熱の対策がまともにできないと、SoCとバッテリーの発熱で端末が爆熱になり、パフォーマンスが低下するのでfpsも低下…と、端末スペックと冷却に余裕がある方のみ60fpsにした方が良いです。

熱処理が貧弱なスマホでは背面が熱すぎて「テイワット風目玉焼き」…焼けるかもしれません。

それと、快適度が雲泥の差ですが…一応30fpsでも遊べないわけではない…です。

原神をガチガチにプレイしようとしたら60fpsが必須と言っても過言ではないですが、気軽に楽しむ程度なら30fpsはなんとか許容できます。

【30・60 動作参考比較用】

シャドウ品質

左:低 右:高
左:低 右:高

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:

影の描写設定です。

「低設定」では建物や窓の固定された影、キャラクターはぼんやりとしか描画されません。

「高設定」ではキャラクターやイス、召喚物などを含めて精細に描画されますが負荷も高いです。

洞窟などではゲーム内の時間設定が昼でも、描画の品質次第で全然場所に思えるくらい印象が変わります。

視覚効果

左:低 右:高

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:最高(iOSのみ)

調べても、具体的のどういった設定なのか情報がほぼ皆無でした。

英語表記だと「Visual Effects」となっているのですが、ビジュアルの変化は殆ど差がありませんでした。

「少し変わったか…?」と思ったのは上の2枚。

岩肌や草の影が若干、濃くなっているように見受けられました。

確認の為に何度も「視覚効果」の設定を変えてみましたが、明確な差がないので…正直低設定で良いと思います。

SFX品質

左:最低 右:高
左:最低 右:高

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:最低

元素スキルや武器などのエフェクト品質設定です。(SFXは「special effects」の略称らしいです)

氷元素や雷元素キャラだと差が分かり難いですが、水元素キャラだと差がハッキリ分かるくらいには違いました。

元素系のエフェクトやその他、一部オブジェクトにも影響します。

シーン細部

左:最低 右:最高
左:最低 右:最高

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:最低最高

オブジェクトなどのテクスチャ品質の設定です。(以前までは「総合設定」だった項目です)

文字通り、シーンの細かい部分の描画に影響します。

最低だとプレイアブルキャラの周囲などの細かい部分しか描画しませんが、最高にすると負荷が重い代わりに奥から隅々まで描画するようになります。

地味ですが、草木が多い場所や塵歌壺で最低に設定すると…更地と化してショボくなります。

上の比較では行秋から左側の階段先のオブジェクト、下の比較では草木とガイア正面の民家のドアや窓、奥の岩の質感に注視すると差が分かります。

この設定「シーン細部」変更時は、ゲーム再起動後に一部設定が反映されます。

アンチエイリアス

左:None 右:TAA

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:NoneTAA

境界線のギザギザをなめらかにする設定です。(TAAはテンポラルアンチエイリアシングの略称らしいです)

よーく確認して見ないと分かりづらいですが、Noneだと少しだけギザギザしています。

「テンポラルアンチエイリアシング」はそこまで負荷が掛かる訳ではないので、設定しておくのがおすすめです。

モーションブラー

左:OFF 右:非常に高い

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:OFF非常に高い

カメラ移動やキャラクターのモーションなどで、ブレる表現処理を行うかどうかの設定です。

Ver.1.1「迫る客星」アップデート前はON・OFFのみでしたが、アップデート後に「非常に高い」まで設定出来るようになり、かなり負荷の掛かる処理になりました。

ブレる処理が不要であれば、正直…無駄な負荷になるので「OFF」で構いません。

多くの旅人が不要と判断してオフってます。

Bloom

左:OFF 右:ON

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:OFFON

Bloomは、グラフィックの明るい部分を滲ませて「じわっ…」とさせる光源表現の設定です。

Bloomの有無で雰囲気が結構違ってきますが、この辺りは好みで変更して下さい。

人群れの密度

左:低 右:高

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:

そのまま読むなら「人口密度」だと解釈出来ますが「人群れの密度」とは一体?(1年以上経っても放置されたまま…)

ゲーム内で登場するNPCの数に変更がある設定です。

低設定にすることで、名無しの権兵衛なモブキャラを消せます。

名前のあるNPCの人数に変更はないので、設定は好みで。(NPCを消したところで、負荷はあまり下がりません)

