スマホ版、原神の画質設定や必要スペックなどついてざっくり解説、実機で出せるフレームレート(fps)を検証します。
尚、凡人が身の程を弁えずに書いた記事なのであくまで参考程度に。(所々、結構ガバガバです)
目次
原神(スマホ版)の必要スペック
iOS | 対応可能(一例) |
---|---|
iPhone | iPhone 8 Plus iPhone XR iPhone 11 iPhone SE(第2世代) |
iPad | iPad(第8世代) iPad Air(第3世代) iPad mini(第5世代) iPad Pro(第2世代) |
システム | iOS12.0以降 |
ストレージ | 8GB以上の空き容量 |
Android | 対応可能 | 推奨 |
---|---|---|
CPU | Arm v8a 64bit | Snapdragon 845 Kirin 810 |
RAM | 3GB | 4GB以上 |
システム | Android 7.0以降 | Android 8.1以降 |
ストレージ | 8GB以上の空き容量 |
画質設定
原神(スマホ版)の画質設定は、メニューオプションの画面から「低」や「高」などのプリセットと、各項目を好みにカスタム変更が可能です。


グラフィックス





最低 | カスタム項目が全て最低(低)のプリセット |
低 | シャドウ品質のみ中、それ以外は低のプリセット 大半のAndroid端末でデフォルトの設定 |
中 | SFX品質のみ低、それ以外は中のプリセット Snapdragon 845と同等以上判定だとデフォルトの設定 |
高 | レンダリング精度、シャドウ品質、SFX品質は中 視覚効果、シーン細部、モーションブラーが高になるプリセット 一部のiPhoneやiPadではデフォルトの設定 |
最高 | カスタム項目が全て高(最高)のプリセット 高性能なiPad Pro等ではデフォルトの設定 |
全体の画質設定をプリセットごとに変更できます。
初期状態ではデフォルトに設定されており、OSやスペックによってデフォルトで設定されている画質が違います。
デバイスの負荷ゲージが高くなる程、綺麗なグラフィックでプレイできますが、端末の負荷(発熱)とバッテリー駆動時間に大きく影響します。
基本的には、デフォルトで設定された画質でプレイした方が安定して動作し、比較的長くプレイできます。
但し、負荷ゲージはあくまで目安でしかなく、スムーズにしたからといって動作が安定するとは限りません。
逆も然りで、推奨以上のスペックで余力がある場合、負荷が”非常に高い状態”でも問題なく動作します。
またプリセットはあくまで固定された設定でしかなく、プリセットよりも最低(最高)の設定に変更する場合には、カスタムで変更する必要があります。




当たり前の話ですが「遊べるなら最低画質でも良い」ってのは、色々と厳しいですね…。

明るさ





・設定項目:明るさ調整バーにより可変
Ver.2.6「そよ風、紫苑の庭を偲ぶ」アップデートで追加された”ゲーム内の明るさに”関する設定です。
明るさ調整バーから任意の輝度に変更し、明暗の差を調整できます。
遺跡や洞窟のような暗い場所では明るく、光が強い場所では暗くしてバランスを取り、デフォルト設定では見辛い部分を改善できます。
ただ、個人的にはデフォルト輝度が無難だと思います。
カスタム
レンダリング精度




・設定項目:最低・低・中・高
3D解像度をどの程度細かく描画するかの設定です。
影響があるのは3Dグラフィックのみで、2Dグラフィックには影響しません。
最低~低設定だと解像感がなく”もやぁ…”っとしていて、クッキリ感がなくギザギザ感が強めです。
白夜状態の淵下宮だと差が分かりやすく、大日御興から放たれる光の放射具合や輪郭が目に見えて違います。

せっかくスマホ版でもグラフィックの良い原神を、レンダリング精度が低い状態でプレイするのはかなり勿体ないです。
原神(スマホ版)においてフレームレートの次に重要な設定であり、他の項目を削ってでも中設定以上が望ましいです。
シャドウ品質




・設定項目:低・中・高
影の描写設定です。
低設定ではぼんやりとしか影が描画されません。
高設定ではキャラクターや机、召喚物(オズ)などを含めて精細に描画されますが…その分負荷も高いです。
洞窟などではゲーム内の時間設定が昼でも、描画の品質次第で場所が違うと思えるくらい印象が変わります。


