スマホ版「原神」の画質設定や動作、必要スペックについて解説・検証

ゲーム

スマホ版「原神」の画質設定や動作、必要スペックなどついてざっくり解説・検証します。

尚、凡人が身の程を弁えずに書いた記事なのであくまで参考程度に。

※思っていたよりかなり内容が長ったらしくなってしまったので、必要な部分だけ読んで要らない内容は飛ばして構いません。

始めに

スマホ版、原神の画質設定はメニューオプションの「画面」から「低」「高」などのプリセットと、各項目を好みに調整できるカスタムから変更が可能です。

スペックについて

Android

対応可能推奨
SoC「Arm v8a 64bit」(CPU名)

※古い物だと「Cortex-A35」などのCPUが該当。
但し、GPUの対応詳細については記載なし。
「Snapdragon 845」
「Kirin 810」…及びそれ以上のSoC
RAM3GB4GB以上
ROM8GB8GB以上の空き容量
OSAndroid 7.0Android 8.1以降

ios

対応可能(一例)
iPhone「iPhone8 Plus」
「iPhone XR」
「iPhone 11」
「iPhone SE (2nd)」
iPad「iPad Air」(第3世代)
「iPad mini」(第5世代)
「iPad Pro」(第2世代)
ROM8GB以上の空き容量
OSiOS 9.0以降

公式の推奨スペック情報は…

上の表は「miHoYo」公式の、推奨及び対応可能デバイスから引用しました。

が…ネット上でも色々言われている通り、公式の推奨スペックについての情報は古いし、今後を見据えると正直無理があるスペックです。

1年が経過しても情報が更新されず、推奨どころか必要最低限だと個人的に思いますし、挙句の果てに「SoC」を「CPU」と書いている始末で、正直これを当てにするのは…やめた方が良いと思います。

そして何故か、日本でモバイル版の原神について”しっかり動作検証やfpsの計測をしている情報”は、未だに数える程度です。

殆どの動画や記事は、原神をインストールしてプリセットを弄って、モンド城を初期面子で軽くうろうろして、星落ちの谷~風唸りの丘でヒルチャールやスライムを軽く殴る程度。

酷い人だと何も設定変更せずにデフォルトの画質設定と30fpsのまま、フレームレートすら計測せずに「快適!」「プレイ余裕です」とか…何度見たことか…。

機種変更や原神用に端末選びで参考にするなら、海外の端末レビューと日本なら「GameBench」などでフレームレートをしっかり計測している方、あとは「HoYoLAB」辺りで、他の旅人さんのプレイしている環境を参考にした方が良いです。

どちらのプラットフォームにも言えますが「Antutuベンチマーク」などのスコアやカタログスペックは、原神には通用しません。

必要なスペック(予想を含む)

私個人でSoCやOSなど、端末のスペックごとに動作などを色々調べたりした結果、あくまで予想を含めた今の所必要なスペックは…

必要最低限中~高画質60fps前後高画質~60fps前後最高画質~60fps程度維持
SoC「A11 Bionic」
「Kirin 810」
「Snapdragon 845(≒768G)」
「A12 Bionic」
「Kirin 980・990」
「Dimensity 1200」
「Snapdragon 855+(≒860)」
「A12Z・X Bionic」
「A13・14 Bionic」
「Kirin 9000」
「Snapdragon 865+(≒870)」
「Snapdragon 888」
「A15 Bionic」
「Apple M1」
RAMAndroid:4GB~
iOS:3GB
Android:4~6GB
iOS:3GB
Android:8GB
iOS:4~6GB
ROM64GB (eMMC 5.1)128GB (UFS 2.1~)128GB (UFS 3.0)
OSAndroid 8.1~
iOS 9.0~
機種の一例「iPhone X」
「Huawei MatePad 10.4」
「Xperia XZ3」
「AQUOS R2」
「iPhone XR」
「iPad mini5」
「Huawei nova 5T」
「ROG Phone II」
「Xiaomi Pad 5」
「iPad Pro 11インチ」(第1世代)
「iPhone 11/12」
「ROG Phone 3」
「Lenovo Yoga Tab 13」
「ROG Phone 5」
「RedMagic 6/6Pro」
「iPad mini6」
「iPad Pro 11インチ」(第3世代)
快適度高画質(30fps)すら動作が怪しく、容量的にも今後の更新には耐えられない。設定次第でそれなりに快適。大多数が不満なく、プレイ可能。 画質や一部以外は、PC・PS5版に近い。