マルチプレイ時、チームメイトのSFX

左:ON 右:完全にブロック
左:相手視点 右:自分視点

・設定項目:ON一部ブロック完全にブロック

マルチプレイ時に、他プレイヤーの元素スキルや武器などのエフェクトをブロックする設定です。

「ON」では完全に表示され、「一部ブロック」では限定的に表示されます。

「完全にブロック」に設定することで、他プレイヤーのエフェクトが消えます。

創造物系のオブジェクトだと分かりやすく、画像のように透明な何かに登っている状態になります。

マルチプレイで動作が重くなる場合に、ブロックすることで負荷率を下げることができます。

表示されるエフェクトの品質については、ホスト/ゲスト別に各自のSFX品質の設定次第で変化します。

画質別の動作負荷

原神プレイ中の負荷について気になったのでSnapdragon 855 PlusのRealme x2 proで負荷を確認してみました。

CPUとGPUの値は「Realme UI 2.0」のゲームスペース、RAMと消費電力値は「System Monitor Float」を使用。

正確な値というよりは、大まかな目安程度です。

画質CPUGPURAM(システム込)消費電力
最低設定20~56%10~25%4.1~4.28GB使用277~393mA
3.85V
低設定30~55%15~40%4.1~4.29GB使用335~401mA
3.865V
中設定47~58%20~48%4.09~4.15GB使用376~403mA
3.967V
高設定35~55%22~56%4.08~4.2GB使用386~470mA
3.955V
最高設定48~66%30~60%4.11~4.87GB使用446~479mA
3.916V
最高設定(60fps)52~78%54~71%4.23~5GB使用563~859mA
3.958V

計測結果について

30fpsの場合、負荷に応じてCPU・GPU共に最大で5~6割の使用率で推移していました。

最高画質かつ60fpsになるとCPU・GPU共に7割強と、端末リソースの大部分を使っています。

Snapdragon 855 Plusでリソースの7~8割と考えると、如何に原神がスマホ向けとしては重量級なのかが分かります。

RAMに関しては、画質・fpsあまり関係なくどの設定でもシステム含め4GB弱を使用し、最高画質かつ60fpsでようやく5GB程度に。

6GBでは少し心許ないですが、8GBあれば余裕を持てます。

問題は消費電力で、30fpsではどの画質でも大体300~500mA程度で、温度・消費共に緩やかに”適切に使っている”減り具合なのですが、60fpsにすると一気に消費量が跳ね上がります。

場面によっては「System Monitor Float」読みで900mAに突入しかねなく、スマホに掛かる負荷としては”異常な値”です。

800~900mAなんて値は「Antutu」や「3DMark」などのベンチマークアプリで負荷を掛けた場合であれば、一時的には消費しますが…これでは原神プレイ中は、ベンチマークアプリと同等以上に負荷を掛け続けているようなモノです。

プレイ中に当然のように800mAなんて消費してたら、数時間程度しかバッテリーが持たないのも納得です。

更に、消費電力が増えるということは当然発熱が増えるわけで…CPU・GPU(SoC)の発熱、追い打ちでバッテリーも発熱するので、端末が”とても熱い”という状態に。

これで色々と、モバイル版原神の負荷やら動作に説明が付きます。

ちなみに4GBかつプレーンなAndroid OSであるPixel 3で、最高設定かつ60fpsで動作させた場合も気になったのでRAM使用量だけ確認してみると…

「System Monitor Float」読みでトータル3.5GB中、空き容量が約430MBとなっていて500MBすら切っており、原神にRAM4GB(Android)では足りなさすぎる&論外なのが分かります。

画質別の端末fps

原神で旅人が一番接する戦闘時に、各画質設定と端末の処理性能でどの程度までならフレームレートが出るのか検証してみました。

計測方法は秘境「山脊の見守り」の不動Ⅳを画質プリセットと端末ごとにフレームレートの上限を60まで上げて攻略し、挑戦クリア時のフレームレートの平均値(Avg)と最小値(Min)を計測します。

計測には、ミラーリングツール「scrcpy」とfps表示ソフト「msiアフターバーナー」を用いて計測しています。

※数値は十中八九程度のもので、プロ向けツール「GameBench」程の精度ではないです。

参考程度ですが、検証に使った端末では最弱のOPPO A73と最高性能のRealme x2 proにて最高画質かつ60fpsで動作させたときの動画を載せておきます。