中と高の差はそこまで大きくなく、負荷軽減のため中設定にしてもそこまで描画を損なう印象ではないです。
視覚効果

・設定項目:低・中・高・最高(iOSのみ)
明言は出来ませんが…シャドウ品質とは別で影に関する設定、また環境光にも影響する設定のようです。
コメントして頂いた情報と私より参考になる他の方の画質に関する媒体を元に、差があるのか確認しました。
低~高までのAndroid版では、プレイアブルキャラやオブジェクト含めて影の濃さが誤差レベルで変化する程度で、あまり効果を実感できません。

ただ、Android版と同じく高設定までのPC版では、明確に影の深度が違っていて「原神オブジェクト部」にある情報の通りでした。

今の所の情報を整理すると、何かしら環境光や影に関する設定なのは間違いないようです。
とはいえ、PC版や最高に設定できるiOSでしか明確な差を確認できず、その差も微妙なものであり、正直…低か中設定で構わないと思います。
SFX品質




・設定項目:最低・低・中・高
元素スキルや武器などのエフェクト品質設定です。
元素系のエフェクトやその他、一部発光するオブジェクトにも影響します。
最低設定と高設定だと差はハッキリ分かりますが、エフェクト次第では中設定と高設定だとそんなに差がある様には見えないです。

SFX品質は中設定に押さえて、レンダリング精度やシーン細部の設定を優先しても良いかもしれません。
フレームレート




・設定項目:24(Androidのみ)・30・45・60・120(一部のiOSのみ)
1秒間に何回画面を切り替えるかの設定です。
24に設定すると明らかに画面上の動作がカクついていて、60は滑らかに動きます。
24・30fpsと60fpsでは、ゲームプレイに影響するレベルで快適度が違います。
ゲームプレイの快適度だけでなく、甘雨や神里綾人などの元素爆発のヒット数、神里綾人の瞬水剣で出せる総ダメージにも影響します。
ただ…60fpsではかなりの負荷になるので、端末スペックと冷却に余裕がある方のみ60fpsにした方が良いです。
脳死で60fpsをおすすめしている情報が多いですが、モバイル版で無理をしてまで60fpsにする必要はないです。
Ver.2.8「常夏!幻夜?奇想曲!」からPC版だけでなく45fpsの項目が追加されました。
60fpsほどではないですが、30fpsからは1.5倍描画数が増えていてやや滑らかに感じます。
45fpsは長時間プレイする場合に30fps以上の快適性、60fpsほどは発熱(負荷)が酷くなりにくい塩梅なので、設定や端末の選択する幅が広がる意味でも実用的な設定だと思います。
シーン細部




・設定項目:最低・低・中・高・最高
オブジェクトなどのテクスチャ品質の設定です。(以前までは総合設定だった項目です)
文字通り、シーンの細かい部分の描画に影響します。
最低だとプレイアブルキャラ周囲などの部分しか描画しませんが、最高にすると負荷が重い代わりに奥から隅々まで描画するようになります。

シーン細部変更時はゲーム再起動後に一部設定が反映されますが、殆どは再起動しなくても反映されてるみたいです。
アンチエイリアス


・設定項目:None・TAA
境界線のギザギザをなめらかにする設定です。
レンダリング精度が最低だと最も効果を実感しやすく、中設定以上だと3Dの描画が細かくなるのでNoneでも多少カバーされます。(原神が低設定でも綺麗に視えるのはTAAが効いているためなのかもです)
なのでしっかり確認しないと分かりづらいですが、Noneだと全体的に境界線などの部分にジャギーが発生してギザギザしてます。

TAAはそこまで負荷が掛かる訳ではないので、設定しておくのがおすすめです。
モーションブラー

・設定項目:OFF・低・高・非常に高い
カメラ移動やキャラクターのモーションなどで、ブレる表現処理を行うかどうかの設定です。
Ver.1.1「迫る客星」アップデート前はON・OFFのみでしたが、アップデート後に非常に高いまで設定出来るようになり、かなり負荷の掛かる処理になりました。
差がかなり分かりにくく、30(24)fpsかつモーションが高速なキャラでないと実感できないです。


ブレる処理が不要であれば、正直…無駄な負荷になるのでOFFをおすすめします。
Bloom




・設定項目:OFF・ON
Bloomは、グラフィックの明るい部分を滲ませて「じわっ…」とさせる光源表現の設定です。
Bloomの有無で雰囲気が結構違ってきますが、この辺りは好みで変更して下さい。
人群れの密度


・設定項目:低・高
そのまま読むなら人口密度だと解釈できますが…人群れの密度とは一体何ぞ?って思います。(初期の頃からずっと放置されたまま…)
ゲーム内で登場するNPCの数に変更がある設定です。
低設定にすることで、名無しの権兵衛なモブキャラを消せます。
マルチプレイ時、チームメイトのSFX