こんな感じです。

機種の一例は、ごく一部かつ日本で入手可能&使用に問題のない端末のみに絞りました。

iOSは触ったことがないので、私程度では詳しくは語れませんが…Androidよりアプリの最適化が進んでいて、ハードとシステム両方をAppleが設計しており、コントローラー対応など原神のプレイに関してはAndroidより優遇されてます。

特に「iPad」の原神適正は高く、無印を含めた「A12 Bionic」以降搭載の「iPadシリーズ」であれば、 設定次第で60fpsでもデバイス負荷スムーズでのプレイ可能…と強力です。

Androidに関しては…SoCやOSの最適化&メーカーのチューニング次第で、性能がバラバラなので一概には語れません。

原神では、Qualcommの「Snapdragonシリーズ」とHiSiliconの「Kirinシリーズ」が比較的パフォーマンスが出やすいです。

Samsungの「Exynos」とMediaTekの「Dimensity(Helioを含む)」は、原神だとfpsが伸び悩み、日本だと搭載端末がほとんど出回らないので、50fps程度で動作するらしい「Dimensity 1200」だけ一応、表に名前を出しました。

基本的には「Snapdragon 855+(≒860)~865」程度の性能があれば、設定次第ですが50~60fpsでプレイは可能です。

ただし、865よりも高性能の「Snapdragon 888」は”性能だけは”凄いですが、製造元のファウンドリー「Samsung」の5nmプロセスが問題を抱えており、ハズレ個体の「Snapdragon 888」の場合、冷却機構が貧弱だと爆熱。(例:AQUOS R6、Xiaomi Mi 11)

動作を抑え、熱を下げるためにサーマルスロットリングが発生してCPU・GPUパフォーマンスが低下し、フレームレートもカックカク…と、VC冷却などの熱処理がしっかりできる端末以外「Snapdragon 888」の端末は選ばない方が良いと思います。

最高画質かつ60fps維持でなければ「嫌だ」という方以外「iPhone 11・SE (2nd) 」及び「iPad(A12 Bionic以降)」か「Snapdragon 865・870」を搭載した端末が、最も無難な選択肢です。

スマホ用の外付けクーラーなどで冷却することで、パフォーマンスが向上し、これら以外のSoCでも動作が改善する様ですが…一々そんなことをしていたら、手軽に遊べることが唯一の取り柄であるスマホのメリットがなくなります。

が、それでも外付けクーラーなどを含め、冷却の有無が原神プレイ時のパフォーマンスに与える影響はスペック以上に重要です。

カタログスペックだけ良くても熱処理がお粗末では、原神は快適にプレイできません。(特に日本製のスマホ)

尚、最高画質かつ60fps程度維持は、ほんの一部のスマホ・タブレットでしか維持できません。

※Ver .2.2「霧の海と謎の秘境」以降で、一部の端末(iPhone 13 Pro/Max・iPad Pro M1)では120fpsでの動作を選択可能になりました…。

最高画質かつ60fps程度維持をクーラーなしでは長時間維持できないモバイル版が120fpsですか…。

mihoyoが何を意図してiOSにのみ120fpsを追加したのか理解不能です。

【参考】

「Genshin Impact Gaming FPS Test」

「Exynos 2100 vs Snapdragon 888 vs Kirin 9000 vs A14」

「120fps Genshin Impact on iPhone 13 Pro Max」

「FPSや電力消費を計測できるGameBenchとは」

検証端末

Realme x2 proHUAWEI P30 ProRakuten Hand
SoCSnapdragon 855 PlusKirin 980Snapdragon 720G
RAM8GB6GB4GB
ROM128GB(USF 3.0)128GB (USF 2.1)64GB (eMMC)
OSAndroid 11(Realme UI 2.0)Android 9(EMUI 9)Android 10
最終テストVer .2.2「霧の海と謎の秘境」Ver 2.0 「鳴神不動、泡影を滅す」Ver 1.5 「塵歌を纏いし扉」