動作感の参考や、こんな感じで計測や検証しているというのが伝われば幸いです。

最低設定低設定中設定高設定最高設定
Snapdragon 855 PlusAvg:fps60
Min:fps49
Avg:fps54
Min:fps30
Avg:fps51
Min:fps22
Avg:fps52
Min:fps35
Avg:fps53
Min:fps35
Kirin 980Avg:fps60
Min:fps44
Avg:fps58
Min:fps34
Avg:fps53
Min:fps25
Avg:fps56
Min:fps42
Avg:fps51
Min:fps37
Snapdragon 845Avg:fps43
Min:fps24
Avg:fps39
Min:fps24
Avg:fps36
Min:fps22
Avg:fps36
Min:fps20
Avg:fps33
Min:fps17
Snapdragon 720GAvg:fps42
Min:fps22
Avg:fps29
Min:fps21
Avg:fps28
Min:fps14
Avg:fps25
Min:fps10
Avg:fps22
Min:fps9
Snapdragon 662Avg:fps22
Min:fps11
Avg:fps18
Min:fps4
Avg:fps16
Min:fps2
Avg:fps15
Min:fps3
Avg:fps13
Min:fps2

計測結果について

流石、一部からはスマホの性能をテストするベンチマークなんて皮肉を言われているだけはあり、全部盛りの最高設定は負荷が重く、並のスマホじゃ太刀打ちできません。

Snapdragon 855 Plusで8GBかつUFS 3.0、内部冷却にベイパーチャンバーを搭載し、ゲーム向け機能でSoCのポテンシャルを引き出せるRealme x2 proでも処理能力が足らず、最高設定では短時間の秘境ですら60fpsを維持できません。

制御が下手な865搭載機よりはゲーム性能がマシとはいえ、Snapdragon 855+(≒860)搭載機はやっぱり中~高辺りの設定で遊ぶのが精一杯でもう少し性能が欲しい感じです。

Kirin 980はよくSnapdragon 845と比較されますが、ベンチマーク上を含め実動作ではSnapdragon 855寄りの性能なのでP30 ProでもPixel 3よりRealme x2 proに近い値が出ました。

負荷の項目でCPU使用率がどちらかと言えば高いことと、Kirin 980が855寄りの値が出ることの説明が、これで一応付きます。

原神公式の推奨スペックであるSnapdragon 845を搭載した、845の中ではリファレンス的位置づけのPixel 3では最高設定かつ60fpsでは平均33fpsで動作しており、まぁまぁ遊べました。

とはいえ最低fpsが17まで落ち込むので所々で引っかかり、普通に遊べるとは言えませんし、発熱が酷くCPUの内部温度が60℃近くなるので最高設定かつ60fpsは危険。

低~最低にすることでギリギリ40fpsくらい出ていますがSnapdragon 720Gと大差ない動作で、恐らくRAM不足とPixel 3の放熱処理が微妙なのが原因です。

逆に言えば、30fps固定で良いなら確かにSnapdragon 845でも30fpsでまぁまぁ遊べて、画質やフレームレートをカスタムしても一応平均30fps以上で動作するため、公式が推奨スペックにSnapdragon 845を選んだのも何となく自分で検証してみて分かる気がしました。

少なくとも、検証するまで30fpsですら動作が怪しいと思っていたのはエアプも良いところで、実際には30fps”なら”プレイできなくもないって感じです。

Snapdragon 720GのRakuten Handに至っては色々性能が足りなさすぎて、短時間かつ最低設定ですら50fp程度も出ません。

SoCがKirin 970~Snapdragon 835並の720Gなので、低設定くらいまでならギリギリ血反吐を吐きながらプレイできますが…eMMCとメインメモリ4GBなのが足を引っ張っているのか、オブジェクトの読み込み時にfpsが一気に低下するので体感では平均30fpsすら出てない気がします…。

Snapdragon 662のOPPO A73は論外で、Rakuten Handがかなりマシに感じる動作でした。

そもそも原神を起動出来ただけでも褒められるレベルの低スペック具合なので、あくまで”動かしてみたら”って感じです。

600~700番台のSnapdragonシリーズではかなり動作が厳しく、30fpsで固定して画質を下げるか、同じ700番台でもSnapdragon 778G(≒855)くらいの性能がないとストレスなく遊ぶのはキツいです。