・設定項目:ON・一部ブロック・完全にブロック
マルチプレイ時に、他プレイヤーの元素スキルや武器などのエフェクトをブロックする設定です。
「ON」では完全に表示され、一部ブロックでは限定的に表示されます。
完全にブロックに設定することで他プレイヤーのエフェクトが消えます。
創造物系のオブジェクトだと分かりやすく、画像のように透明な何かに登っている状態になります。
マルチプレイで動作が重くなる場合に、ブロックすることで負荷率を下げることができます。
表示されるエフェクトの品質については、ホスト/ゲスト別に各自のSFX品質の設定次第で変化します。
実機のフレームレートを計測
2022/1/30(Ver.2.4)の旧データなので古いです。(旧データはVer.3.0更新後の計測テストが終わるまでは公開)
テスト環境

Pixel 3 | Realme x2 Pro | Axon 10 Pro 5G | |
OS | Android 12 | Android 11 Realme UI 2.0 | Android 10 MiFavor UI10 |
SoC | Snapdragon 845 (Samsung 10nm) | Snapdragon 855 Plus (TSMC 7nm) | Snapdragon 865 (TSMC N7P) |
CPU | Kryo 385 | Kryo 485 | Kryo 585 |
GPU | Adreno 630 | Adreno 640 | Adreno 650 |
RAM | 4GB(LPDDR4X) | 8GB(LPDDR4X) | 6GB(LPDDR4X) |
ストレージ | 64GB(UFS 2.1) | 128GB(UFS 3.0) | 128GB(UFS 3.0) |
テスト内容
原神ではオープンワールドの「テイワット」と、螺旋や聖遺物・天賦素材などの「秘境挑戦」では負荷が違い、計測できるフレームレートも違ってきます。
そのため、秘境挑戦とテイワットそれぞれで各画質設定ごとに動作させて、平均値(Avg)と最小値(Min)を計測しました。
秘境挑戦は敵が無限に湧き続ける「腕試しイベント」で10分間、テイワットでは「稲妻」で離島からロードを挟まずに、魔偶剣鬼までの道中とボス戦闘時の合計10分弱の間でフレームレートを求めました。
フレームレートの計測には、オープンソースのAndroid画面ミラーリングツール「scrcpy(scrsndcpy)」と、fps取得ツール「MSI Afterburner」を用いて計測しています。(ただし、絶対値ではなく相対値なので動作の目安程度)
秘境挑戦でのフレームレート
SDM845 | SDM855+ | SDM865 | |
最低設定 | Avg:43fps Min:15fps | Avg:52fps Min:26fps | Avg:59fps Min:45fps |
低設定 | Avg:35fps Min:13fps | Avg:50fps Min:18fps | Avg:59fps Min:41fps |
中設定 | Avg:35fps Min:13fps | Avg:49fps Min:21fps | Avg:58fps Min:39fps |
高設定 | Avg:36fps Min:13fps | Avg:49fps Min:22fps | Avg:58fps Min:17fps |
最高設定 | Avg:32fps Min:10fps | Avg:48fps Min:15fps | Avg:57fps Min:20fps |
テイワットでのフレームレート
SDM845 | SDM855+ | SDM865 | |
最低設定 | Avg:35fps Min:12fps | Avg:51fps Min:23fps | Avg:57fps Min:26fps |
低設定 | Avg:33fps Min:10fps | Avg:49fps Min:22fps | Avg:55fps Min:11fps |
中設定 | Avg:31fps Min:9fps | Avg:43fps Min:17fps | Avg:54fps Min:10fps |
高設定 | Avg:29fps Min:10fps | Avg:48fps Min:16fps | Avg:56fps Min:10fps |
最高設定 | Avg:27fps Min:1fps | Avg:40fps Min:8fps | Avg:55fps Min:8fps |
計測結果のまとめ