画質設定

【プリセット:最低】

【プリセット:最高】

・デバイス負荷&影響度:設定を上げるごとに増大

・設定項目:最低最高

全体の画質をプリセットごとに設定出来ます。初期状態ではデフォルトに設定されます。

OSやスペックによって、デフォルトで設定されている画質が違います。

デバイス負荷ゲージが高くなる程、綺麗なグラフィックでプレイできますが、端末の処理負荷(発熱)とバッテリー駆動時間に大きく影響します。

基本的にはデフォルトで設定された画質でプレイした方が安定して動作し、長時間プレイできます。

また、プリセットはあくまで固定された設定でしかなく、プリセットよりも最低(最高)の設定に変更する場合は、カスタムで変更する必要があります。

【カスタム:最低】

【カスタム:最高】

カスタム

レンダリング精度

【最低設定】

【高設定】

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:最低

3D解像度を、どの程度細かく描画するかの設定です。

影響があるのは3Dグラフィックのみで、2Dグラフィックには影響しません。

「最低」~「低設定」だと解像感がなく「もやぁ…」っとしていてクッキリ感が皆無で、美麗なグラフィックの原神をプレイするにはかなり勿体ないです。

「中設定」以上であれば、スマホの画面サイズなら許容できるレベルまで描画が改善されます。

フレームレート

・デバイス負荷&影響度:60以上で甚大な負荷

・設定項目:243060120(iOSのみ)

1秒間に、何回画面を切り替えるかの設定です。

「24」に設定すると、目に見えて映像がカクついていて「60」はヌルヌル動きます。

24・30fpsと60fpsでは、ゲームプレイに影響するレベルで快適度が違います。

ただ、画像のように60fpsではかなりの負荷が掛かりますし、短時間のプレイでも発熱の対策がまともにできないと、SoCとバッテリーの発熱で端末がアチアチになり、サーマルスロットリングが発生しパフォーマンスが低下するのでfpsも低下…と、端末スペックと冷却に余裕がある方のみ60fpsにした方が良いです。

熱処理が貧弱なスマホでは背面が熱すぎて「テイワット風目玉焼き」…焼けるかもしれません。(溢れる情熱)

それと、快適度が雲泥の差ですが…一応30fpsでも遊べないわけではない…です。はい。

やり込もうとしたら60fpsが必須と言っても過言ではないですが、気軽に楽しむ程度なら30fpsは許容できます。

…120fpsはノーコメントです。

【30・60 比較用】

シャドウ品質

【低設定】

【高設定】

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:

影の描写設定です。

「低設定」では建物や窓の固定された影、キャラクターはぼんやりとしか描画されません。

「高設定」ではキャラクターやイス、召喚物などを含めて精細に描画されますが負荷も高いです。

視覚効果

【低設定】

【高設定】

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:最高(iOSのみ)

調べても、具体的のどういった設定なのか情報がほぼ皆無でした。

英語表記だと「Visual Effects」となっているのですが、ビジュアルの変化は殆ど差がありませんでした。

「少し変わったか…?」と思ったのは上の2枚。

岩肌や草の影が若干、濃くなっているように見受けられました。

確認の為に何度も「視覚効果」の設定を変えてみましたが、明確な差がないので…正直低設定で良いと思います。

SFX品質

【最低設定】

【高設定】

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:最低

元素スキルや武器などのエフェクト品質設定です。(SFXは「special effects」の略称らしいです)

氷元素や雷元素キャラだと差が分かり難いですが、水元素キャラだと差がハッキリ分かるくらいには違いました。

元素系のエフェクトやその他、一部オブジェクトにも影響します。

シーン細部

【最低設定】

【最高設定】

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:最低最高

オブジェクトなどのテクスチャ品質の設定です。(以前までは「総合設定」だった項目です)