オープンワールドより負荷が少し軽くなる秘境でこの結果なので、大体の端末でこの結果よりテイワット内の場合はフレームレートが少し下がると思います。

かと言って、もっと高性能なハイエンド端末を用意して最高画質+60fpsを目的にフレームレートを維持できたとしても発熱など諸々で端末の寿命を削っているようなものですし、原神のためだけに10万円のゲーミングスマホやiPad Proを用意するのは多くの旅人にとって現実的じゃないと思います。

あと、あまりこういうことを言いたくはないのですが、原神+スマホ動作+低スペとかのワードでググったときに出てくる「1万円台でも余裕」とか「格安スマホでも最低や低設定なら遊べる」とか言っている人は、最低の基準がガバガバもしくは原神に興味のない人です。

実際には短時間の秘境ですら、1万円台のスマホに多いSoCであるSnapdragon 662では最低設定ですら平均30fpsも出ません。

PC版とモバイル版の差

元も子もないことを言うと、スマホ如きで最高設定+60fps”には”拘らないで…

  • iPad Pro(M1)やiPad mini6+PS(Xbox)コントローラー
  • NVIDIA GeForceやAMD RadeonのdGPUを搭載したPC
  • 手に入るならPS5
  • どうしてもスマホに拘るなら、RedMagic 6(Pro)やROG Phone 5、Black Shark4などのゲーミングスマホ

…にしておいた方が幸せになれるとPC・Android版でそこそこプレイして私は思いました。

原神がスマホゲーとして、最高峰のグラフィックで素晴らしいゲームあることは周知の事実ですが、あくまでスマホとして”は”です。

当たり前の話で申し訳ないのですが、PC版とモバイル版を最高設定+60fpsで比較した場合はかなりの差があります。

画質

動作

動作の安定性は言わずもがなです…。

私の検証した端末がショボいので、60fps前後を維持できるゲーミングスマホやSnapdragon 8 Gen 1などで検証したら、また違った意見になるかもしれませんが…PC版との差を目の当たりにした後で、わざわざスマホへのダメージが大きい最高設定+60fps”には”拘る必要がないと感じました。

スペックや動作云々置いておいても、どうせモバイル版は最高画質にしたところで画質の程度は知れています。

PC版とPS5版は元より、2013年のPS4にすらモバイル版の画質は劣ります。

変更した画質設定

色々踏まえて個人的に、スマホでは画質より極端に処理落ちせず安定してプレイできた方が良いと感じたので、スマホに無理のない範囲でフレームレート重視の設定にしてます。

レンダリング精度とシャドウを「低」にすると流石に見るに堪えなかったので「中」。

視覚効果は上記したように差がほぼないので「低」、SFXとシーン細部は負荷を減らすために「最低」。

無駄なモーションブラーと、露骨に”発光させた感じ”が好きではないのでBloomは「OFF」。

アンチエイリアスを切るとジャギーやモバイル版の粗が目立つので「TAA」に設定。

この設定にてRealme x2 proで、稲妻を20分間探索した場合、平均51fps・最低14fps…と、なんとかストレスが少ない及第点な動作に。

モバイル版はPC版と違い、一部フィールドやオブジェクトを読み込んでから後で生えてきたように描画するので、読み込み時に一時的に10fps台まで低下しますが、平均50fps程度でプレイできればそれなりに遊べるのでやや動作が改善したと言えます。

あとがき

私は基本PC版で原神を楽しんでいるのですが、たまにスマホ版でプレイすることもあります。

そんなスマホ版の画質設定などの情報を調べても、当時(リリースから2~3ヶ月)はマトモな情報が出てきませんでした。

あっても、折角グラフィックが綺麗な原神をプレイしているのに「端末や動作が重い場合は低設定にしよう!」とか「要らないアプリをアンインストールしたり端末を再起動しよう!」…みたいな感じの誰でも思いつくような頭ヒルチャールな情報ばかりでしt…いや今も似たようなry。(Nunu shato!)

なので、自分で画質設定をいじくり倒したりfpsを計測したりしたことの試行錯誤や調べた情報をそれっぽくまとめてみました。

付け足し…付け足しで内容を追加してきたので、最早跡形なく内容が変わっていてあまり参考にならんかもですが…。

今は螺旋やイベント、長時間プレイして原神を楽しむのはPCに任せてサクッと短時間だけ、鉱石掘りや樹脂の合成、ストア経由の紀行課金、デイリー消化用の手段としてスマホ版をたまにプレイしてます。