実機で確認してみて、原神(スマホ版)ではSnapdragon 865(同等以上)の性能があれば、最高画質60fps設定にて10分弱の間に平均55fpsで動作していて、60fpsを100%とした場合90%弱のパフォーマンスを発揮することが分かりました。
どうやらSnapdragon 855 Plus(≒860)と865では、性能差以上に越えられない壁のようなものが存在していて、冷却にベイパーチャンバーと高速なUFS 3.0のストレージを搭載したRealme x2 Proだろうがなんだろうが、キャラチェンジやオブジェクトの読み込み、元素爆発時のカットイン処理や元素オーブの獲得時などで極端にフレームレートが低下して引っ掛かります。
865のAxon10 Pro 5Gでもテイワットでの最小値は10fps以下の8fpsを記録していますが、Realme x2 Proと比べて引っ掛かりが少なく50~59fpsの間で動作していて滑らかでプレイしやすかったです。
”秘境挑戦であれば”60fps付近をキープし続けているので、それなりの性能があるPCやPS5版並に快適な動作でした。
一方で、原神公式の推奨スペックであるSnapdragon 845、RAM4GBのPixel 3では最低設定でフレームレートの出やすい秘境挑戦ですら平均45fps以下、テイワットでは平均35fpsでした。
最高設定だと秘境挑戦なら何とか平均32fps程度で動作していますが、テイワットだと30fpsを切ってしまい、マップの読み込みで一瞬画面が固まりジャンクと呼ばれる現象が極端に酷すぎて、最低fpsは1を記録しました。
分かりきってはいましたが、60fpsで動作させるには明らかに処理性能が足りません。
恐らくHoYoverse(miHoYo)は、原神のスマホ(タブレット)における基本動作をデフォルト(中)設定かつ30fpsで想定しているため、Snapdragon 845相当が推奨なんだと思います。
逆に言えば、30fps固定であればSnapdragon 845相当でも平均30fpsで原神が遊べることを意味していて、確かに中画質以上でも30fps近い値は出ているので、公式が推奨スペックにSnapdragon 845相当を選んだのも、検証してみて何となく分かる気がしました。(あくまでそれなりに遊べる程度)

Ver.3.0「黎明を告げる千の薔薇」での計測後、データを追記
Snapdragon 845~888まで揃えました。ググっても845~888までの計測をしてる人がいないので私が計測します。

Pixel 3 | Mi 9T Pro | Axon 10 Pro 5G | Mi 11i | |
OS | Android 12 (Stock ROM) | Android 11 (Pixel Experience) | Android 10 (MiFavor UI10) | Android 12 (Evolution X) |
SoC | Snapdragon 845 | Snapdragon 855 | Snapdragon 865 | Snapdragon 888 |
CPU | Kryo 385 | Kryo 485 | Kryo 585 | Kryo 680 |
GPU | Adreno 630 | Adreno 640 | Adreno 650 | Adreno 660 |
RAM | 4GB(LPDDR4X) | 6GB(LPDDR4X) | 6GB(LPDDR4X) | 8GB(LPDDR5) |
ストレージ | 64GB(UFS 2.1) | 64GB(UFS 2.1) | 128GB(UFS 3.0) | 128(UFS 3.1) |
また、XiaomiやmiHoYoなどの大手企業も採用しているプロ向けの計測ツール「WeTest PerfDog」のパートナーシップ協力が通り、PerfDogを用いて正確なフレームレートの計測が可能になりました。

Ver.3.0「黎明を告げる千の薔薇」での計測にはPerfDogを用いて、スメールで4機種のテストを行います。
原神(スマホ)で必要になるスペック
色々調べたりしたり、検証してみて原神(スマホ)で必要となるスペックの目安はこんな感じです。
最低限 (30fpsでギリギリ) | 普通 (設定次第で60fps前後) | 快適 (高画質以上でも60fps前後) | |
SoC | Snapdragon 845 Kirin 810 A11 Bionic | Snapdragon 855(860) Kirin 990 Dimensity 1200 A12 Bionic | Snapdragon 865(870) Kirin 9000 Dimensity 8100 A13・14 Bionic |
RAM | Android:4GB iOS:2~3GB | Android:6GB iOS:3GB以上 | Android:6~8GB iOS:4~6GB |
ストレージ | 64GB | 64~128GB | 128GB以上 |
OS | Android 8.1~ iOS 9.0~ | Android 10~ iOS12.0~ |
「低スペックでも快適にする方法!」なんてものは存在しません。SoC含めて端末のパワーが足りないだけです。
iOS