文字通り、シーンの細かい部分の描画に影響します。

最低だとプレイアブルキャラの周囲などしか、細かい部分を描画しませんが、最高にすると負荷が重い代わりに奥から隅々まで描画するようになります。

草木が多い場所や塵歌壺で最低に設定すると、更地と化してショボくなります。

「シーン細部」変更時は、ゲーム再起動後に一部設定が反映されます。

アンチエイリアス

【None】

【TAA有り】

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:NoneTAA

境界線のギザギザをなめらかにする設定です。(TAAはテンポラルアンチエイリアシングの略称らしいです)

よーく確認して見ないと分かりづらいですが、Noneだと少しだけギザギザしています。

「テンポラルアンチエイリアシング」は、そこまで負荷が掛かる訳ではないので、設定しておくのがおすすめです。

モーションブラー

OFF

非常に高い

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:OFF・非常に高い

カメラ移動やキャラクターのモーションなどで、ブレる表現処理を行うかどうかの設定です。

「迫る客星」アップデート前はON・OFFのみでしたが「非常に高い」まで設定出来るようになり、負荷の掛かる処理になりました。

ブレる処理が不要であれば、正直無駄な負荷になるので「OFF」で構いません。

Bloom

【Bloom無し】

【Bloom有り】

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:OFFON

Bloomは、グラフィックの明るい部分を滲ませて「じわっ…」とさせる光源表現の設定です。

Bloomの有無で雰囲気が結構違ってきますが、この辺りは好みで変更して下さい。

人群れの密度

【低設定】

【高設定】

・デバイス負荷&影響度:

・設定項目:

そのまま読むなら「人口密度」だと解釈出来ますが「人群れの密度」とは一体…?

ゲーム内で登場する「NPCの数」に変更がある設定です。

「低設定」にすることで、名無しの権兵衛なモブキャラを消せます。

名前のあるNPCの人数に変更はないので、設定は好みで。(NPCを消したところで、負荷は下がりません)

マルチプレイ時、チームメイトのSFX

【ON】

完全にブロック

【自分視点】

【相手視点】

・設定項目:ON・一部ブロック・完全にブロック(Ver.1.4から、ブロックする段階を設定出来るようになりました)

マルチプレイ時に、他プレイヤーの元素スキルや武器などのエフェクトをブロックする設定です。

「ON」では完全に表示され、「一部ブロック」では限定的に表示されます。

「完全にブロック」に設定することで、他プレイヤーのエフェクトが消えます。

画像のように、透明な何かに登っている状態になります。

マルチプレイで動作が重くなる場合に、ブロックすることで負荷率を下げることができます。

ちなみに表示されるエフェクトの品質については、ホスト/ゲスト別に各自のSFX品質の設定次第で変化します。

画質別の動作負荷

原神プレイ中の負荷について気になったので「Snapdragon 855 Plus」の「Realme x2 pro」で負荷を確認してみました。

CPUとGPUの値は「Realme UI 2.0」のゲームスペース、RAMと消費電力値は「System Monitor Float」を使用。

正確な値というよりは、大まかな目安程度です。

画質CPUGPURAM(システム含む)消費電力値
最低設定20~56%10~25%4.1~4.28GB使用・277~393mA
・3.85V
低設定30~55%15~40%4.1~4.29GB使用・335~401mA
・3.865V
中設定47~58%20~48%4.09~4.15GB使用・376~403mA
・3.967V
高設定35~55%22~56%4.08~4.2GB使用・386~470mA
・3.955V
最高設定48~66%30~60%4.11~4.87GB使用・446~479mA
・3.916V
最高設定(60fps)52~78%54~71%4.23~5GB使用・563~859mA
・3.958V

計測結果について

30fpsの場合、負荷に応じてCPU・GPU共に最大で5~6割の使用率で推移していました。

最高画質かつ60fpsになるとCPU・GPU共に7割強と、端末リソースの大部分を使っています。

「Snapdragon 855 Plus」でリソースの7~8割と考えると、如何に原神がスマホ向けとしては重量級なのかが分かります。

RAMに関しては、画質・fpsあまり関係なくどの設定でもシステム含め4GB弱を使用し、最高画質かつ60fpsでようやく5GB程度に。

6GBでは少し心許ないですが、8GBあれば余裕を持てます。

問題は消費電力で、30fpsではどの画質でも大体300~500mA程度で、温度・消費共に緩やかに”適切に使っている”減り具合なのですが、60fpsにすると一気に消費量が跳ね上がります。