正直…iOSは触ったことがないので、私程度では詳しくは語れませんが…
Androidよりアプリの最適化が進んでいて、ハードとシステム両方をAppleが設計しており、コントローラー対応など原神のプレイに関してはAndroidより優遇されてます。
核となるSoCの設計も優秀で、TSMCの最先端製造プロセスを札束で殴って独占しているだけあって、CPU・GPUその他含めてSoC性能はAndroid勢の各半導体メーカーを1周くらい突き放してぶっちぎってます。
特に「iPad」の原神適正は高く、無印を含めたA12 Bionic以降搭載の「iPadシリーズ」であれば、 設定次第で60fpsでもデバイス負荷スムーズでのプレイ可能…とめちゃ強力です。
お金があるなら化け物スペックのiPad Pro(M1)やiPad mini6を選べば大体OKで、安いモデルでもA13 Bionic搭載の無印iPadが3~4万円台なので…
ぶっちゃけ「もう全部iPadでいいんじゃないかな」と思います。
iPhoneも悪くないですが…放熱面積が狭いので発熱しやすく、パフォーマンスを維持するには外付けのクーラーが必要です。
Android
Androidに関しては…SoCやOSの最適化&メーカーのUI次第で性能や出せるパフォーマンスがバラバラなので、一概には語れません。
原神では、Qualcommの「Snapdragon」とHiSiliconの「Kirin」辺りのSoCが比較的パフォーマンスが出やすいです。
MediaTekの「Dimensity」は、最近のDimensity 8100や9000であれば最高画質でも平均50~55fps程度で動作するみたいです。電力効率や発熱もSnapdragonより大人しいらしいです。
Samsungの「Exynos」とそれをベースに開発されている「Google Tenso」では、最適化の関係でfpsが伸び悩みます。パフォーマンスでもあまり良い噂は聞きません。
UNISOCとかその他のSoCは、ドマイナー過ぎ&選ぶならまだDimensityで良いので無評価です。
また、SoCが良くてもOSの制御次第で実際のゲーム性能は千差万別です。
独自OS(UI)のメーカーは、GalaxyのGOS問題の様にベンチマーク結果だけブーストしてゲーム性能は下げる動作制御を平気でしたりするので実動作が不明瞭。
AOSP(素の状態)に近いAndroidでも、AQUOSとかXperiaだと熱制御ガバガバ・本体の冷却能力不足だったりと…
正直…Androidはクッソ面倒くさいし、スペックだけで判断しちゃ駄目な部分が多いです。
RAMやストレージ規格も意外と重要で、特にストレージ部分については最低限UFS 2.1、できればUFS 3.0が必要です。
UFSの劣化品でしかないeMMCでは、SoCの性能が足りていてもストレージの読み書き速度の遅さがボトルネックとなってしまいます。
それらを考慮した上で、ある程度ストレスが少なく今から原神をプレイするなら、Snapdragon 855相当のSoCが必要だと感じます。(Snapdragon 845相当では最低限で余力が全くない)
Snapdragon 865や870相当の性能があれば、端末の冷却能力次第ですが…最高画質60fps程度を維持してプレイすることも視野に入ります。
実際に、型落ちのSnapdragon 865を搭載したAxon10 Pro 5Gでも平均50fps以上のフレームレートが出るので、結構快適に遊べました。
個人的には高性能だけど発熱が酷いSnapdragon 888や8 Gen 1の端末を選ぶよりも、888が爆熱だったことで再評価された865や870搭載スマホ(タブレット)の方が、原神にはおすすめです。
あとがき

私は普段、デスクトップPCのWQHD環境で原神を楽しんでいるのですが、たま~に課金だったり樹脂の濃縮、忙しいときのデイリー消化目的でスマホでプレイすることもあります。
で、スマホ版の画質設定などの情報を調べても、リリースから2~3ヶ月はマトモな情報が出てきませんでした。
ググって検索上位にあっても、折角グラフィックが綺麗な原神をプレイしているのに…
「端末や動作が重い場合は低設定にしよう!」とか「要らないアプリをアンインストールしたり端末を再起動しよう!」
「低スペでも快適になる設定」なんて書いておいて、全部最低か低にしただけみたいな感じの誰でも思いつくような頭ヒルチャールな情報ばかりでした。
なので、自分で画質設定を弄ったり簡易的にfpsを計測したりした試行錯誤や気になって調べた情報を、それっぽくまとめてみました。
PCユーザーの私は、正直…ゲーミングモデルやiPad Pro以外では快適に動かないだろうと思っていて、Snapdragon 865如きで、まともに原神が動作するとは微塵も思っていませんでした。
手の平くるっくるですが、Snapdragon 865以降でマトモな性能・システム制御が安定している端末なら、画質やロード速度以外はエントリークラスのPC並にプレイできます。
付け足し…付け足しで内容を追加してきたので、最早跡形なく内容が変わっていてあまり参考にならんかもですが…何かしらスマホ勢の旅人さんの参考になれば幸いです。