場面によっては「System Monitor Float」読みで900mAに突入しかねなく、スマホに掛かる負荷としては”異常な値”です。

800~900mAなんて値は「Antutu」や「3DMark」などのベンチマークアプリで負荷を掛けた場合であれば、一時的には消費しますが…これでは原神プレイ中は、ベンチマークアプリと同等以上に負荷を掛け続けているようなモノです。

プレイ中に当然のように800mAなんて消費してたら、数時間程度しかバッテリーが持たないのも納得です。

更に、消費電力が増えるということは当然発熱が増えるわけで…CPU・GPU(SoC)の発熱、追い打ちでバッテリーも発熱するので、端末が”とても熱い”という状態に。(まさかここまでとは…)

これで色々と、モバイル版原神の負荷やら動作に説明が付きます。

検証端末別のfps

実際のゲームプレイ中に、各画質設定と端末の性能でどのくらいフレームレートがでるのか検証。

計測方法は、秘境「山脊の見守り」の不動Ⅳを画質プリセット別にフレームレートの上限を60まで上げて攻略し、挑戦クリア時のフレームレート「平均値」と「最小値」を表示して、各画質設定毎に計測。

秘境ロード時に、最低fpsが1桁台になってしまうのでロード後に値をリセットしています。

ミラーリングツール「scrcpy」とfps表示ソフト「msiアフターバーナー」を用いた独自の方法で計測しています。

プロ向けの「GameBench」程、正確な値ではないのですが、大まかには近い値が出ていると思います。

参考までに「Realme x2 pro」での最高設定+60fps計測時の録画を載せておきます。

「Rakuten Hand」(Snapdragon 720G+4GB)

平均FPS最低FPS
最低設定4222
低設定2921
中設定2814
高設定2510
最高設定229

「HUAWEI P30 Pro」(Kirin 980+6GB)

平均FPS最低FPS
最低設定6044
低設定5834
中設定5325
高設定5642
最高設定5137

「Realme x2 pro」(Snapdragon 855 Plus+8GB)

平均FPS最低FPS
最低設定6049
低設定5430
中設定5122
高設定5235
最高設定5333

計測結果について

流石、一部からはスマホの3D性能をテストするベンチマークなんて呼ばれているだけはあり、全部盛りの最高設定は負荷が重いです。

2021年既存のSoCではなく、次世代のより高性能なSoCを前提にしているとしか思えません。(もしくはモバイル版の最適化不足)

型落ちとはいえ「Snapdragon 855 Plus」で8GBかつUSF3.0、内部冷却にベイパーチャンバーを搭載した「Realme x2 pro」ですら冷却が追いつかず、最高設定では60fpsを維持できません。

設定次第では、まだポテンシャルがあるとは思いますが。

「Kirin 980」はよく「Snapdragon 845」と比較されますが、ベンチマーク上を含め実動作では「Snapdragon 855」寄りの性能なので「P30 Pro」でも割と「Realme x2 pro」に近い値が出ました。

「Kirin 980」は、GPUで比較した場合「Adreno 630」の「Snapdragon 845」に劣りますが、「Cortex-A76」ビッグ2コア+”ミドル2コア”+「Cortex-A55」リトル4コアの8コア構成により、CPUでは勝ります。

負荷の項目で、CPU使用率がどちらかと言えば高いことと「Kirin 980」が855寄りの値が出ることの説明が、これで一応付きます。

「Snapdragon 720G」の「Rakuten Hand」に至っては、何もかも性能が足りなさすぎて最低設定でも50fpsすら出ません。

SoCが「Kirin 970」~「Snapdragon 835」並の720Gなので、低設定くらいまでならギリギリプレイできますが…eMMCなのが足を引っ張っているのか、体感では30fpsすら出てない気がします…。

オープンワールドより負荷が少し軽くなる秘境でこの結果なので、スマホで長時間テイワットを探索する場合はこの結果よりフレームレートが伸び悩むと思います。

上でも触れましたが、Kirin980や855+でこの結果なのに公式が845を推奨スペックにしていて、どうして推奨なのか、どの程度で遊べるのか説明していないのは、正直どうかしていると思います。

だからと言って、もっと高性能なハイエンド端末を用意して「最高画質+60fps」を維持できたとしても、発熱など諸々で端末の寿命を削っているようなものですし、原神のためだけに10万円のゲーミングスマホやiPad Proを用意するのは、多くの旅人にとって現実的じゃないです。(その値段でPC・PS5が買えます)

個人的に思うこと

元も子もないことを言うと、スマホ(特にAndroid)で「最高設定+60fps」”には”拘らないで「iPad+コントローラー」か「単体GPU搭載のPC」、手に入るなら「PS5」にした方が幸せになれると、PC・Androidそれぞれの環境でプレイしてみた私は個人的に思います。

原神がスマホゲーとして、最高峰のグラフィックで素晴らしいゲームあることは周知の事実ですが、あくまでスマホとして”は”です。

絶対的な画質の差

当たり前の話で申し訳ないのですが、PC版とモバイル版を最高画質設定で、画質を比較した場合はかなりの差があります。(無圧縮にしたので、ダウンロードして比較して頂いても構いません)

【比較①】

【比較②】

【比較③】

【比較④】

動作の安定性は言わずもがな…絶対的な画質を求めた場合は、PC版とPS5版は元より、PS4にもモバイル版は劣ります。

特にPC版との差を目の当たりにした後で、わざわざスマホへのダメージが大きい「最高設定+60fps」に、拘る必要がないと私は思いました。(どう思われるかは人それぞれですが…)

色々踏まえて

個人的に、スマホには画質より極端に処理落ちせず安定してプレイできた方が良いと感じたので、スマホに無理のない範囲でフレームレート重視の設定にしてます。

レンダリング精度とシャドウを「低」にすると、流石に見るに堪えなかったので「中」。

視覚効果は上記したように差がほぼないので「低」、SFXとシーン細部は負荷を減らすために「最低」。

無駄なモーションブラーと、露骨に”発光させた感じ”が好きではないのでBloomは「OFF」。

アンチエイリアスを切るとジャギーやモバイル版の粗が目立つので「TAA」に設定。

「Realme x2 pro」で、稲妻を20分間探索した場合、平均51fps・最低14fps…と、なんとかストレスが少ない及第点な動作に。

モバイル版はPC版と違い、一部フィールドやオブジェクトを読み込んでから後で生えてきたように描画するので、一時的に10fps台まで低下しますが「ver 2.0」にて色々重くなった元凶である稲妻で平均50fps程度でプレイできれば、概ね動作的には快適と言えます。

あとがき

私は、基本PCで原神をプレイしているのですが、たまにスマホでプレイすることもあります。

そんなスマホ版の画質設定などの情報を調べても、当時(リリースから2~3ヶ月)は、マトモな情報が出てきませんでした。

あっても、折角グラフィックが綺麗な原神をプレイしているのに「端末や動作が重い場合は、低設定にしよう!」とか「要らないアプリをアンインストールしたり、端末を再起動しよう!」…みたいな感じの頭ヒルチャールな情報ばかりでした。(はじけろ!)

なので、自分で画質設定をいじくり倒したり、fpsを計測したりしたことの試行錯誤や調べた情報をそれっぽくまとめてみました。

最後の方で、若干モバイル版を否定に近い文言で書いた部分もありますが、手を出す敷居が低くスマホで手軽に原神に触れられるのは、他のプラットフォームにないモバイル版の強みです。

この記事を去年書いてから、ここまで多くの旅人さんに読んで頂けるとは思ってもいませんでした。

付け足し…付け足しで内容を追加してきたので、最早跡形なく内容が変わっていてあまり参考にならんかもですが…。

今は、螺旋やイベント、長時間プレイして原神を楽しむのはPCに任せてサクッと短時間だけ、鉱石掘りや樹脂の合成、ストア経由の課金、デイリー消化用の手段としてスマホ版をプレイしてます。